動ける身体を作る。動ける人と動けない人ではここが違う!

運動神経

私が身体の勉強をはじめたのは今から13年前の18歳の頃から。その時からスポーツクラブで運動指導を始めたので、そこから数えたら私は13年間ほぼ毎日色々な方達の身体を見させていただいてます。

人数で言ったら何人でしょうね。多分数千人はいってるんじゃないでしょうか。13年間勉強し続けて、これだけの人数の方達の身体を見続けてきたので、ここ最近、動ける人と動けない人の身体の違いがだいぶわかるようになりました。

動きの精度と身体の状態の指標

動ける人と動けない人の違いをお話する前に、動きの精度と身体の状態の指標についてお話します。

動きの精度

動きの精度は大きく分けれ2つに分類されます。レフな動きとラフな動きです。

レフ(精密)

必要な部分の筋肉を必要最低限の筋出力で使うこと。最適に脱力が出来ていて、無駄な力が入っていない。

ラフ(粗い)

不必要な部分に力が入り、力んだ状態で動くこと。意味もなく慢性的に力が入ってしまう。

身体の状態

身体の状態も大きく分けれ2つに分類されます。フリーな状態とスティッフな状態です。

フリー

必要な部分の筋肉を必要最低限の筋出力で使うこと。最適に脱力が出来ていて、無駄な力が入っていない。

スティッフ

不必要な部分に力が入り、力んだ状態で動くこと。意味もなく慢性的に力が入ってしまう。

動ける人と動けない人の違い

お気づきかと思いますが、レフとフリー、ラフとスティッフの説明が一緒です。レフ≒フリー、ラフ≒スティッフと言いましょうか。

レフ/ラフは動きの質や動きの精度のことを指していますが、フリー/スティッフは身体の状態を指しています。フリーな状態は言いかえるとインナーマッスル優位でアウターマッスルの力は抜けている身体の状態、スティッフはインナーマッスル劣位でアウターマッスルに力が入りすぎている身体の状態です。

例えばA君は普段の身体の状態はスティッフだが、試合になるとレフな動きになる。

B君は普段の身体の状態はフリーだが、試合になるとラフな動きになる。

ちなみに私は、はじめてのフルマラソンに向けての練習の時、30㎞〜40㎞走っても脚なんか一回も攣らなかったのでフリーな身体だったのに、フルマラソン当日は緊張してラフな動きになってしまい25㎞あたりで脚が攣ってしまいました。完全にB君パターンです(笑)。なので、この時の私は動けない人でした。

ですが、その次の大会では脚を攣ることもなく走りきれたので、練習でも試合でもフリーな身体でレフな動きができたんだと思います。この状態が動ける人です。

動ける身体を作るには?

フリー&レフの身体を作ることです。この状態をつくるには、インナーマッスル優位/アウターマッスル劣位のゆるんだ身体にし、動きの中でもインナーマッスルが機能する状態を作らなければなりません。

フリーな身体を作る

クロスポイント

このワークでインナーマッスル優位/アウターマッスル劣位の身体を作ります。詳細は下記の記事、

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

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クロスポイントの詳細な刺激方法

立甲ワーク

このワークで上肢と体幹のクロスポイントの筋肉を繋げて機能させます。ワークの手順は下記の記事に書いてあるので、実践できるところまでおこなっていきましょう。

立甲ができるまで【効果と練習方法を一挙大公開】

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立甲の練習方法

割膝

このワークで体幹と下肢のクロスポイントの筋肉を繋げて機能させます。詳細は下記の記事、

「達人の筋肉」大腰筋の驚くべきメカニズム【大腰筋を鍛える5つのトレーニング】

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股関節と下肢の機能を高めるワーク

レフな動きができるようにする

腕立て伏せ

上肢と体幹のクロスポイントを意識しながら腕立て伏せをします。

  1. 腕立ての体勢になり、わきは締めで地面を押し込み、みぞおちを丸め、坐骨を締める。
  2. その状態をキープしたまま身体を下に落とす。
  3. 肩をすくめたり、お尻が落ちたりしないよう注意する。

片足スクワット

体幹と下肢のクロスポイントを意識しながら片足スクワットをおこないます。

  1. 足を前後に開き、前足の股関節/お尻のクロスポイントを触る。
  2. 膝の力を抜きながら、股関節を曲げてしゃがむ。
  3. 膝が前に突っ込んだり、内に入ったりしないように股関節を伸ばし、坐骨を締めながら立ち上がる。

最後に

動ける身体は一朝一夕で作れるものではありません。これらのワークを続けながら身体を動かすことにより少しずつ身体に変化が出てきます。

例えば、フリー/スティッフレベルが3だったのが4に上がり少しフリーに近づく。レフ/ラフレベルが5だったのが6に上がり少しレフに近づく。など一歩一歩前に進んで変わってく感じです。

なので継続が重要になるので、コツコツとワークを続けてください。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas