セッション中、動きの確認やトレーニングの一環としてしゃがんでもらうことがあります。
お客様の目的によっては、時間の半分をしゃがむ練習に使う事も。
しゃがめるかどうかが、それくらい重要になってくるのです。
目次
しゃがむことで得られる3つのメリット
その3つとは、
- 股関節の柔軟性が高まる
- 膝の負担が軽減する
- インナーマッスルが活性化する
です。1つずつ解説していきます。
股関節の柔軟性が高まる
見た目通りなんですが、しゃがめない人は股関節が異常に固いです。そのため、しゃがめるようになると股関節の柔軟性が向上します。
股関節の柔軟性が向上することにより、腰痛や膝痛の予防改善や、スポーツをやっている方はその競技パフォーマスを向上させることができるので、股関節の柔軟性はとても重要です。
膝の負担が軽減する
「痛めない膝を作るには?」にも書きましたが、膝を痛める人は膝を使って身体を動かします。この負担を軽減するには股関節に分散することが必要です。
しゃがむ動きは、股関節の使い方を覚えるトレーニングにもなるので、しゃがむことで股関節が使えるようになり、膝の負担を軽減することができます。
インナーマッスルが活性化する
しゃがめない人は表面上のアウターマッスルが優位に働き、中にあるインナーマッスルの機能は低下しています。
しかし、逆を言えばしゃがめる人はインナーマッスルを優位に働かせることができているので、しゃがめるようになるとインナーマッスルが活性化し膝・腰などの関節痛の予防改善、バランス能力の向上、体幹から下肢が安定などの効果があります。
しゃがめるようにする
しゃがみこみ(基礎編)
しゃがめるようになるには、ある程度練習が必要です。方法は以前記事に書いたので、そちらを参考に実践してください。
しゃがみこみ(応用編)
しゃがめるようになったら、さらに質を高めていきます。
オープンロータス
脱力して素早くしゃがめるようにします。これができるようになると、体幹のインナーマッスルをさらに強化でき、股関節の柔軟性向上や膝の力みを軽減することができるため、膝の負担がより軽くなります。
- 足を肩幅に開き、つま先をハの字に開きます。骨盤を地面に対して垂直に立て、みぞおちをゆるめたまま、胸の前で合掌をします。
- そのままお尻を地面に近づけるようにしゃがみます。慣れてきたらこれを脱力しておこないます。
- 股関節を使い、坐骨を締めるイメージで立ち上がります。
重心移動 → オープンロータス
これは難易度が高いので、オープンロータスに慣れてきたらおこないましょう。
この種目ができると重心移動が素早くなり、動きの中で股関節や膝を柔らかく使うことができるようになるため、よりしなやかな動きを獲得することができます。ただ、この動きは日常生活ではあまり必要ないので、スポーツをされている方にオススメです。
- オープンロータスの体勢になり重心を前に傾けます。この時背骨を反らないように、みぞおちを丸めておきます。
- つま先や膝に力が入らないように、ギリギリまでかかとをつけておき、そこから足を前に運びオープンロータスのしゃがむ体勢で着地をします。
まとめ
- しゃがめると股関節の柔軟性が向上する。
- しゃがめる事で股関節が使えるようになり、膝の負担が軽減する。
- しゃがめる事で、インナーマッスルの機能が高まる。
最後に
しゃがめるようになるにはある程度練習が必要です。なので、ここに書いてある内容を根気よく続けていただければと思うのですが、それでもなかなかうまくいかない場合があります。
その時は股関節を柔らかく機能させるための方法を読むことをオススメします。この記事にはブログには書いてないしゃがめるようになるためワークや解説動画を載せてあります。
しゃがめるようになり、
- 腰痛や膝痛を予防・改善したい
- 身体を柔らかくしたい
- 日常の動きをもっと楽にして快適にしたい
- 股関節を柔らかくして、スポーツのパフォーマンスを上げたい
と本気でお考えの方は、ぜひ読んでみてください。