僕は鍼灸師の国家資格持ってますが、今は全く鍼を刺してません。
刺さなくなってから
「なんでやらないの?」
「勿体無くない?」
などなど色々言われましたが、別にそれでもいーじゃん!と思っているのです。
僕は鍼灸の資格を取ったけど、それをやめてパーソナルトレーナーとして生きていく事を選んだ。
その時「勿体ない」と散々言われたけど、逆にその資格に縛られて、何をするかを限定的にする方が勿体ないと思うんだよね。
その縛りを捨てれば色々な道が拓けて、可能性は無限に広がる。
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) August 26, 2019
資格持ってるからってそれで仕事しなくても良いと思う
資格取得した直後は刺しましたよ。鍼灸整骨院に勤めて、大学の野球部でもトレーナーをやってたので、どちらでも鍼を使いました。
でもですね。やりながら思ったんです。「手を使った施術や運動指導のが楽しいな」と。
そう思ったらどんどん鍼を刺さなくなり、結局今は全く刺してません。でもそれでも良いと思うんですよ。だって、鍼灸師になったら鍼灸を絶対使わなければならないなんてルールどこにもないんだから!
学費が勿体ないとかも言われましたが、そこで色々な人の繋がりができましたし、医学的なことも学ぶことができました。それは今でもキチンと生きてます。
それに何故、国家資格を取得する学校を出た後、その仕事をしてないと学費が勿体ないとか言われるのでしょう?普通に大学出て就職してる人は勿体無くないんですか?こういった事言われるとね、その仕事を辞めたくても辞められなくなるんですよ。
「そーだよなー、、、せっかく資格取ったんだから、、、」
「やっぱり勿体無いよなー、、、」
みたいな感じになって。
多分それで悩んでる人多いと思います。
何するかはその人の自由
資格取得後、その職についてみると気づくことってあると思います。「あ、意外とこの仕事楽しくない、、、」と。
でもそれに気づいても、周りになんて言われるかが気になって言えずにいる。そして誰にも相談できずに、ただ淡々とその仕事をこなすようになり歳を重ねる。すると更にこの「資格縛り」から抜け出せなくなる。
別にね、
鍼灸師は鍼灸治療院に勤めなければならないとか、
柔道整復師は整骨院に勤めなければならないとか、
理学療法士は病院に勤めなければならないとか
そんなルールないんですよ。
別に良いんです。
鍼灸師が運送業したって。
柔道整復師がOLしたって。
理学療法士が販売員したって。
「病院は楽しくないけど、お惣菜販売するの超たのしー!!!」となるのなら、その心の声にきちんと耳を傾けて、その仕事をやるべき。自分に嘘ついて生きていても全く楽しくない。苦痛な人生に終わってしまう。
もちろん人によっては、そんなすぐに変えることはできないかもしれないけど、本当に嫌なら、少しずつでも別の仕事をする準備をしていけば良い。
そして周りの人も、もしそういった相談をされたり、辞めたそうな雰囲気がある人がいたら、「せっかく資格取ったんだから!」とか言わないであげてほしい。
辞めたい人はその言葉が一番キツイんです。
その言葉を聞きたくないから辞められないんです。だから言わないであげてほしい。
きちんと話を聞いてあげてほしい。