猫背解消の補足。肩甲骨の間でもここなら有り!

猫背

昨日はいつもより少しPV数が高かったです。(PV数とはブログのページ閲覧数)

現在、1日の平均が1000〜1500PVくらいなんですが、昨日は約2000PV。

なぜ高かったのかというと、それはやはり、昨日の記事の影響が大きいですね。

これは勝手な予測ですが、やはり世間一般に流れてる猫背改善方法に、違和感や疑問を抱いてた人が結構多かったのかなーと。

猫背解消のために肩甲骨を寄せるとかマジで無意味!むしろ逆効果!指導してる人は直ちにやめよ!

そりゃそうですよね。

だって肩甲骨寄せるだけじゃ変わりませんもん。

猫背を改善するには、しっかり全身を見て、どこが影響してるのかを見定めてから矯正に入らなければなりません。

「背中が丸まってる→肩甲骨を寄せる」

じゃ変わらないのです。
昨日も書きましたが、そんな単純じゃないので。

まあそれでもね。

私も肩甲骨を寄せることを完全に否定しているわけではないのです。

やり方によっては寄せるのは有りだと思ってます。

猫背矯正で肩甲骨を寄せるならここを狙え!

狙うのであれば僧帽筋下部。そして広背筋です。

昨日の記事では、肩甲骨を寄せると肩甲骨を寄せながら肩を上げてしまう菱形筋を使ってしまうため、逆に猫背を助長してしまうと書きました。

※詳しくは昨日の記事を読んでくださいね。

ですがこの2つの筋肉は、肩甲骨を寄せる筋肉ですが下げながら寄せる筋肉のため、猫背を助長する可能性は低いです。

なので猫背解消のために肩甲骨を寄せるエクササイズを入れるのであれば、僧帽筋下部と広背筋を狙うと良いと思います。

ですが、これもただやるだけではいけません。

ちゃんと猫背解消に必要な要素を揃えた後にやらなくてはならないのです。

肩甲骨を寄せるエクササイズの前に必要なこと

それは昨日の記事でも書いた、体幹のインナーマッスルで姿勢を保持する役割がある大腰筋の働きを高めることです。

僧帽筋下部は僧帽筋の中の一部で、肩を下げる時に働きますが、同じ僧帽筋の中でも上部は肩を上げる筋肉です。
尚且つ僧帽筋の下には菱形筋があり僧帽筋と繋がっているので、いくら僧帽筋下部を狙ってエクササイズをしても、姿勢を保持する大腰筋が働かなければすぐに姿勢が崩れてしまい、瞬く間に僧帽筋上部菱形筋に力が入ってしまうのです。

そのため、僧帽筋下部や広背筋を鍛えるのであれば、まずはじめに大腰筋の働きを高める事が必要です。

大腰筋の働きを高めるワーク

これも昨日の記事に書きましたが、確認の意味でここにも書いておきます。

大腰筋の働きを高めるワークは2つあり、
1つ目がみぞおち(ヘソから指4本上)の反対側の背骨(胸椎12番)を動かすこと。
ここを触ったら、背骨を前後・横・捻りと各3〜5回ずつ動かしていきます。

そして2つ目が股関節を触って動かすこと。
足を腰幅に開きつま先前。その状態で股関節(恥骨の隣)を触り身体を曲げて裏もものハムストリングスを伸ばす。
そこからお尻のほっぺの下の坐骨あたりを触り身体を起こす。これを10回繰り返していきます。

これで大腰筋の働きを高めたら、この部位を意識しながら肩甲骨を寄せるエクササイズをします。

肩甲骨を寄せるエクササイズをする時の意識

背中のエクササイズはいくつもあるので、どのエクササイズを選ぶかはご自身で決めてください。

ここでは基本的な意識をお伝えしたいと思います。

まず立位・座位、どちらの体勢のエクササイズも、しっかり股関節に乗ります。
そして脇と胸椎12番を近づけるように肩甲骨を寄せていきます。

なぜこのような意識でやるのかというと、それは脇には広背筋があり、胸椎12番には大腰筋以外にも僧帽筋下部や広背筋が付着しているからです。

例えば、背中の代表的なエクササイズにラットプルダウンというマシンを利用したエクササイズがあります。

このエクササイズで言えば、下記の画像のような意識で引っ張るのです。

もし脇の感覚がわからないようでしたら、大腰筋の働きを高める2つのワークの後に、脇の意識を高めるワークをやると良いと思います。

手順としては、脇の下に手を当てて、肩を前後に各10回ずつグルグル回す。これだけです。

このような感じで、肩甲骨を寄せても菱形筋が極力働かないように。大腰筋を使いながら肩甲骨を寄せるエクササイズをしてみてください。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas