肩こりや肩に痛みが出たとき、皆さんはどこをマッサージしますか?
丁度こってる部位だったり、背中だったり。人によっては胸をほぐすと思います。
でも、それで緩和されれば良いのですが、なかなか変わらない場合がありますよね。
そんな時は脇をほぐし、脇の機能を高める事をお勧めします。
目次
脇の筋肉は肩と繋がっている
脇には複数の筋肉が存在しますが、固まると肩に影響を与えるのは棘下筋や小円筋、三角筋です。
棘下筋と小円筋
棘下筋と小円筋は肩のインナーマッスルで、上手く機能すれば肩関節が安定するため、肩こりや肩の痛みを緩和させることができる筋肉です。
ですが、脇が原因で肩に不調がある人は、この筋肉が機能せず固まっています。
すると繋がりのある背中の菱形筋や、肩をすくめる肩甲挙筋も一緒に固まってしまうため、肩こりや肩の痛みを引き起こします。
三角筋
三角筋は棘下筋や小円筋などの上にあるアウターマッスルで、肩の動きを作る筋肉です。
アウターマッスルは意識しやすい筋肉のため、三角筋は棘下筋と小円筋とは逆に使いすぎで固まりやすく、肩こりの筋肉である僧帽筋とも繋がっているため、肩の不調の直接の原因となります。
脇の筋肉を柔らかくするにはほぐすだけでは不十分
脇の筋肉を柔らかくするには直接ほぐすのが有効なんですが、正直それだけだと不十分です。
なぜなら、ほぐすだけでは時間が経てば元に戻ってしまうからです。
元に戻らないようにするには、ほぐした後に前鋸筋の機能を高める必要があります。
前鋸筋は棘下筋や小円筋などの肩のインナーマッスル(ローテーターカフ)の機能を高めてくれるため、脇をほぐした後に前鋸筋の機能を高めると肩関節が安定し、元に戻る確率を下げて良い状態を保つ事ができます。
前鋸筋の機能の詳細は下記の記事をご参照ください。
前鋸筋の機能を高めるには、直接刺激と胸式呼吸
前鋸筋の機能を高めるには直接触って動かす事。そしてもう1つは胸式呼吸をおこなう事です。
胸式呼吸をおこなうと肋骨が広がり、上に引き上がります。
この肋骨の引き上げの時に機能する筋肉が前鋸筋です。
脇のほぐし方と機能の高め方
脇ほぐし
- わきのくぼみに親指を当てて、後ろ側に4本の指を当ててわきを摘む。
- 腕をおろし、わきをほぐす。
詳細なやり方はLINE@登録者限定動画をご確認ください。
前鋸筋をさする
脇の下から斜めに肋骨をさすります。
前鋸筋の機能を高めるため、摩擦で熱くなるまで摩っていきましょう。
胸式呼吸
息を吸って肋骨を前後左右に広げ、吐きながら元に戻します。
まとめ
- 固まると肩に影響を与えるのは棘下筋・小円筋・三角筋の3つ。
- 3つの筋肉をほぐすだけだと元に戻ってしまうので、肩を安定させる前鋸筋の機能を高める必要がある。
- 前鋸筋の機能を高めるには、直接刺激と胸式呼吸が効果的。
最後に
私のみている限り、肩こりや肩に痛みがある人のほとんどは脇が固まって上手く使えてないです。
そのため、なかなか治らない肩の不調でお悩みの方は、ぜひご紹介し3種目を試してみてください。