膝痛・内股
しゃがむ時や歩く時に膝が内側にはいる
そんな人はスネを捻ってみてください。多分できないと思います。
膝は曲げ伸ばし以外に「捻る」動きもする。
でも膝を痛めやすかったり
しゃがむ時に膝が内に入ったり
歩く時に内股ぎみになりやすい人はこの捻りができていない事が多い。
なのでこれらがある人は、スネを捻る運動をやっていきましょう!ポイントは膝を動かさない事。膝を抑えてやっても可。 pic.twitter.com/hNuO0uTtKn
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) 2019年4月15日
膝は曲げ伸ばし以外に捻る動きもする
膝は曲げ伸ばししかできないイメージがあると思いますが、実は「スネを捻る」動きができます。
そして特に捻れた方が良い方向は内側。何故かというと人は身体の表や外側の筋肉が優位になりやすいため、その影響でスネも外側に引っ張られる傾向にあるのです。
僕が診る限り、スネが内側に捻れてる人はいないですね。ほぼ100%捻れるとしたら外側です。
なので内側に捻る運動をした方が良いですね。
膝を内側に捻る運動
Twitterには捻る動きしか載せてませんが、それを特に内側に捻るとしたらまず膝の外側を触り、それを膝で押し返す力を加えながらスネを内側に捻ります。
これをする事で膝を固定しながらスネを内側に捻る事ができるのです。
これができたら、次に内側に捻ったままその動きを作る筋肉に刺激を入れます。
スネを内側に捻る筋肉に刺激を入れる
スネを内側に捻ったら、そのままカカトを地面に押し付けつつ膝を曲げるように力を加えます。そうする事でスネを内側に捻る筋肉、裏ももの内側の半腱様筋・半膜様筋に力が入ります。
そしてそこから更に刺激を入れるために、裏ももの内側を叩いていくのです。
そうする事でよりこれらの筋肉に力が入り、スネを内側に捻りやすくなります。
これまでの一通りの流れが動画にあるので、そちらもご確認ください。
まずはここまで練習をしていただきたいのですが、これもある程度できた人は、そこから更に股関節の筋肉と繋げて使えるようにしていきます。股関節の筋肉と繋げる
日常生活や運動などは身体を複合的に動かしていきます。そのため膝を内側に捻るだけでは、正直不十分なのです。
より日常生活や運動の動きに近づけるためには、裏ももの内側を使いながら別の関節や筋肉を使っていきます。
その場所が股関節で、その動きを作る大腰筋です。
裏ももの内側と大腰筋は繋がりのある筋肉なので、これらをまとめて一緒に使う事で、より日常生活や運動の動きに近づけることができます。
そしてそのためのワークが股関節/お尻のクロスポイントです。
股関節/お尻のクロスポイント
クロスポイントとはインナーマッスルの働きを高めるツボみたいなもの。詳細はこちらの記事をご確認ください。
このワークで大腰筋と裏ももの内側に刺激が入るのですが、更に強い刺激を入れたいので、通常の股関節/お尻のクロスポイントにプラスして裏ももの内側をさする動きを入れます。
- 足は腰幅に開き外くるぶしに体重をかけたまま恥骨の隣の股関節を触る
- そこを触りお尻を引いて裏ももを伸ばす
- 裏ももの内側を摩擦で熱くなるまでさする
- お尻のほっぺの下の坐骨を触りながら身体を起こす
- これを10回繰り返す
こちらも動画があるので参考にしてください。
この流れでワークをやり続けると、「膝痛・内股・しゃがむ時や歩く時に膝が内側にはいる。」
などの症状を緩和する事ができるので、お悩みの方は是非実践してくださいねー!