おはようございます。柴です。
7年くらい前にある整骨院に勤めていたのですが、その時は治療をし続けると、自分の肩や腰が凝り固まっていました。
お恥ずかしい話です。
治療家なのに、自分の身体がどんどん悪い方向に進んでいくなんて。
でも今は、ちょっとどころか、だいぶ身体が違います。
全然楽です。
楽になった要素は色々考えられますが、その中の1つが、負担を分散できるようになったというところにあります。
目次
関節を痛めやすい人の特徴
人間の身体には265もの関節があると言われています。
その関節を、日常の生活からスポーツまで、その動作に合わせて、色々組み合わせて使えれば良いのですが、関節を痛めやすい人はそれができません。
何故なら、身体が固くて動かせる関節が少ないからです。
例えば、腕を上にあげる動作では、胸の背骨である胸椎や肋骨、肩甲骨や肩関節が上手く組み合わさって、満遍なく動くため、腕をスムーズにあげることができます。
ですが、腕を上にあげる動作がぎこちなく、大きく動かない。場合によっては痛みがでる人は、肩関節のみを使って腕をあげています。
これだと、腕の重さ約3〜4㎏が、肩関節にのみかかってしまうため、肩関節を痛めやすくなります。
このように、関節を痛めやすい人は、動かせる関節が少ないため、そこに負担が集中してしまうのです。
負担を分散させることで、一つの関節にかかる負担を軽くする
先程の例で、腕をスムーズにあげられる人は、肩関節だけでなく、胸椎・肋骨・肩甲骨も動くため、負担を上手く分散させることができています。
これが全身、どのパターンの動きでもできると良いのです。
また別の例でいうと、今度は腰の場合。
これは3日前に書いた記事ですが、物を持つ時に腰を痛めやすい人は、腰の背骨である腰椎のみで物を持ち上げてます。
ですが、痛めにくい人は、胸椎や股関節も使って物を持ち上げているので、負担を分散でき、腰を痛めづらいです。
このように、上手く分散できると良いわけです。
そして膝関節も同様で、膝関節の場合は、痛めやすい人は膝のみで身体を動かし、痛めにくい人は、膝と股関節の2つを使って負担を分散しています。
負担を分散できるようにするために動かせるようになった方が良い関節
このように、動作よって動かす関節は多少違うのですが、関節を痛めやすい人は、動かない関節がだいたい一緒です。
胸椎や、それと繋がりのある肋骨・肩甲骨、そして股関節。
この4つが動けけば、だいたいの動きは負担を分散できるので、この4つの動きをつけるためのワークをおこなっていくのが、関節痛の予防・改善に繋がります。
関節痛の予防・改善ワーク
背骨そり
このワークで、胸椎・肋骨・肩甲骨を協調させながら、前後に動かしていきます。
- みぞおちの反対側の背骨にクッションや枕などを当てて、膝を立てて寝転がる。
- 両手を胸の前に伸ばし、息を吸ってバンザイ。吐いて元に戻す。
- これを10回繰り返す。
キャットツイスト
今度は胸椎・肋骨・肩甲骨を協調させながら、捻って動かしていきます。
- 横向きで寝転がり、みぞおちの力を抜きながら丸める。
- 上の膝を手の甲か肘で抑えながら、反対の腕を大きく広げて戻す。
- これを10回繰り返しおこなう。
股関節お尻のクロスポイント
股関節を動かしていきます。
- 足を腰幅に開き、つま先を前に向ける。
- 鼠径部(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時、裏ももが伸びているのを感じる。
- お尻のほっぺと裏ももの境目にある坐骨を触りながら、身体を起こす。
最後に
負担を分散できるようになった今では、何をやるにも身体がとても楽です。
関節痛がある人は、治療をしつつ、ご紹介したワークを試してみてくださいねー!
まとめ
- 関節を痛めやすい人は、動かせる関節が少ないため、負担が一点に集中する。
- 他の関節を動かせるようになる事で、負担を分散でき、関節を痛めづらくなる。
- 動かせると良いのは胸椎・肋骨・肩甲骨・股関節。