- 寝付きが悪い
- 眠りが浅い
- 夜中に目が覚めてから眠れなくなる
そんな睡眠の悩みをお持ちの方も多いと思います。
実はその原因、頭の筋肉の固さからきているかもしれません。
本記事では頭の筋肉が固まる原因と睡眠との関係。そして寝る前に簡単にできる頭のストレッチ方法をご紹介します。
お悩みの方。身近に悩んでいる人がいる方はぜひ読み進めてください。
目次
頭の筋肉と睡眠の関係
「筋肉」と言われると腕や脚、体幹部にあるイメージだと思いますが、頭にも筋肉が存在します。
大きく分けると、
- 目の筋肉
- 顎の筋肉
- 首から顎・後頭部に付着する筋肉
- 頭を覆う筋肉
です。
細かな原因は後述しますが、これらの筋肉が固まると縮こまるため、頭を締め付けられるような感覚になります。ちなみに、これが酷くなると頭痛に繋がります。
睡眠に入る時はリラックスさせる副交感神経が優位にならなければいけないんですが、頭が締め付けられると筋肉も脳も興奮状態になるため、交感神経が優位になり、睡眠の妨げになります。頭の筋肉が固まる原因
原因はいくつかあり
- 精神的ストレス
- タバコ
- 不良姿勢
が考えられます。
精神的ストレス
仕事やお金、人間関係など現代人は様々な悩みを持ち、ストレスを抱えています。
精神的ストレスがあると、頭で何かを考えてることが多いので、脳は休む暇がありません。
その中でも特に使われるのが頭の前にある前頭葉です。考え事をしていると前頭葉が活性化するため、その影響はおでこや目、こめかみにまで広がり、その周辺の筋肉は固まります。
タバコ
タバコは交感神経を優位にするため寝付きが悪くなりますし、なおかつ血流も悪くなります。
血流が悪くなると酸素や栄養素を細胞に運べなくなり、筋肉はどんどん萎縮し、固まります。
これが全身の筋肉に起こるため、頭の筋肉も血流が悪くなり固まります。
不良姿勢
猫背や反り腰などの不良姿勢になると、主に背中や首肩周りの筋肉が固くなります。
これらの筋肉は全て頭の筋肉と繋がりがあるため、不良姿勢になるだけでその固さが頭の筋肉にまで伝わり影響を与えます。
睡眠前におこなう頭のストレッチ
頭のストレッチは、筋肉がゆるむためリラックス効果があり、脳の活性化も抑えることができます。
側頭筋をゆるめる
側頭筋とは頭の横にある筋肉で、ここが固まるとこめかみや目の筋肉にまで影響を及ぼします。
以下の手順で側頭筋をゆるめていきましょう。
- 耳の上、真ん中、下と3方向に向けて左右同時に引っ張る。
- 少し痛みを感じるところあたりで止めて、深呼吸2〜3回おこなう。
側頭筋と頭蓋骨をゆるめる
頭蓋骨は23個の骨で構成されており、その間は自分の意思とは関係なく、ほとんど感じることができないくらい微妙にゆるんだり、しまったりしています。
筋肉が固まると前後左右から逃げ場もなく頭を締め付けられるので、側頭筋と頭蓋骨を一緒にゆるめて頭の緊張感を取り除きます。
- 耳の付け根を指で左右両方とも挟む。
- 指で頭を押さえて固定。
- 耳を前後に各5〜10回ずつ大きく回す。
百会穴の刺激
頭のてっぺんには百会(ひゃくえ)と呼ばれるツボがあり、そこを刺激すると、頭の上から目の周りにある筋肉をゆるめることができます。
- 耳の穴に親指を入れて、頭頂部で中指を合わせる。
- 合わさったところが百会穴なので、そこを気分が悪くならない程度に押して刺激を入れる。
まとめ
- 頭の筋肉が固まると、筋肉も脳も興奮状態になるため、交感神経が優位になり、睡眠の妨げになる。
- 頭の筋肉が固まる原因は精神的ストレス・タバコ・不良姿勢。
- 頭のストレッチは、筋肉がゆるむためリラックス効果があり、脳の活性化も抑えることができる。
最後に
寝る前の一手間で睡眠の質があがるので、ぜひ本日の夜から実践して、快適な睡眠を手に入れてください。