股関節が固くて
あぐらがかけない
開脚ができない
腰を痛めやすい
そんな人が多くいます。
先日セッションをしたクライアントもその一人で、股関節が固くてあぐらが上手くかけなくて、たまに腰を痛めてしまう人でした。
でもですね。
ポッコリお腹を作ったら、あぐらが楽にかけるようになり、腰も楽になったんですよ。
お腹はね。
凹ますばかり。力を入れるばかり。鍛えるばかり。
ではダメなんです。
目次
お腹を凹ませすぎはダメ!
ポッコリお腹って、ほとんどの人が嫌がりますよね。
だから凹ます事を日頃から行ってる人や、お腹に力を入れたり、お腹を鍛えまくったりしてる人が多くいます。
でもそれをし過ぎると、冒頭に書いたような症状を作り出してしまうんですよね。
何故なら、それをやり過ぎてしまうとお腹の筋肉がガチガチに固まってしまうから。
まずお腹を凹ます筋肉であるインナーマッスルの腹横筋は、その他のインナーマッスルの横隔膜や大腰筋と繋がりがあります。
その中でも大腰筋は腰の背骨から股関節に付着しているため、お腹を凹ませ過ぎて腹横筋を固めると、大腰筋も固めてしまい、腰の背骨や股関節の動きを悪くしてしまいます。
次に腹筋運動で鍛えられる筋肉は、お腹の真ん中にある腹直筋で、この筋肉は股関節の動きを制限し、場合によっては詰まりを起こす原因ともなる大腿四頭筋と繋がりがあります。
そのため腹筋運動で腹直筋を鍛えまくると、大腿四頭筋も固まり、股関節に負担をかけてしまうのです。
なので、
股関節が固かったり、腰痛があったり。
お腹を凹ませたり、鍛えまくってる人は、
逆にポッコリお腹を作る事をした方が良いですよ。
ポッコリお腹を意図的に作る
といっても「食べまくって太れ!」という事ではないです。笑
意図的にお腹を膨らます事をして欲しいという事です。
意図的に膨らます事をすると、お腹の筋肉を中から伸ばす。ストレッチをするような感じになるので、固まった筋肉がほぐれて、股関節の動きが良くなり、腰の負担も軽減します。
あと念のためにお伝えしておくと、お腹を膨らませたからといって、ポッコリお腹が助長されることはありません。
単純に中から膨らませて筋肉を伸ばしてだけなので、やめればお腹が柔らかくなった状態で、元のサイズに戻ります。
※普段から凹ませてる人。お腹を鍛えまくってる人は、元が凹ませ過ぎなので、そこから比べればお腹はポッコリになりますよ。
そのため、何も心配しないで、以下で紹介するワークで、ポッコリお腹を意図的に作ってきましょう!
ポッコリお腹を作るワーク
ポッコリお腹は腹式呼吸で作っていきます。
レベルを3段階に分けているので、あなたのやりやすいレベルで行っていきましょう!
腹式呼吸レベル1
- ヘソから指4本下の下腹部を触る。
- 舌を上顎の当てたまま鼻で息を吸って下腹部を膨らませ、鼻で吐きながら下腹部を元に戻す。(吐く方は5−7秒かける)
- これを5−10回繰り返す。
腹式呼吸レベル2
- ヘソから指4本下の下腹部と、反対側の腰を触る。
- 舌を上顎の当てたまま鼻で息を吸って下腹部と反対側の腰を膨らませ、鼻で吐きながら下腹部と腰をを元に戻す。(吐く方は5−7秒かける)
- これを5−10回繰り返す。
腹式呼吸レベル3
- ヘソから指4本下の下腹部と反対側の腰を触る。
- 舌を上顎の当てたまま鼻で息を吸って下腹部と腰を膨らす。
- その膨らんだ状態を維持しながら鼻で吐く。(5−7秒かけて吐く)
- これを5−10回繰り返す。
凹ますことも膨らますこともできるようにしよう!
ここで覚えておいていただきたいのは、「凹ますことがダメ!鍛えることがダメ!」って事をいってるわけではないですからね。
ようはバランスなんです。
凹ませ過ぎ。鍛え過ぎ。鍛えっぱなし。
これがダメってって事。
やり過ぎるから、股関節や腰などを固めて痛めてしまうので、やり終わったらしっかりケアをしたり、今回紹介したポッコリお腹を作るなど逆のことをする。
これをやる事で、身体をリセットできるので、そういったのを組み合わせながら日々トレーニングに励んでくださいねー。