「ゆがみ=痛み」ではない。矯正しなくても痛みを取り除くことはできる。

痛み

たまにこういったご相談をされることがあります。

「腰が痛いから骨盤を矯正してほしい。」「姿勢が悪くて肩がこってるから姿勢をなおしたい」「O脚で膝が痛いからO脚をなおしたい。」などです。

これら全ての方が身体のゆがみを矯正すれば痛みがとれると思っています。

確かにそんなイメージありますし、ゆがみを矯正すれば痛みがとれるケースは多いです。

でも絶対じゃない。ゆがみと痛みはイコールにならない時があります。

ゆがみと痛みがイコールになる場合

もちろんこのケースは多いです。

例えば、先程あげた骨盤のゆがみと腰痛を例にとってみます。まず骨盤は仙骨(せんこつ)と寛骨(かんこつ)に分類されます。

仙骨と寛骨の間は仙腸関節(せんちょうかんせつ)と呼ばれ、膝とか股関節ほどは動かず、仙腸関節の動きは数㎜しかありません。ですが、その数㎜の動きの中でズレがあるとゆがみむことがあります。

そして骨盤には大腿骨や背骨も付着しているため、骨盤と背骨の間の腰仙関節(ようせんかんせつ)や骨盤と大腿骨の間の股関節の間にも動きがあるため、ゆがむことがあります。

このようなゆがみがあって痛みが生じる場合、表面上にあるアウターマッスルが緊張して固まっていることが多いです。

仙腸関節にゆがみがあると大殿筋(だいでんきん)や梨状筋(りじょうきん)。

腰仙関節にゆがみがあると脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)。

股関節にゆがみがあると大腿直筋(だいたいちょっきん)や大腿筋膜張筋/腸脛靭帯(だいたいきんまくちょうきん/ちょうけいじんたい)。

これらの筋肉が緊張して痛みが生じます。

ゆがみと痛みがイコールにならない場合

例えば、パラリンピックに出場されてる方の中には左右非対称な方もいらっしゃいます。つまりゆがんでいるということです。

ですが、こういった方でも激しいスポーツの動きを痛みなくすることができます。それはなぜかというと「ゆがみと痛みがイコールになる場合」に書いた筋肉を使いつつも、負担をそこだけに集中させずに分散することができているからです。

その分散する場所がクロスポインでご紹介しているインナーマッスルだったりします。

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

クロスポイントの詳細な刺激方法

ゆがみと痛みがイコールにならない人はこれができてるケースが多いです。私のお客様の中にもプロではありませんが、スキーやゴルフ、マラソンやトライアスロンなどスポーツをやっている方がいます。猫背だったり、O脚だったり、扁平足だったりと身体はゆがんでいますが、しっかりワークを継続していただけてるので、ゆがんだままでもそのスポーツを痛みなく楽しんでもらえてます。

最後に

ゆがみと痛みがイコールになっているかは、正直自己判断はできないと思います。なので、痛みを取り除く治療は治療としてしっかりおこない、それと並行してクロスポイントワークも実践してください。

「整体+運動」のSPTパーソナルトレーニング

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas