バランス能力はちょっとしたトレーニングで改善できる。

バランス能力

先日、あるプロサッカー選手から相談を受けました。

身体のバランスが悪いなと感じる時、バランスを戻すためには何かありますか?

・特に疲れてたり、どこかをかばっていると身体のバランスが悪いと感じます。

相談は2ついただいたんですが、本日はそのうちの1つ、バランス能力についてお話します。

バランス能力低下の原因

バランス能力を構成する要素は脳・目・耳・骨格・筋肉など様々あるため、低下の原因も様々。

ですが、その中でも特に多いのが筋肉からの影響によるバランス能力の低下です。

バランス能力が悪い人は軸を前や外にとろうとします。その理由はお尻の外にある中殿筋(ちゅうでんきん)やももの表にある大腿四頭筋(だいたいしとうきん)が関係しています。

中殿筋からの影響

中殿筋はお尻の外側にある筋肉で、骨盤から大腿骨の外側に付着しています。

この筋肉は股関節を安定させる機能があるため、程よく機能すればバランス能力アップに繋がるんですが、ほとんどの人が必要以上に使ってしまいガチガチに固まっています。

中殿筋は身体の外側にある筋肉と繋がりがあるため、その固さが身体の外側をライン状に伝わります。この状態になると身体の外側に意識が向きすぎてしまい、そこを軸に立とうとするためフラついてしまいます。

大腿四頭筋からの影響

大腿四頭筋はももの表にあり、骨盤から膝のお皿に付着しています。

大腿四頭筋は見たり触れたりしやすい筋肉のため、日常生活から意識しやすく、力が入り固まっている方がとても多いです。

大腿四頭筋は身体の表側にある筋肉と繋がりがあるため、その固さが身体の表側をライン状に伝わります。この状態になると身体の表側に意識が向きすぎてしまい、そこを軸に立とうとするためフラついてしまいます。

バランス能力を向上するには

身体は外や表の筋肉に意識が向きやすいため、反対に内や裏の筋肉に意識を向けるトレーニングをするとバランスが取りやすくなります。

内や裏の筋肉とは内転筋群(ないてんきんぐん)ハムストリングスです。

内転筋群の効果

内転筋群は内ももにある筋肉で、恥骨や坐骨から膝上の内側に付着しています。(内転筋群とは画像5つに筋肉の総称)

内転筋群は身体の内側(インナーマッスル)にある筋肉と繋がりがあるため、機能するとその感覚が内側をライン状に伝わります。この状態になると中殿筋の影響を抑えることができ、軸を真ん中に取ることができます。

ハムストリングスの効果

ハムストリングスは裏ももにある筋肉で、坐骨から膝裏の内と外に付着しています。(ハムストリングスとは画像3つの筋肉の総称)

ハムストリングスは身体の後側にある筋肉と繋がりがあるため、機能するとその感覚が後側をライン状に伝わります。この状態になると大腿四頭筋の影響を抑えることができ、足の上に真っ直ぐ乗ることができます。

専門家しかしらない?「ハムストリングス」の驚くべき3つの機能

内転筋群とハムストリングスの機能を高める

クロスポイント

特に体幹のクロスポイントは内転筋群・ハムストリングスと関係の深い大腰筋も機能するので、バランス能力アップに効果的です。その次に重要なのは下肢のクロスポイント。

もちろんその他のクロスポイントもバランス能力アップに繋がるので、時間がある時は全て刺激してください。

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

詳細な刺激方法はLINE@登録者限定動画を参考にしてください。

クロスポイントの詳細な刺激方法

まとめ

  • バランス能力低下の原因は中殿筋や大腿四頭筋が関係している。
  • 改善するには反対側にある内転筋群やハムストリングスの機能を高める必要がある。
  • 内転筋群やハムストリングスの機能を高めるには、クロスポイントが効果的。

最後に

ご相談くださった、こちらの選手もクロスポイントでバランス能力が改善されたので、お困りの方はぜひ試してみてください。

実施しました!

すぐに効果が左殿筋、体のバランスも朝起きたら表れ、すごくいい感じです!

「整体+運動」のSPTパーソナルトレーニング

施術や運動指導は、

  1. 週3-4回立川
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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas