質の良い筋肉とは何か?

運動神経

おはようございます。柴です。

昨日、お客様との会話で「質の良い筋肉とは何か?」ということについてお話したので、本日はその事を皆さんにシェアしたいと思います。

質の良い筋肉とは?

皆さんは質の良い筋肉というと、どんな筋肉をイメージしますか?

人それぞれあると思いますが、筋肉ムキムキな人をイメージしたり、逆にフニャフニャで柔らかい人をイメージしたり。

様々だと思います。

まぁ正直、何が正解かは、身体に詳しいトレーナーやセラピストの考え方によると思うのですが、
私が考える質の良い筋肉とは「弾力性のある筋肉」を言います。

もう少し詳しくすると、ゆるむべき時はフニャフニャにゆるんで、締まるべき時はガチガチに締まる。

この振り幅が大きい人を質の良い筋肉と言ってます。

何故この振り幅があると質の良い筋肉なのか?
それは、その振り幅が大きければ大きいほど、どんな動きにも柔軟に対応できるからです。

抜く時は抜いて、締める時は締める

筋肉は脳で支配されてます。そして、脳からの指令で筋肉は動くのですが、この動きは筋肉が縮むのか、縮まない(ゆるむ)のかの二択しかありません。

そのため、全身で約600あると言われている筋肉をその動作に合わせて、1つ1つを縮ませたり、縮ませなかったりして身体を動かしていきます。

例えば、歩きで言えば、足を前に出す時に股関節の前にある大腰筋が縮むことで足を上にあげます。
この時、反対側にある裏もものハムストリングスは縮まない、つまりゆるんだままでいるので、足を上げた時に伸びていきます。
そして足を下ろすタイミングで大腰筋が縮むのをやめて、反対側にあるゆるんでいたハムストリングスが縮むことで足をおろし、地面を攘(はら)前に進みます。

これを繰り返すことでスムーズな足の運びができるのです。

ちなみに走りで言うと、この切り替えが瞬時にできて、尚且つ縮む・縮まない(ゆるむ)の振り幅が大きい人が、足の速い人です。

このような筋肉の操作が、身体を動かすたび全身でおこなわれ、これが精密にできればできるほど動ける、すなわち運動神経が良い人になるわけです。

ではこれがうまくできない人は、一体どうなるのでしょうか?

筋操作がうまくできない人

筋肉の操作がうまくできない人とは、縮む・縮まない(ゆるむ)の操作がうまくできず、どちらかに偏ってる人を言います。

例えば、筋トレを筋肉がガチガチになるまでおこない、それに対するケアや、動ける身体を作るためのトレーニングとかを疎かにしている人ほど、縮まない(ゆるむ)という操作ができなくなります。

そして逆に、病気や怪我で長期入院し、筋肉を使わない(縮まない)期間が長くなってしまった人は、リハビリを始めた時に縮ませるという操作がうまくできません。

例えが両極端ですが、この現象は姿勢や動きの癖などでも起きてしまうため、このどちらかに偏れば偏るほど、動きが鈍くなり、身体を痛めやすくなります。

ではどのようにしたら、この筋肉操作が上手くできるのでしょうか?
それはインナーマッスルを優位に機能させることです。

インナーマッスルを優位に機能させると、筋肉の操作が上手くできる

この話をする前に、インナーマッスルとアウターマッスルの特徴を整理していきましょう。

〈インナーマッスルの特徴〉

  • 身体の中にある筋肉
  • 関節を安定させる
  • 関節をスムーズに動かす
  • 素早い動きが可能
  • 持久力がある

〈アウターマッスルの特徴〉

  • 身体の表面上にある筋肉
  • 関節を動かす
  • 大きく強い力を発揮する
  • 動作スピードは遅い
  • 持久力はない

このような特徴がインナーマッスルとアウターマッスルにあります。

筋肉の操作が上手くできる人。即ち、縮むべき時に縮んで、縮ませない時は縮まない(ゆるむべき時にゆるむ)。
ができる人は、この筋肉の特徴どうりに動けている人です。

この筋肉の特徴を見てみると、インナーマッスルは関節を安定させ、動きを作り、更に動かし続ける持久力があります。
そのため、基本身体を動かすときはインナーマッスルを優位するのが良いということです。

立ってる時はインナーマッスルで関節を支え、姿勢を保持し、動く時はインナーマッスルを使いスムーズに関節を動かす。
そして何か大きな力を発揮する時。例えば、床にある重い荷物を持つ時に、必要最低限の縮み方でアウターマッスルを使います。
そして、その荷物を置いたら、アウターマッスルは縮むのをやめ、またインナーマッスルでスムーズに関節を動かし、身体を動かしていく。

この切り替えがうまくできる人が、筋肉の操作が上手くできる、私が考える質の良い筋肉の人です。

こういう意味もあって、ブログではしつこいくらいインナーマッスルインナーマッスルと言ってるんです。笑

そしてインナーマッスルを効率よく使えるようにするのがクロスポイントなので、ここに書いてあるワークは、できるだけ全部、しかも毎日おこないたいですね。

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

クロスポイントの詳細な刺激方法

最後に

毎日動かす身体ですから、どうせなら質の良い筋肉でいたいですよね。

私はそう思ってるので、クロスポイントを中心としたワークを毎日欠かさずおこなっています。

あなたも、より快適な生活をおくれるように、少しづつで良いので、クロスポイントやってみてくださいね(^ ^)

まとめ

  • 質の良い筋肉とは、ゆるむべき時はフニャフニャにゆるんで、締まるべき時はガチガチに締まる筋肉。
  • 筋肉操作が上手くできない人は、縮むか縮まないかのどちらかに偏っているため、動きが鈍くなり、身体を痛めやすくなる。
  • 筋肉の操作が上手くできるようになるには、インナーマッスルを優位にすること。
  • インナーマッスルを優位にするために効率よくおこなえるワークがクロスポイントワーク。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas