今年は本当に台風が多いですよね。特に8月は暑さとジメジメ感が組み合わさって、不快に感じる日が多かったです。
そんな雨の日が続いたつい先日、「昔はこんな天気の時は古傷が痛んだり疼いたりしたなー」なんてことを思い出してました。
ブログを読んでいただいてる方の中にも天気が悪いと古傷が痛む、もしくは疼く。なんて方がいるのではないでしょうか?
天気が悪くなるたび古傷が痛むのは、正直嫌ですよね。もし緩和させる方法があったら知りたくないですか?
そこで本日は天気と古傷の関係と、痛みを緩和させる方法についてお話します。
目次
そもそも古傷とは?
古傷とは、「以前痛めたところ。ケガしたところ。」を言います。
こういった古傷は、表面上は完治した様に見えても、実は皮膚や筋肉などの組織が回復してなかったり、
回復してたとしても、痛めたときの影響で周りの筋肉だけガチガチに固まっていることがあります。
この様な状態になると、血流が悪くなり、痛みが出やすくなります。
古傷が痛む理由
これは気圧が関係しています。
低気圧の接近により急激な気圧低下が起こると、それを内耳が感知し、視床下部を通して交感神経の機能を活発にさせます。
交感神経の機能が活発になると、血管を収縮させる作用があるノルアドレナリンが血中に放出され、痛みを感じる神経を刺激します。
さらに低気圧が続くと炎症物質であるヒスタミンが増加するため、これらの影響で痛みが生じます。
古傷は痛みを感じる閾値が低下しているため、交感神経が活発になったり、ヒスタミンが分泌されるとすぐに痛みを感じてしまうのです。
古傷が痛まない様にするには?
古傷が痛まない様にするには、
- 組織の回復を早める
- 周りの筋肉をゆるめるて血流を良くする
- 交感神経の興奮を抑える
ことで、そのためにはインナーマッスルを優位にし、副交感神経を優位にすることが必要です。
インナーマッスルを優位にする
古傷周辺の筋肉が固まっている時、ほとんどが表面上にあるアウターマッスルが固まっています。
アウターマッスルが固まってる時は、インナーマッスルの機能が落ちているため、
そのバランスを整えるためにインナーマッスルを刺激すると、インナーマッスル優位/アウターマッスル劣位にすることができるため、アウターマッスルが柔らかくなります。
副交感神経を優位にする
副交感神経が優位になると、交感神経の興奮を抑えることができます。
そして免疫力も高めることができるため、組織の回復も早めることができます。
古傷が痛まない様にするためのワーク
クロスポイント
クロスポイントはインナーマッスルの機能を高めるツボみたいなもの。
全身14ヶ所にあるため、例えば、膝が痛む時は下肢のクロスポイント。腰が痛む時は体幹のクロスポイント。肩が痛む時は上肢のクロスポイント。
など、痛む部位周辺のクロスポイントを重点的に刺激すると効果的です。
更に詳しいやり方はメルマガ限定動画でご確認ください。 ※この動画はメルマガ登録後に送られてくるパスワードを入力すると視聴できます。腹式呼吸
副交感神経を優位にするには腹式呼吸が有効です。
さらに呼気を長めにしながらおこなうと、より副交感神経が優位になりやすくなるので、呼気を意識しながら腹式呼吸をおこなっていきましょう。
- 仰向けに寝転がり、膝を立て、へそから指4本下の部分(下腹部)を触る。
- 鼻で吸って下腹部を膨らます。
- 口で吸気よりも長く吐いて、下腹部を元に戻す。
- これを10回繰り返す。
その他の方法
- ゆっくりと有酸素運動(ウォーキングなど)をおこなうと、血流が良くなり、固まった筋肉をゆるめることができます。
- 痛みを感じる部位周辺のストレッチをおこなうのも、血流が良くなり、固まった筋肉をゆるめるのに効果的です。
- ゆっくりお風呂に浸かると、副交感神経が優位になり、血流も良くなります。
- 睡眠も大事です。組織の回復速度を早めることができます。
まとめ
- 古傷は、表面上は完治した様に見えても、実は皮膚や筋肉などの組織が回復してなかったり、回復してたとしても、痛めたときの影響で周りの筋肉だけガチガチに固まっていることがある。
- 古傷が痛むのは気圧が関係している。
- 低気圧になると交感神経の機能を活発になり痛みが生じる。
- 低気圧が続くと炎症物質であるヒスタミンが増加するため痛みを感じる。
- 古傷が痛まない様にするにはインナーマッスルを優位にし、副交感神経を優位にすることが必要。
最後に
僕もこれらのワークを続けることで、気づけば古傷は痛まなくなっていました。
継続することが大事なので、お悩みの方はご紹介したワークをコツコツと続けてみてくださいねー。