おはようございます!柴です。
先日、「しゃがめるようになるにはどうしたら良いか?」
という質問をセルフケアサロンの生徒さんからいただきました。
カカトを着いたまましゃがむのはなかなか難しいですよね。
この記事を読まれてるあなたも、同じような悩みをお持ちかと思います。
カカトを着いてしゃがめない人を過去に何人かみてきて、
もちろん身体は人それぞれ違うので、原因となる部分も違ったりするのですが、
でも共通する部分も結構あったりします。
その中の一つが、股の骨盤底筋の働きになります。
骨盤底筋は動きの方向を示す
これは過去の記事でも書きましたが、
骨盤底筋は動きの方向を示します。
前に行くなら骨盤底筋の前側。
後ろに行くなら後ろ側。
右なら右側。
左なら左側。
といった具合に。
このような締め分けをできると、滑らかな動きができるので、
しゃがむ時もこの操作をできる人の方が、綺麗にしゃがめます。
なので逆にしゃがめない人ほど、骨盤底筋の操作が苦手ですね。
しゃがめない人は骨盤底筋操作が苦手
しゃがむ時は骨盤底筋の後ろ側(以下、お尻の穴)と、骨盤底筋の前側(以下、股の前側)の使い分けが必要になります。
ですが、セルフケアサロンのレッスンや、対面セッションで指導をしていてわかったのですが、
多くの方がお尻の穴は締められるが、股の前側はうまく締められないのです。
何故なのか?理由を色々考えてみましたが、
一つは、「骨盤底筋エクササイズ=お尻の穴を締める」が定着してるのがあると思います。
色々なお客様に話を聞くと、
「お尻の穴を締めるような指導を受けたり、聞いたりした事はあるけど、股の前側を締めるというのは聞いた事ない」
と言われますね。
なので、「骨盤底筋エクササイズ=お尻の穴を締める」という設定が定着してるがために、この使い分けができないのかなと思います。
そのためしゃがめるようになるには、
まずこの設定を「骨盤底筋エクササイズ=前後左右4方向で締め分けをする」に変える必要があるのです。
まずは前後の使い分け
4方向で締め分けをできるようになった方が良いですが、いきなりそれはできないので、
まずは前後の使い分けから入れると良いですね。
練習方法としては、
前後があるという事は、その間。
真ん中が必ずあるので、まずはそこを締める練習をします。
場所で言うと、お尻の穴の指1本前あたり。
ここには会陰というツボがあるので、そのツボを締める練習をします。
やり方はYouTubeで話してるので、それを参考にして下さい。
※1:25あたりからです。
そしてそれができたら、会陰を締めるワークの延長でお尻の穴と股の前側を締める練習をします。
締め方は、お尻の穴は便を我慢するイメージで締める。
股の前側は、尿を我慢するイメージで締めていきます。
それを各10回ずつやっていきましょう。
それで感覚を掴んだら、その後に、それを使ってしゃがむ練習をします。
骨盤底筋を使ってしゃがむ
まずしゃがみ始めは、お尻の穴を締めて、後ろ方向に誘導します。
ですが、そのままお尻の穴を締めたまましゃがんでしまうと、
後ろに行き過ぎて尻餅を着いてしまう可能性があるので、
そうならないためにも、膝が90°付近になったあたりから、股の前側を締める意識に切り替えられると、スムーズにしゃがむ事ができます。
そして立ち上がる時も、股の前側を締めると、スッと立ち上がれるので、
流れをまとめると、
しゃがみ始めはお尻の穴。
↓
膝90°あたりから股の前に切り替え。
↓
立ち上がる時股の前。
といった感じになります。
このように締め分けをしながら、しゃがむ練習をしてみましょう!
そしてこれをやってもなかなかうまくかない人は、もしかしたら他にエラーがあるかもしれません。
例えば、お腹が硬いとか、膝に力が入ってるとか、、、
そんな感じで別の要素があるかもなので、それに着いてはまたの来週の記事にでも書きますね。
まずは今回紹介した骨盤底筋操作の練習からやってみて下さい!