驚愕!痛みの原因は「脳」にもある!

痛み

こんばんは!柴です。

最近、昔学んだことをもう一度復習しようと、痛みに関する本や資料を読みました。

やっぱりたまに昔学んだことを復習するのは良いですね。
鮮明に思い出すので(^ ^)

その中の一つが、本日の記事内容。

「痛みの原因は脳にもある」

という事。

これはあまり知られてないかなー??
なんて思ったので、ブログに書いてみました。

痛みの原因は患部にある場合。
別の部位の筋肉や骨、内臓、経絡などにある場合。
そして脳にある場合もあるのです。

痛みの基本構造

ここで話す痛みは、骨折とか捻挫とか脱臼とかの急性のものではなく、

ヘルニア持ちで、常に腰が痛い、、、
変形性膝関節症で、痛みが何年も続いてる、、、
頻繁に頭痛が起きる、、、

などの慢性的な痛み(3ヶ月以上)の話なので、それを踏まえて読んでくださいね。

さて。何故このような慢性痛が起きるのでしょう?

まず痛みの基本構造を簡単に流れで説明すると、

姿勢や歪み、身体の使い方や精神的ストレスなど、何かしらが影響して局所に負担をかける

交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されて血管が収縮。局所乏血(局所の貧血)が生じる。
また、運動神経の興奮により筋緊張が生じ、これまた局所乏血(局所の貧血)が生じる。

すると組織の酸素が欠乏するため、血管を拡張するブラジキニンなどのホルモンが分泌される。
ただこのホルモンは発痛物質でもあるため、これにより痛みが生じる。

といった感じですね。

そして慢性的に痛む場合。これの悪循環が起きてる可能性があります。

痛みの悪循環

これも先程と同じように流れで説明すると、

姿勢や歪み、身体の使い方や精神的ストレスなど、何かしらが影響して局所に負担をかける

交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されて血管が収縮。局所乏血(局所の貧血)が生じる。
また、運動神経の興奮により筋緊張が生じ、これまた局所乏血(局所の貧血)が生じる。

すると組織の酸素が欠乏するため、血管を拡張するブラジキニンなどのホルモンが分泌される。
ただこのホルモンは発痛物質でもあるため、これにより痛みが生じる。

痛むと交感神経が優位に。そして運動神経が興奮し筋緊張が生じるため、局所乏血が生じる。

すると組織の酸素が欠乏するため、血管を拡張するブラジキニンなどのホルモンが分泌される。
ただこのホルモンは発痛物質でもあるため、これにより痛みが生じる。

痛むと交感神経が優位に。そして運動神経が興奮し筋緊張が生じるため、局所乏血が生じる。


といった感じです。

そしてこの悪循環が生じると、この流れが脳にこびり付き、脳が緊張してしまうんです。

脳の分類

まず簡単に脳の分類を説明すると、脳は大きく3つに分かれてます。

  • 大脳
  • 小脳
  • 脳幹

です。

そして更に大脳は

  • 基底核系
  • 辺縁系
  • 新皮質系

の3つに分けられます。

脳の緊張には全体的に関係はするのですが、わかりやすくすると、この大脳の3つが大きく関係します。

大脳の使い方

まず中にある基底核系は身体運動の調整、姿勢、筋肉の緊張調整、辺縁系の制御に関係します。

そして辺縁系は、本能や自律神経、記憶を司ると言われています。

血圧、心拍数、呼吸。
恐怖、不安、悲しみ、喜び、直観。

などですね。

最後に表面にある新皮質は「人間の脳」「思考する脳」とも呼ばれ、

分析、創造、記憶、判断、言語活動

などの活動が行われます。

このように分けられるのですが、
痛みの悪循環が起きて、慢性化してる人ほど、新皮質系が優位/基底核系・辺縁系が劣位になり、脳内のバランスが悪くなっている可能性があるのです。

新皮質は思考する脳なので、ここが優位になると、常に痛みに関することを考えてしまいます。

こうすると痛くなりそうだなー、、、
なんで痛みが取れないんだろー、、、
同じような症状の〇〇さんは良くなってるみたいなのに私だけ、、、
本ではこう書いてあったけど、、、
この記事にはこう書いてあるな、、、

といった具合に。

本来、何か重要な問題が起きた時、
辺縁系は新皮質の働きを抑制すると言われているのですが、新皮質が優位になり、働きが強くなりすぎてしまうと、
辺縁系や基底核系が正常に働かなくなってしまい、自律神経が乱れてしまうことがあるのです。

それで交感神経が優位になり、アドレナリンが分泌されて血管が収縮。局所乏血(局所の貧血)が生じて、痛みが出てしまいます。

このように脳内で優劣の差が出てしまうと、痛みの悪循環がなかなか取り除けなくなってしまうんですね。

でもこれはなんとかしたいですよね?

そのための方法の1つが、次で紹介する呼吸法にあります。

痛みの悪循環を取り除くには??

ここで1つ覚えておいていただきたいのは、
紹介する呼吸法だけをやれば、痛みが取り除けるわけではありません。
きちんと治療や運動などで患部を整えつつやる事で効果を発揮するので。

さて、その呼吸法とは、昨日YouTubeにあげた【頭痛・脳疲労】を自分で治す呼吸法」になります。

動画内で紹介した百会呼吸。これが効くんですね。

何故かと言うと、
あの呼吸は頭の中心に意識をむける呼吸法になります。

頭の中心には、基底核系や辺縁系があるので、頭の中心に意識が向けば基底核系や辺縁系の働きも高まるので、新皮質系とのバランスも取りやすくなるのです。

あとこの呼吸は、実際は腹式呼吸になります。
腹式呼吸は副交感神経を優位にして、リラックス効果を高めてくれるので、優位になった交感神経を抑えてくれます。

この2つの理由から、脳内のバランスを整えるのに効果的なのです。

まとめ

では最後にまとめると、

  • 姿勢や歪みなど何かしらが影響して局所乏血が起きることにより、そこから発痛物質が出て、痛みが生じる。
  • 慢性痛の人は「局所乏血⇄痛み」の悪循環が起きてる可能性がある。
  • 悪循環が脳にこびりつくと、「新皮質系が優位/基底核系・辺縁系が劣位」になり、自律神経が乱れて、痛みが出て、悪循環から抜け出せなくなる。
  • 百会呼吸で基底核系・辺縁系に意識を向けることで、脳内のバランスを整える

このようになるので、
慢性的な痛みでお悩みの方は、治療や運動をしつつ紹介したワークをやってくださいね!

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas