Instagramで質問受付を何回かやってますが、その中で多く感じたのが「反り腰解消」について。
これに関してはYouTubeにまとめてあるので、まずはこれ見てやってもらいたいですね。
→https://bit.ly/2PnIzcU
ただこの動画でもやってない事があるので、今回の記事ではそれについてお話ししたいと思います。
その方法を一言で言えば呼吸法です!
反り腰の人は呼吸が浅い
胸を張り、腰を反る。
そんな姿勢の反り腰。この姿勢になると背中や腰がバキバキに固くなりますよね。
するとどうなるのかというと、呼吸が浅くなります。
これをもう少し具体的にしていくと、呼吸の時に使われる横隔膜が前側しか使えなくなります。
イメージ的には呼吸の時、横隔膜の前側だけ上がったり下がったりする感じですね。
自分で胸を張って呼吸すると、横隔膜の前側だけ動いてる感覚があるので、
多分反り腰の人はこんな風に横隔膜を使ってるのではないかなと思われます。
これだと呼吸は浅くなりますよね。
だって横隔膜はこの考え方から言えば、後ろも横もあるので、これらの部位が使えてなければ、その分息を吸えてないという事になります。
なので解決策としては、横隔膜の横や後ろも使える事ですが、
まず第一歩としては、後ろを使えるようになると良いですね。
横隔膜の後ろを使う
背骨はこのようにS字になってます。
なので背中は基本丸まり、それに合わせて腰は適度に反ってるのですが、
反り腰姿勢の人は、丸まってるはずの背中が反って、反ってる腰が更に反ってしまい、S字がI字のようになっています。
そのため、これはしっかり背中と腰を膨らませて、S字の背骨を取り戻す必要があるのです。
その時に効果的なのが、横隔膜の後ろを使う事で、
先程の「胸を張ると横隔膜の前側が動く」という話からいうと、
横隔膜の後ろを使えば、背中や腰が膨らむようになります。
するとI字になってた背骨が、しっかりS字の背骨になるので、
そうなると反り腰も背中や腰のコリも解消され、深い呼吸もできるようになります。
横隔膜の後ろを使う呼吸法
横隔膜の後ろ側を引き上げる呼吸
- 舌を上の前歯の歯茎あたりに当てる
- バストの間の胸のど真ん中と、その反対側の背中を触る
- 鼻から息を吸って背中を膨らまし、吐いて元に戻す
- これを10回繰り返す
横隔膜の後ろ側を下げる呼吸
- 舌を上の前歯の歯茎あたりに当てる
- ヘソの指4本下と、その反対側の腰を触る
- 鼻から息を吸って腰を膨らまし、吐いて元に戻す
- これを10回繰り返す
※舌を上の前歯の歯茎あたりに当てる理由はこちらの記事を読んで下さいね。
この呼吸のやり方は動画もあるので、そちらも参考までに。
ちなみにこの動画では、肋骨の横を膨らます事も入れてるので、慣れてきたらこれらも取り入れてくださいねー!
普段も横隔膜の後ろを使う呼吸を意識しよう!
まずは紹介したワークをやる事から初めて、慣れてきたら、日々の生活の中に取り入れてみましょう。
例えば、座ってる時、1分だけ横隔膜の後ろを使う呼吸を意識してみるとか。
歩いてる時、この信号を渡り切るまで横隔膜の後ろを使う呼吸を意識してみるとか。
そんな感じでポイントポイントで意識してみてください。
それをやってると習慣化されてきます。
ちなみに「21日説」というのがあって、習慣形成は21日間かかると言われてます。
もちろんこれも一説であり、必ずしも真実ではありませんが、でもまぁ一つの目安として、「とりあえず21日は続ける」みたいな目標を持ってやるのも良いかもしれません。
ぜひ試してみてくださいねー!