おはようございます。柴です。
先週「どうして寒くなると関節が痛むか?冷えと痛みの関係」という記事を書きましたが、
実は、冬に関節が痛む理由や、ケガをしやすい理由は、寒さだけではないのです。
他にも、寒さとは直接関係ない要素が、色々あったりします。
目次
冬にケガをしやすくなる3つの理由
ケガをしやすくなる理由は、
- 仕事疲れ
- 暴飲暴食
- やる気が出ない
の3つ。以下で1つずつ解説していきます。
仕事疲れ
業種にもよりますが、年末年始になると、仕事が忙しくなる人が増えてきます。
そして、イベントごとも多いうえに、子どもがいるご家庭では、子どもが冬休みに入るので、自宅でやる事も色々と増えてきます。
そのため、徐々に疲労感が蓄積されていき、その状態で運動をすると、集中力を欠く事が多くなるため、ケガをしやすくなるのです。
先日セッションをおこなったクライアントが、仕事が忙しくて、少し疲れが残ってる状態でトレーニングをしたのですが、
その時は、やはり力が入りづらいうえに、ブレやすい状態だったので、少し負荷を落としてトレーニングをおこないました。
暴飲暴食
クリスマス、忘年会、新年会。
冬の時期になると、イベントごとが多いぶん、外で食べたり飲んだりする機会が多くなるため、内臓に負担をかけやすくなります。
内臓の筋肉は体幹のインナーマッスルと繋がりがあるため、暴飲暴食で内臓が疲労してしまうと、体幹のインナーマッスルの機能が低下してしまいます。
インナーマッスルの機能は以下で確認してください。↓
体幹のインナーマッスルは、上肢や下肢のインナーマッスルとも繋がりがあるため、機能が低下すると、全身の関節が不安定になり、その状態で身体を動かすとケガをしやすくなるのです。
やる気が出ない
冬は寒いので、動きたくなくなりますし、寒いし暗いしで、その影響で精神的にも落ち込みやすくなります。
落ち込んでいたり、どことなく不安な気持ちがあったりすると、インナーマッスルの力が低下します。
そのため、いつもより関節は不安定状態になり、調子が良い時のようなパフォーマンスを発揮できなくなるのです。
そんな時に、無理矢理いつものメニュー通りの運動をおこなうと、関節の負担が大きくなるため、ケガに繋がりやすくなります。
このような状態の時は、軽めの運動にする事をオススメはしますが、いつも通りのメニューをやらないと落ち着かない人が中にはいると思います。
そんな時は、ウォーミングアップとして、インナーマッスルを活性化させるストレッチをおこなってみてください。
インナーマッスルを活性化させるストレッチ
ケガをしやすい状態のときは、インナーマッスルの機能が低下していることが多いため、
ウォーミングアップとして、先にインナーマッスルを活性化させるストレッチをおこない、ケガの予防をします。
クロスポイント
クロスポイントとは、インナーマッスルを機能を高めるツボみたいなもので、
特に重要なのが、体幹と上肢を繋ぐ脇。体幹のみぞおち/背中。体幹と下肢を繋ぐ股関節/お尻。の3部位。
この3部位を意識しながらストレッチをおこなうので、まずはじめに刺激して、インナーマッスルの機能を高めて行きます。
ワークのやり方は、この記事を参考にしてください。↓
詳細な刺激方法は、LINE@限定動画でご確認ください。↓キャットツイスト
このストレッチで、体幹から上肢を伸ばしていきます。
- 横向きで寝転がり、みぞおちの力を抜きながら丸める。
- 上の膝を手の甲か肘で抑えながら、反対の腕を大きく広げる。この時、脇のクロスポイントを意識する。
- この状態で深呼吸10回おこなう。
割膝ストレッチ
このストレッチで、下肢を伸ばしていきます。
- 足を前後に開き、前足の股関節のクロスポイントと、みぞおちのクロスポイントを触る。
- みぞおちのクロスポイントを丸め込みながら、股関節のクロスポイントを曲げて、身体を前に倒す。
- 両手を離し、地面を触る。この状態で20秒キープする。
最後に
自分は大丈夫!と思っていると、本当にケガをしてしまうので、3つの理由に当てはまる方や、当てはまりそうな方は、
運動前にご紹介したストレッチをおこない、しっかりと予防してください。
そして、あまりにも調子が悪いときは負荷を減らす、もしくは休むことも必要なので、絶対に無理はしないでくださいね。