首肩こりと頭痛は切っても切り離せないほど関係が深いため、悩んでいる方は非常に多いのではないでしょうか。
私も学生の頃、ストレス?が原因なのか一時期頭痛に悩まされた時期があったので、頭痛の辛さはよくわかります。
本日は頭痛の種類や首肩こりとの関係、予防・改善するためのセルフケアワークをご紹介します。
目次
頭痛の種類
頭痛にも様々な種類があり、大きく分けると「日常的に起こる頭痛」「慢性頭痛」「脳の病気に伴う頭痛(危険な頭痛)」の3種類に分けられます。
日常的に起こる頭痛
これは体調不良や風邪、二日酔いなどが原因の頭痛で、原因が解消されれば自然に治ります。
慢性頭痛
「日常的に起こる頭痛」のような原因がなく、繰り返し起こる頭痛です。
いわゆる「頭痛持ち」の頭痛で、頭痛全体の約80%はこのタイプだと言われています。
そして慢性頭痛は「片頭痛」「緊張型頭痛」「群発頭痛」の3種類に分けられます。
片頭痛
片方。もしくは両方のこめかみから目のあたりにかけて、脈を打つような「ズキンズキン」と痛むのが特徴です。
主な原因としてストレスや疲労、寝すぎ・寝不足といった不規則な睡眠、梅雨や台風時期の低気圧といった天候の変化、女性の場合は生理周期などがあげられます。
緊張型頭痛
慢性頭痛のなかで一番多いのが緊張型頭痛。頭全体が締めつけられるような痛みがあるのが特徴です。
主な原因として精神的ストレスや、長時間同じ姿勢が続くといった身体的ストレスなどがあげられます。
群発頭痛
男性に多くみられる頭痛で、目の奥がえぐられるような激しい痛みがあるのが特徴です。
主な原因として体内時計が関係してるのではないかと言われています。
脳の病気に伴う頭痛(危険な頭痛)
くも膜下出血や脳出血などの病気が原因で起こる頭痛で、急激に激しい痛みがあらわれることが多く、命にかかわることもあるので注意が必要です。
頭痛と首肩こりの関係
この中で首肩こりと特に関係が深いのが、慢性頭痛の緊張型頭痛です。
緊張型頭痛は精神的ストレスや長時間同じ姿勢(デスクワークなど)を続けることにより、血行が悪くなり背中から首肩、頭の筋肉が緊張してしまうことで起こります。
ここで、もう少し具体的に筋肉名をあげてみましょう。
デスクワークだと猫背姿勢になり頭が前に突っ込む人が多く見られますが、この姿勢になると腹筋も背筋もガチガチに固まります。
この状態になると、腹筋は首の前にある胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と頭皮の筋膜と繋がりがありますし、
背筋は首の付け根にある後頭下筋群(こうとうかきんぐん)と頭皮の筋膜と繋がりがあるため、
前後から挟むような形で首と頭を固めることになります。
そして、胸鎖乳突筋が固まるとその上にある側頭筋も引っ張られて緊張します。
さらに、ストレスがたまると噛み締めやすくなるため、噛む時に使われる咬筋(こうきん)も固まり、この筋肉も側頭筋と繋がりがあります。
つまり、横からも頭を固めることになるわけです。
頭蓋は23個の骨で構成されており、その間は自分の意思とは関係なく、ほとんど感じることができないくらい微妙にゆるんだり、しまったりしています。
筋緊張により前後左右から逃げ場もなく頭を締め付けられると、頭蓋をゆるますことができなくなるため、その結果頭痛が引き起こされます。
これを改善するにはこれらの筋肉を柔らかくし、頭蓋をゆるめる必要があります。
そして頭痛が無い時でも、普段から上肢から体幹のインナーマッスルを機能させることにより、頭痛の予防をすることができます。
頭痛と首肩こりを解消するセルフケアワーク
腹筋背筋をゆるめる
- へそから指4本上のみぞおちの力を抜き、軽く丸める。
- みぞおちと反対側の背中を触り、息を吸って触ってる部位を膨らまし、吐いて元に戻す。
後頭下筋群ほぐし
背中側の頭と首の栄目の中央と、その両脇のくぼみを押してほぐす。
胸鎖乳突筋ほぐし
首の横にあるコリコリした筋肉を指でつまみ、頭側から鎖骨側まで満遍なくほぐす。
咬筋ほぐし
顎のエラあたりに指を当ててほぐす。
側頭筋をゆるめる
耳の上、真ん中、下と3方向に向けて左右同時に引っ張り、少し痛みを感じるところあたりで止めて、深呼吸をする。
側頭筋と頭蓋をゆるめる
- 耳の付け根を指で左右両方とも挟む
- 指で頭を押さえて固定
- 耳を大きく回す
頭痛と首肩こりの予防をするセルフケアワーク
上肢と体幹のクロスポイント
上肢と体幹、計8ヶ所のクロスポイントを刺激して、インナーマッスルを優位にし、肩こり・頭痛を引き起こす筋肉が固まりづらい状況にします。
詳細なやり方はLINE@登録者限定動画をご確認ください。最後に
少しワークの量が多いですが、1つずつ丁寧におこなうことにより、効果を出すことができます。まとめてやる必要はないので、日を分けながらでも地道に取り組んでいってくださいね。