痛みを予防するための立ち方

姿勢

立ち仕事の方はもちろんのこと、日常の家事や育児などで立っていることは意外と多く、

長時間立っていることで、肩こりや腰痛になってしまう方がいると思います。

でも中には、どこも痛めることなく長時間立ち続けることができる人もいます。

その差は一体なんなのか?

本日は肩こりや腰痛などの痛みを予防するための立ち方についてお話します。

肩こりや腰痛を引き起こす立ち方

肩こりや腰痛などの痛みを引き起こす立ち方の人は、猫背か、もしくは胸を張った姿勢で長時間立っています。

猫背は家事や育児などをしている方が多く、胸を張った姿勢は接客業をしている方に多い姿勢です。

このような姿勢で長時間立ち続けていると、肩や腰に力が入るため、痛みに繋がることがあります。

そしてこの両方の姿勢をとっていると、重心位置がつま先になるため、ふくらはぎの下腿三頭筋や太ももの大腿四頭筋などの筋肉にも力が入ります。

すると、ふくらはぎがパンパンに張って浮腫んだり、中には大腿四頭筋の緊張で膝に痛みが出る方もいます。

このように、立ち姿勢が悪いと身体に様々な影響を与えるのですが、では逆に、長時間立ち続けていても痛みが出ない人はどのような立ち方をしているのか?

それは内くるぶしの真下に重心位置がある、骨で立つ姿勢ができている人です。

どこも痛めない人は骨で立つ姿勢ができている

骨で立つ姿勢とは、具体的に言うと、

内くるぶしの真下

膝裏

肛門の指一本前

背骨の前

頭頂部(百会穴の指一本後ろ)

が一直線のラインにある人です。

この姿勢を、猫背や胸を張った姿勢と比べると一目瞭然。

猫背や胸を張った姿勢は身体が斜めになっているのに対し、骨で立つ姿勢は地面に対して垂直です。

地面に対して垂直にということは、つまり安定した姿勢と言えます。

安定した姿勢をとれれば、筋肉に余計な負担をかけずにすむので、長時間立っていても痛める可能性は低くなります。

ただ、この姿勢をいきなりとろうと思ってもなかなかできません。普段の姿勢の意識が強いため、骨で立つ姿勢をしても、すぐに元に戻ってしまいます。

では、どのようにしたら骨で立つ姿勢をとることができるのか?

それは、内くるぶしの真下を叩くことです。

骨で立つ姿勢をとるには、内くるぶしの真下を叩くこと

人間には体性感覚というものがあります。

体性感覚とは皮膚の感覚と筋肉・腱・関節の感覚の総称のことを言い、

皮膚の感覚は、触っている感覚や熱の感覚(熱いとか冷たいとか)、痛みの感覚などがあり、

筋肉・腱・関節の感覚は、手足や身体の位置・運動・抵抗・痛みや物の重量などの感覚があります。

内くるぶしの真下を叩くのは、この体性感覚を利用するためで、叩いて刺激を入れると、そこに感覚ができます。

何度も繰り返し叩くことで、内くるぶしの真下の感覚が強くなり、立った時に内くるぶしの真下に重心位置が来るようになります。

内くるぶしの真下を叩く

内くるぶしの真下を叩く前に、今の状態を確認します。

真っ直ぐ立ち、足のどの辺りに重心位置があるのかを確認しましょう。

確認できたら内くるぶしの真下を叩いていきます。

  1. 足を組んで、4の字にする。
  2. 内くるぶしの真下をスネに響かせるようなイメージで叩く。
  3. 反対も同じようにおこなう。

では、再度真っ直ぐ立ってみましょう。

いかがでしょうか?先程と重心位置が変わり、内くるぶしの真下、もしくはそれに近い位置に移動していると思います。

このワークを頻繁におこなうことにより、立った時の身体にかかる負担を軽減させることができるので、お悩みの方は是非お試しください。

まとめ

  • 猫背や胸を張った姿勢でいると、肩こりや腰痛を引き起こす。
  • どちらの姿勢も重心位置がつま先になるため、ふくらはぎや太ももに力が入る。
  • 身体の負担が少ない姿勢は、内くるぶしの真下に重心位置がくる、骨で立つ姿勢。
  • 骨で立つ姿勢になるには、内くるぶしの真下を叩くこと。

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解剖学図の引用元
VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス