以前、足指の意識を変えるだけで、下肢の動きが変わるかどうかの実験をしました。
結果だけいうと、面白いくらい動きが変わります。
やっぱり足指は5本全てに意識が向かないとダメですね。
指の意識別の動きの違い
意識する指を変えて片足スクワットをおこなうと、下肢の動きがどのように変わるかを実験したのですが、
これは言葉で説明するよりも、実際に動画や画像を見ていただくのが一番わかりやすいと思うので、まずは下記の動画を観てください。
まず最初は、親指の下にチューブを挟み、片足スクワットをしている動画。
その後に、人差し指、中指、薬指、小指の下にチューブを挟んで片足スクワットをしている動画と続いていきます。
いかがでしょう?この動画で動きの違いに気づいた方もいるかと思いますが、わかりづらい点もあるので、今度は画像をお見せしますね。
いかがでしょう?
今度はわかりやすいので、気づいた方が多いと思います。
そうなんです。
足指の意識を変えるだけで、膝の向きが変わるのです。
そして、この中でも特に安定感があったのが中指です。
中指意識が一番安定感がある
動画や画像をみると、親指に意識を向けてると膝が内側を向き、中指だと膝は前、小指だと膝が外側を向いてます。
そのため、この動きだけ見ると、中指に意識があった方が安定しているように見えますよね。
実際の感覚も、中指意識が一番安定感があったので、基本的な動きに関しては、中指に意識があった方が良さそうです。
ですが、身体を動かす上では、中指意識だけだと不十分。
なぜなら、日常やスポーツ動作は、つま先に対して膝を真っ直ぐに向ける動きだけではないからです。
動く方向によって指の意識を変える
例えば、内側に方向転換する時はつま先に対して膝が内側を向いた方が、方向転換しやすいですよね。
つまり親指意識です。
そして逆の場合は膝が外側を向いた方が方向転換しやすいです。
この時は小指意識です。
このように、動く方向によって意識を向ける指を変えることができれば、方向転換をスムーズにすることができます。
では、どのようにしたら全ての指に意識を向けることができるのか。
それは、全ての指を触って感覚を作ることです。
5本指を触って感覚を作る
真っ直ぐ歩く時。そして方向転換をする時。
その瞬間瞬間に、わざわざ動く方向側の指に意識を向けることなんてできませんよね。
そのため、無意識にでも、動く方向側の指に意識が向くように、普段から5本の指、全てを触って動かして感覚を作っておく必要があります。
それには、足指をゆるめるワークが効果的です。
このワークは足指を一本一本触って動かしていくので、5本指全てに意識を向けるのにとても効果的なワークです。
下記の手順で実践してみましょう。
足指をゆるめるワーク
まずワークに入る前に、足指をグーパーと動かして、今の感覚や動かしやすさを覚えておいてください。
それが確認できたら、ワークに入っていきましょう。
※以下、右の足指をほぐす手順
- 左膝の上に足を乗っける。
- 右手で足の甲を持ち、左手で小指を回す。
- 回し終わったら右手の人差し指で小指を弾く。
- この流れを全ての指でおこなう。
詳細なやり方は動画で。
※3分のところがそのやり方になります。
この流れを左右両方ともおこない、終わったら、再度足指のグーパーをおこなっていきましょう。
いかがでしょうか?
先程より、足指の感覚が鋭くなり動かしやすくなっていると思います。
普段からこれをおこなうことで、下肢の安定感や、方向転換のしやすさが変わってくるので、
スポーツをおこなっている方はもちろんのこと、そうでない方も、日常の動きが楽になるので、是非このワークを試してみてください!
まとめ
- 意識する指を変えるだけで、膝の向きが変わる。
- 中指意識が一番安定感があるので、通常な中指意識が良い。
- だが、方向転換をする時は、その方向側の指に意識があった方が、方向転換がしやすくなる。
- 動きを変える度に指の意識することはできないため、普段から5本指全てを動かしておき、無意識に使えるようにしておく。