言いたい事が言えない人ほど便秘になりやすい

内臓

仕事、人間関係など誰しもがストレスってたまりますよね。

このストレスは人により耐性があるので、
例えばレベル5のストレスはAさんにとってはどうって事ないが、Bさんにとってはかなり重い物になったり。

そんな感じで人によりそのストレスの捉え方や身体の反応は全く違います。

そしてこのBさん側の人は特にそうですが、Aさん側でもかなり強めのストレスがかかったら、やはり耐えるのがしんどくなってくるので、

そんなストレスに反応しやすい。
もしくは強いストレスにさらされてる人は便秘になりやすいです。

ストレスが溜まると交感神経優位に

強いストレスにさらされる。もしくはストレスを溜め込んだりすると交感神経が優位になります。

交感神経は自律神経の1つで、一番の特徴は興奮すると優位になるという事です。

わかりやすいのはスポーツをしている時。心臓がバクバクしますよね?これは交感神経が優位になっている証拠です。

こういったスポーツをしている時に交感神経が優位になるぶんには良いのですが、ストレスによる交感神経優位は身体によくありません。

どういうことかというと、スポーツであれば交感神経優位になっているのは、そのスポーツをしている最中のみなので一時的なものです。

ですが仕事や人間関係などによるストレスの場合、それは一時的なものではありませんよね。

毎日毎日。朝から晩までそのストレスにさらされます。そしてその原因を取り除くのはなかなか難しいのが現実です。

そのため、そういったストレスにさらされて溜まって、交感神経優位になってる場合、そのストレスの原因が取り除けない限り常に交感神経優位になってしまうのです。

すると自律神経が乱れてしまうのですが、その反応の一部が内臓に出てきます。

心臓や肺で言えば、心拍数は上がり呼吸は乱れ、浅くなり。
胃や腸で言えば、消化を抑制してしまいます。

そしてこの消化抑制が続くと、胃腸の働きが落ちてしまうため、結果的に便秘を引き起こしてしまうのです。

そしてこういった自律神経の乱れによるもの以外にも、

「言いたい事が言えない」

こういった事でも便秘になりやすかったりします。

言いたい事が言えないと便秘になる

言いたい事ってね。なかなか言えないですよね。

ストレスの原因となる相手が上司だったり、取引先だったり。はたまたお客さんだったり。

言いたい事をすぐに言えちゃう人もいますが、なかなか言えない人も多いと思います。僕もどちらかといえば言えないタイプですし。

子どもは結構ハッキリ言うじゃないですか?
うちの息子は2歳なんですが、結構喋るようになって、ある程度好き嫌いがはっきりしてきたので、
嫌なものは嫌!って言いますし、本気で嫌な場合は泣き叫びますし。暴れますし。

でも大人はそうはいきませんよね。

グッとこらえて我慢して。

言いたい事を喉元で止めて言わないようにする。

そうなります。

そしてそれが便秘とどう関係するのかというと、この言いたい事言わないで我慢してる時ってお腹に結構力入ってるんですよね。

具体的に言うとインナーマッスルが緊張してる状態です。

言葉を発する時は横隔膜腹横筋といった筋肉が使われるのですが、言いたい事言わないで我慢してる場合は、これらの筋肉に力が入って固まって動かない状態になってます。

これらの筋肉はね。便をする時に使う筋肉なんですよ。なので普段から言いたい事言えなくて我慢して。それを続けてるとインナーマッスルがガチガチに固まり、排便の時に上手く働かなくなります。その結果、便が出ずに便秘になるのです。

ではこれらの便秘はどうやって解消するのか。

ストレスの原因を取り除けたり、言いたい事を言えるようなれば根本解決になりますが、それはなかなか難しいですよね。

なので、対処療法になってしまいますが、こんな感じでお腹を柔らかくできると良いと思います。

3つワークでお腹を柔らかくする

みぞおちや下腹部をほぐして、腹式呼吸をして胃や腸の働きを高めていきます。

みぞおちほぐし

みぞおちの奥に胃があるので、ココを緩める事で胃の働きを高める事ができます。

  1. ヘソの指4本上のみぞおちに指をあてる。
  2. 指をみぞおちの奥に突っ込んで、左右に揺らしみぞおちをほぐしていく。

下腹部ほぐし

下腹部の奥には腸があるので、ココを緩める事で腸の働きを高める事ができます。

  1. ヘソの指4本下の下腹部に指をあてる。
  2. 指を下腹部の奥に突っ込んで、左右に揺らし下腹部をほぐしていく。

※やり方は、ほぐす場所が違うだけでみぞおちほぐしと同じです。

腹式呼吸

腹式呼吸をすると横隔膜や腹横筋といったインナーマッスルの働きを高める事ができます。

  1. ヘソの指4本下の下腹部に手をあてる。
  2. 舌を上顎に当てたまま、鼻呼吸で下腹部と反対側の腰を膨らます、元に戻すを繰り返す。
  3. これを10回行う。

※舌を上顎に当てる理由・・・舌の筋肉が横隔膜と繋がりがあるため、この呼吸をする事で横隔膜をきちんと使う事ができる。

ほぐしと腹式呼吸の頻度

みぞおちや下腹部などのほぐし系は2-3日に1回。腹式呼吸は毎日行なっていきましょう!

こんな感じで3つのワークをやって、便秘解消に役立ててくださいねー!

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas