なぜ手首?
と思うかもしれませんが、その理由は簡単。
肩の土台は手首だからです。
目次
末端が土台
人間は元が四足歩行だったと仮定してお話しすると、足首の上に膝や股関節があるので、下肢の土台は足首ですよね。
そして今の人間で言う肘や肩にあたる場所の土台は手首ということになります。
なのでその土台にあたる場所に動きの悪さがあったりすると、その上にある肘や肩はその影響をモロに受けてしまうので、それで肩コリや肩の痛みに繋がってしまうのです。
そのため肩の調子を整えるには、患部の調整と同時に手首の調整もする必要があります。
手首調整その1:前腕の骨を調整する
手首にも色々ありますが、その中でも特に調整した方が良いのは親指側。
なぜかと言うと、親指は指の中で最も力が入り使いやすい場所だからです。そのため、手首の親指側は特に動きが悪くなります。
では具体的に手首がどのような状態になるのかと言うと、手首の親指側の凹み。ここに詰まりが起きます。
親指の筋肉を過度に使いすぎると、前腕の親指側の骨が前に引っ張られて手の骨との間の隙間が少なくなってしまうんですよね。見た目でいうと、いわゆる肘がくの字に曲がる猿手のような感じになります。
これで実際猿手になってる人はいますし、パッと見猿手になってなくても、猿手になる方向に進んでる人も同じ状況になってます。
そしてこの状態になると前腕の親指側の筋肉全体が固まり、そこと繋がりがある力こぶの上腕二頭筋や、胸の大胸筋、肩の三角筋や僧帽筋が固まってしまうのです。
大胸筋は固まると猫背のようになりますし、上腕二頭筋や三角筋は肩関節の痛み、僧帽筋は肩コリを引き起こします。
そのためこれを解決するには、この骨を元の位置に戻してあげる必要があるのです。
そしてそれができたら今度は手首の小指側を使えるようにします。
手首調整その2:前腕の小指側を使えるようにする
前腕の親指側の骨を調整しても、同じように親指を頻繁に使っていたら元に戻ります。
そのため、そうならないようにするためにも反対側の前腕の小指側の筋肉を使ってバランスを取るのです。それができれば元に戻りづらくなります。
筋肉名で言えば浅指屈筋や深指屈筋ですね。
ただこの2つの筋肉を使えるようにするだけではまだ弱いです。肩の動きを変えるなら、手首と肩の間にある肘も使えるようにしなければなりません。
肘も使えるようにする
そのポイントとなるのが腕裏の上腕三頭筋で、その中でも特に内側と真ん中を使えた方が良いですね。
上腕三頭筋は浅指屈筋や深指屈筋と繋げて使いやすく、これらを繋げられると脇の前鋸筋の働きを高める事ができます。
肩に不調を抱えてる人は「手首調整その1」でも書いた、上腕二頭筋や三角筋・僧帽筋・大胸筋が固まっていて、これらの筋肉を肩を上げる筋肉なのですが、前鋸筋は逆に肩と下げる筋肉なので、前鋸筋が使えるとこれらの筋肉とのバランスが取れて肩の動きがスムーズになります。
更に前鋸筋は脇腹の筋肉(内・外腹斜筋)を介して体幹のインナーマッスル(腹横筋)と繋がるため、前鋸筋が使えるだけで体幹の安定性も高める事ができるのです。
なのでこの前鋸筋を使えるようにするためにも、手首や肘をしっかり調整していきましょう!
手首と肘の調整法
ここまでで手首・肘と肩の繋がりを書きましたが、でも実際本当に繋がりがあるのか?体感してみないとピンとこないですよね。
なので手首と肘の調整だけで肩の動きが変わるのか確認するために、まずは肩を回して今の動かしやすさを覚えて起きましょう。
覚えたら手首と肘の調整に入ります。
前腕の親指側の骨を調整する
- 手首の親指側の凹み周辺をほぐす
- 凹みに親指を引っ掛ける
- そこに前腕の骨があるので、その骨を肘側に押し込む
詳細なやり方は動画をご確認ください。
手首と肘の小指側の筋肉を使う
- 中指の付け根を押さえて、そこから外3本指を曲げる
- 手首を小指側に倒す
- そのまま肘を曲げ、伸ばして腕裏の内側に力を入れる
こちらも詳細なやり方は動画をご確認ください。
肩の動きを再度確認しよう!
では再度肩を回してみてください。
いかがでしょう?先ほどより肩が回しやすくなってると思います。
このように手首と肘は肩と密接な関係があるんですねー。なので、肩周りだけでなく肘や手首もしっかり調整してくださいね!
ちなみに手首と肘の調整後に、肩と繋ぐワークとしてやった方が良いのは、現段階ではこのメルマガ限定動画のワークですかね。
他にもあるのですが、それはまだ公開してないので、それはまたそのうち気が向いたら公開します。笑メルマガ登録者の方は、登録時の自動返信メールで送られてきたパスワードをこの記事に入力してくださいねー!まだ未登録の方はご登録の上、パスワードを入力して視聴してしてください。
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