一昨日SNSに裸足のメリットについて書きました。メリットは全部で7つ。
- バランス能力アップ
- 効率の良い歩き方・走り方が身につく
- 重心移動が素早くなる
- 疲れにくくなる
- 外反母趾予防
- 水虫予防
- 冷え性予防
子どもの頃は裸足で駆け回っていたのに、大人になるにつれてだんだんと裸足から遠ざかっていく…
裸足にはこんなにもメリットがあるんだから、裸足にならないのはもったいない!大人だからこそ裸足になるべきだ!と思うんです。そこで今回は裸足の7つのメリットの詳細についてお話します。
目次
裸足の7つのメリット
①バランス能力アップ
足は唯一地面に設置している部位です。そのため、しっかり安定して立てるように、メカノレセプターと呼ばれる足裏の感覚を脳に伝える受容器が豊富に分布しています。
受容器とは、刺激が入った時最初に応答する細胞のこと。
普段から裸足でいれば足裏のメカノレセプターに適度に刺激が入るため、自分の重心位置がはっきりと認識でき、それに対して脳が瞬時に対応してくれるんですが、
足裏の感覚が鈍くなっていると、重心位置がはっきりとわからず、脳の対応が遅れてしまうため身体がブレてしまいます。
②効率の良い歩き方・走り方が身につく
足には多くの骨が存在します。
全身の骨の数が206個。片足には26個の骨があり、両足合わせると52個の骨があります。
つまり全身の骨の約1/4が足に集中しているわけです。そして、その分関節も多くあり、関節を安定させる靭帯や、動きを作る筋肉も数多く存在します。
これにはもちろん理由があります。それは足は唯一地面に設置していることもあり、平坦な道以外にも坂や階段、不整地にも対応しなければなりません。そのため関節・靭帯・筋肉の数が多い方が負担を分散できますし、柔らかく動かすこともできます。
裸足でいればこの機能をしっかり維持することができますが、靴や靴下を履いていると、代わりに負担を吸収してしまうため、その分足の機能は落ちてしまいます。
そして靴や靴下は足を圧迫するため、26個の骨と、それに付着する靭帯や筋肉が1つにまとまり固まってしまいます。そうすると、ケガをしやすくなるのはもちろんのこと、つま先に力が入りやすくなり、歩きや走りにブレーキをかけてしまいます。
この事は以前書いたので、下記の記事をご参照ください。
③重心移動がスムーズになる
これも理由は同じです。裸足でいれば足裏の感覚が研ぎ澄まされ、関節・靭帯・筋肉がしっかり機能するため、力みがなくなり素早くスムーズに動くことができます。
詳細は同じく上記にある「素早い重心移動ができるようになるには」をご参照ください。
④疲れにくくなる
裸足でいるという事は、地面からくる衝撃を直に受け止めることになります。そのため、足には筋肉が必要になりますし、衝撃を吸収できる柔らかさが必要になります。
裸足でいるという事は、身体はこの状況を作らざるを得ないという事です。
そしてこの状況を作ってくれるのが、足のインナーマッスルです。インナーマッスルには、関節を安定させ滑らかに動かす、そして持久力があるというのが主な特徴です。
裸足でいると、このインナーマッスルを活性化することができ、結果疲れにくい足にすることができます。
⑤外反母趾予防
「効率の良い歩き方・走り方が身につく」にも書いた通り、足には数多くの関節・靭帯・筋肉が存在します。このうちのどれか1つでも固まると、これらの関係性が崩れてしまうため、足にゆがみが生じ、そのゆがみが積もり積もると外反母趾を引き起こします。
そのため裸足でいることにより、足の関節・靭帯・筋肉を適度に動かすことができるため、固まりづらく、外反母趾の予防に繋がります。
⑥水虫予防
一日中、靴や靴下を履いていると、足指の間や足裏に汗をかき、湿気がたまりやすくなります。
特に梅雨など高温多湿の時期には水虫を発症しやすくなるので、裸足でいることでそれを予防することができます。
⑦冷え性予防
裸足だと逆に冷えるのでは?と思われる方がいると思います。確かにそうです。冬場なんか特に靴下を履かないとは冷えてしまいます。
ですが、冷えるからといって常に靴下を履いていると、自分で発熱する機能が失われてしまうため冷え性を加速させます。そのため、冬場でも裸足でいる時間を作ることが大事です。
最後に
いかがでしたでしょうか?裸足の重要性が少しはおわかりいただけたかと思います。
もちろん何をするのにも常に裸足でいなければならないというわけではありません。私も靴や靴下を履きますし、用途に合わせて靴を変えます。それはそれで良いです。
ですが、それに依存することがよくなくて、依存すればするほど身体が元々持っている機能が低下していきます。意識的には「靴を履いてるけど、最悪靴が無くても大丈夫!」ぐらいの感覚になれると良いです。
だんだんと暖かくなってきて、裸足になりやすくなってきたので、機能を改善・向上するために少しずつ実践してみてください。