ここ最近のパーソナルで、不調が右半身に集中してる人や、右側を痛めてる人を多くみます。
例えば、
- 首肩こり・背部痛・腰痛全て右
- 右肩ばかりコル
- 股関節や足の不調は全て右
- 右膝や右スネ外が痛い
etc…
そしてその原因は、皆さん左半身の機能低下が関係していました。
実際11月末にこんなツイートしました。
歩行時の右膝外・スネ外に痛みがあるお客様
片足立ちが外によろけやすかったのが、真ん中に乗れるように🙌
歩行時の痛みも軽減しました。何やったのかというと、、、
反対側の左体幹と左ハム・内転筋の強化
左脚に乗れないから右に負担をかけてた感じです
結構これアルアル😮 pic.twitter.com/CA0gf5JhcA
— 柴 雅仁|鍼灸師・パーソナルトレーナー (@PT_shiba) November 29, 2023
ここにも書いたように、こちらのお客様は歩行時に右膝外・スネ外に痛みがあり、右足の片足立ちをすると外側によろけやすかったのですが、
左の体幹や裏もも・内ももを強化したら、右足の片足立ちで真ん中に乗れるようになり、歩行時の痛みも軽減したんです。
原因は横隔膜の左右差
ではなぜ左側を強化したら、右側の不調が解消されたのか?
それは横隔膜の左右差を整えたからです。
まず横隔膜を簡単に説明すると、みぞおち奥にあるドーム状になってる体幹のインナーマッスルで、呼吸の時に働きます。
呼吸時の肋骨の動き
そして呼吸をすると肋骨も動きます。 基本的な呼吸だと、息を吸うと肋骨が開き、息を吐くと閉じていきます。
横隔膜の左右差
横隔膜は左右で高さが違います。右よりも左の方が低いです。
つまり右から見たら、左の横隔膜は常に下がってるという事になります。
左横隔膜は下がってるという事は、右から見たら常に息を吸ってる時と同じ状態です。
肋骨は息を吸うと開き、息を吐くと閉じるため、常に息を吸ってる時と同じ状態の左側は、肋骨が開きやすく、それにより左体幹の筋肉や、そこと繋がる下半身の筋肉が弱りやすくなるのです。
このように横隔膜の左右差から、左半身が弱ってうまく使えなくなって、その分を右半身で補ってる。
そのせいで右側にばかり負担をかけて、右側に不調が出ているのです。
だから左側を強化したら、左右差が整い、右側の不調が軽減したんですねー。
僕がみる感じ、横隔膜の左右差で不調が出てる人は結構多くいます。
構造上仕方ないのですが、左右差が広がりすぎると不調が出るので、なるべく早い段階で対処した方がいいです。
最後まで読んでくださりありがとうございます(^ ^)