「股関節が痛い、、、」
「股関節が硬い」
「股関節に詰まり感がある」
そんな股関節の不調で悩まれてる方は、
- 外もも
- 内もも
- お尻
が硬い人が多いですが、
それに匹敵するくらい多いのが、
お尻の奥にある梨状筋が硬い人。
ここの硬さも、潰しておいた方が良い要素の一つですねー。
梨状筋とは?
梨状筋(りじょうきん)をご存知無い方もいると思うので、
どんな筋肉か簡単に説明しますね。
梨状筋は骨盤の真ん中にある仙骨の前面から、
大腿骨の外側にある骨の出っ張りの大転子についています。
動きとしては、足を外に捻る時に働きますね。
このように梨状筋は、股関節に関係する筋肉の一部になります。
そんな梨状筋がなぜ股関節の動きを悪くしてしまうのかというと、
それは内転筋とのバランスが崩れてしまうからです。
内転筋とのバランス
通常であれば、
梨状筋を含めた足を外に捻る筋肉と、逆に足を内に捻る内転筋が、
バランスよく働く事で、股関節を安定させつつスムーズに動かす事ができます。
ですが内転筋は、
足の中でいえば使いづらい筋肉のうちの一つです。
「前ももや外ももは力が入るし、普段から使ってる感覚あるのに、内ももにはそれが無い、、、」
という方が多いと思います。
そのため、普段の姿勢や使い方の癖など何かしらが影響して、
ただでさえ使いづらい内転筋が更に働きが落ちてしまったら、
梨状筋を含めた足を外に捻る筋肉とのバランスが取れなくなり、
それにより梨状筋に負担がかかり、固ってしまうんですね。
そしてこの硬さが影響して、
股関節を歪ませてしまいます。
梨状筋が股関節を歪ませる
梨状筋や、梨状筋と同じように足を外に捻る筋郡が固まると、
大腿骨の骨頭が前に押し出されてしまいます。
この状態のまま足を上げる動きをすると、
骨頭が骨盤に当たって、それにより股関節に痛みや詰まり感が出ることがあるのです。
以上の理由から股関節に不調が出る場合があるので、
お悩みの方は、以下の手順で梨状筋をほぐして、内転筋を使えるようにしましょう!
股関節の歪みを取り除く
梨状筋ほぐし&ストレッチ
お尻の割れ目の頂点から、大転子を結んだ中間地点。
ここにテニスボールを当てて、動かしながらほぐす。
これを30秒行う。
それが終わったら仰向けに寝転がり、
足で4の字を作って、膝を抱える。
このまま30秒キープする。
【後編】 pic.twitter.com/IcMkeGo26g
— 柴 雅仁|治療家・パーソナルトレーナー (@PT_shiba) May 13, 2021
内転筋の働きを高める
このワークは色々と細かくやり方があるので、
詳細はYouTubeを参考にしてください!
こんな感じでケアしたあと、
足上げなどして股関節の動きを確認してみましょう。
股関節が軽くなり、つまり感や痛みがあった人は、
それが緩和してると思います。
このように股関節と梨状筋は深い関係があるので、
今回のケアが効果あった人は、継続的に実施してくださいね!
P.S.明日のセルフケアサロンのレッスン「筋膜リリース&ストレッチ[股関節・腰編]」で、この辺のケア方法をもっと深堀していきます。サロン生の方は、ボールとフォームローラーをご用意の上ご参加ください!(道具無しでのやり方も紹介するので、お持ちでない方も安心してご参加ください。)