現代人に圧倒的に多い不良姿勢であるスウェイバック姿勢。
このスウェイバック姿勢になるとお尻に筋肉である大殿筋が筋力低下してしまいます…
大殿筋の筋力低下は、姿勢だけでなく、代謝が落ちたり、お尻が垂れ下がる原因にもなるので、これはなんとかしたいところです。
という事で今回はスウェイバック姿勢と大殿筋の関係について解説していきますね!
目次
スウェイバック姿勢とは?
その名の通り上半身が下半身より後ろに位置(スウェイ)した状態で、反り腰と猫背を合わせたように見える姿勢です。
これをもう少し細かく見ていくと…
- 頭が前に移動
- 胸が後ろに移動
- 腰が丸まる
- 骨盤が前に移動
- 骨盤が後ろに傾く
このような骨アライメントになっています。 では次に大殿筋について。
大殿筋の解剖学
簡単にいうと
【場所】
骨盤から大腿骨の外側辺りについてる
【働き】
股関節を伸ばす・外に捻る・開く・閉じる
専門的にいうと
起始 | 浅層線維:腸骨稜、上後腸骨棘、腰背腱膜、仙骨、尾骨 深層線維:腸骨翼の殿筋面、仙結節靭帯 |
停止 | 上部:大臀筋膜の外側部で腸脛靭帯に移行 下部:殿筋粗面 |
作用 | 股関節伸展、外旋 上方筋束:股関節外転 下方筋束:股関節内転 |
大殿筋とスウェイバック姿勢の関係
こちらの論文には スウェイバック姿勢では腹直筋の増加と内腹斜筋の減少が見られました。
さらに、股関節では、腸腰筋および大殿筋の上部および下部で有意な減少が見られました
〈参考〉Effect of standing postural deviations on trunk and hip muscle activity
このように書かれており、スウェイバック姿勢の人は、大殿筋の上部・下部両方ともが筋力低下をしてしまうようです。
大殿筋の上部・下部を どうやって強化する?
大殿筋は股関節の伸展以外に、上部は外転・下部は内転で作用します。 なのでこれらの動きを組み合わせたエクササイズをやるのが効果的です。
大殿筋を強化する
大殿筋下部トレーニング
- 足を腰幅に開き膝を立てる
- 腰を丸めながらお尻を上に上げる
- この時、大殿筋下部あたりに効いてるのを感じ取る
- これを10-20回行う
大殿筋上部トレーニング
- 足を肩幅かそれより少し広いくらいに開き膝を立てる
- 腰を丸めながらお尻を上に上げる
- この時、大殿筋上部あたりに効いてるのを感じ取る
- これを10-20回行う
最後まで読んでくださりありがとうございます(^ ^)