姿勢のゆがみの1つに反り腰があります。この姿勢はパッと見は良い姿勢に見えることもありますが、実際は腰痛や膝痛を引き起こす、身体にとってはあまり良くない姿勢です。
反り腰の原因はなんなのか?どうやったら改善することができるのか?今回は反り腰についてお話します。
目次
反り腰の原因
これはあくまでも私の主観に過ぎませんが、反り腰の根本原因は遺伝・性格・職業柄の3つだと思います。
遺伝
自分の両親、もしくは祖父母の姿勢が遺伝しているパターンです。
性格
性格的にせっかちだったり、せかせかしてる人に反り腰が多いような感じがします。
せかせかしている人はいつも頭で何かを考えてるため、前頭葉が活発に働きます。そうするとそこに意識が向くため、頭を前に突っ込むような姿勢になり反り腰になるわけです。
職業柄
接客業や講師業など人前に立つ人で、「良い姿勢でいなきゃ!」という気持ちが強い人は、常に胸を張っているため、反り腰になっています。
反り腰で固まる筋肉
背面のライン
反り腰になると、背骨を反るため腰の脊柱起立筋(せきちゅうきりつきん)が固まります。この筋肉は後頭部から腰まである長い筋肉で、腰の脊柱起立筋が固まれば必然と背中・肩・首と固まってきます。
そして脊柱起立筋は、裏もものハムストリングスやふくらはぎの下腿三頭筋と筋肉の膜で繋がっているため、脊柱起立筋が固まればハムストリングスと下腿三頭筋も連鎖して固まります。
正面のライン
反り腰は背面だけでなく、その反対側の正面のラインも固まります。
反り腰になると前のめりになるため、前に倒れないように膝に力を入れて踏ん張ります。その時に使われる筋肉はがもも表にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)です。
そして、大腿四頭筋はスネの前脛骨筋(ぜんけいこつきん)とお腹の腹直筋(ふくちょくきん)、首の胸鎖乳突筋(きょうさにゅうとつきん)と筋肉の膜で繋がっているため、大腿四頭筋が固まれば前脛骨筋・腹直筋・胸鎖乳突筋も連鎖して固まります。
反り腰を改善するには?
遺伝・正確・職業柄が根本原因だと、反り腰は治せないと思われるかもしれませんが、そんなことはありません。しっかり努力すれば治すことができます。
反り腰になると、正面も背面も固まるため、そこをゆるますことが反り腰改善の第一歩になります。そして、ゆるます方法の一つがインナーマッスルを優位にすることです。
インナーマッスルとは身体の中にある筋肉です。正面・背面より身体の中の感覚が強まれば、そこに意識が向くため軸が身体の中心にできあがります。そうなると、しっかりカカトや脚、背骨など骨の上に乗れてる画像右の姿勢になれるため、筋肉に余計な力を入れなくてすむので、正面や背面ラインにある筋肉がゆるんで反り腰を改善することができます。
クロスポイント
まずはインナーマッスルの意識を高めるため、14ヶ所あるクロスポイントを刺激します。ただ、量が多いので、全て刺激するのが難しい方は、反り腰に特に重要なわき・みぞおち/背中・股関節/お尻・膝裏・アキレス腱・足裏を刺激しましょう。
LINE@登録者は限定動画と合わせてご確認ください。割膝
この種目でみぞおち/背中・股関節/お尻のクロスポイントにある筋肉にさらに刺激を入れていきます。
- 足は前後に開き、骨盤は前を向け、後ろ足は伸ばす。
- 前足の膝を軽く曲げ、みぞおち(へそから指4本上)の力を抜き、丸めていく。
- その状態で内転筋とハムストリングスを叩く。
四股立ちで内転筋・ハムストリングス叩き
- 脚を肩幅の2倍に広げ、つま先をハノ字にする。この時みぞおちは丸め、お尻の穴を真下に向けておく。
- その体勢のまま軽く股関節を曲げお尻を下に落とす。
- その状態で内転筋やハムストリングスを叩く
LINE@登録者は割膝・四股立ちの両ワークとも限定記事と合わせてご確認ください。
最後に
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