僕には2歳の息子がいるんですが、まぁ動く動くで。
小猿ですね。笑
僕の小さい頃にそっくりです。
そんな動く息子を追いかけ回したり、一緒に遊んだりしながら、こっそり身体の動きを見てるんですが、子供の身体は本当によくできてるなぁといつも関心しています。
それには2つあり、
1つが、小さい子特有のあのポッコリお腹ですね。
あのお腹のお陰で重心を下に落として下半身を安定させてるから、頭が大きくてバランスの悪い身体でも安定してるんです。
子どもの動き見てるとつくづく勉強になる
まずあのポッコリお腹ね
あのお腹のお陰で重心を落としてるから足腰が安定する
だからあの頭大きくて比率の悪い身体でも安定して動けるんだよ
— 柴 雅仁@本を2冊連続出版📚 (@PT_shiba) November 7, 2019
そして2つ目が、ジャンプする時や、上にあるものを取ろうとする時は、逆にお腹を思いっきり凹まして、胸を膨張させてます。
これで重心を上にあげて足元を軽くしてるんです。
これが動ける身体の秘訣の1つですねー。
ポッコリお腹が下半身を安定させる
お腹がポッコリしてる時ってお腹に意識があるので、重心が落ちて下半身がどっしりとします。そして体幹のインナーマッスルがフルに活用されて、それと繋がる裏ももや内ももの筋肉も使われるため、体幹や下半身全体の安定感が増すんです。
大人はポッコリお腹を嫌がる人が多いですが、このようにとても役に立つんですよ。ポッコリお腹は。
でもですね。ただ、ポッコリしてるだけではダメです。
ただお腹がポッコリしてるだけだと、重心が下に落ちっぱなしになるので、例えば歩く時や走る時は足腰に負担がかかり過ぎて、痛める可能性が高くなります。
そのため、状況に応じて重心位置を胸に持ってく必要もあるんですね。
逞しい胸が足元を軽くする
子供はこれを上手く使ってますね。
冒頭に書いたように息子も、動きに応じてお腹をポッコリさせたり、胸を膨脹させたりと、無意識に重心位置を変えてます。
本当はその写真を撮りたいのですが、動き回ったるため、なかなか撮れずなのが残念ですが(^_^;)
胸が膨脹してる時は、重心が上がってるため、逆に足元が軽くなります。
試しに腹式呼吸で下腹部(ヘソから指4本下)と反対側の腰を5−10回ほど膨らました後にジャンプしてみて、今のジャンプのしやすさを覚えておいてください。
次に胸式呼吸で胸を前後左右に5−10回ほど膨らました後に、再度ジャンプしてみてください。
いかがでしょうか?後者の方がジャンプしやすくないですか?
このようにお腹に意識があるのか。胸に意識があるのかで、動きがまるで違ってしまうんですね。
なのでこれは子供だけでなく大人もできた方が良いです。
下半身を安定させたい。例えば重い荷物を下から持ち上げる時は、お腹に意識があった方が、足腰にしっかりと力が入るため、持ち上げやすくなるし、
歩く時や走る時なんかは胸に意識があった方が足元が軽くなるので、歩きやすく、走りやすくなります。
ただそうは言われても、なかなか普段から意識するのは難しいですよね。
なので日頃からこの3つの呼吸ワークをやってください!日頃から練習することで、少しづつ日常の動きにも取り入れることができるので。
3つの呼吸
その3つとは、記事内でも既にやった腹式呼吸と胸式呼吸。そして胸⇄腹と重心を移動させることです。
では以下の手順でやってみましょう!
①腹式呼吸
- ヘソから指4本下の下腹部と、反対側の腰を触る。
- 舌を上顎の当てたまま鼻で息を吸って下腹部と反対側の腰を膨らませ、鼻で吐きながら下腹部と腰をを元に戻す。(吐く方は5−7秒かける)
- これを5−10回繰り返す。
②胸式呼吸
- 胸の真ん中を触る。
- 舌を上顎の当てたまま鼻で息を吸って胸の前横後ろと全方向を膨らませ、鼻で吐きながら元に戻す。(吐く方は5−7秒かける)
- これを5−10回繰り返す。
③胸⇄腹の移動
- 胸の真ん中と下腹部を触る。
- 舌を上顎の当てたまま鼻で息を吸って、胸を前後左右と全方向に膨らませ、鼻で半分だけ息を吐く。
- 胸に残った半分の空気の塊を、「みぞおち→へそ→下腹部」と落としていく。
- これを今度は「へそ→みぞおち→胸」と引き上げてく。
- この一連の移動を、息を止めながら行う。
- 苦しくなったら下腹部に落として鼻から息を吐く。
- できたらこれを2−3回繰り返す。
身近に子供がいる人は是非観察を!
もし身近に小さな子供がいる方は、ちょっと観察してみて欲しいですね。
ここに書いたような感じで重心位置変えてるのがわかると思うので。
そして大人にも必要な能力なので、是非この3つの呼吸。練習してくださいねー!