キングオブトレーニングと言われてるスクワット。
そのため
- ダイエット
- シェイプアップ
- 筋力アップ
- スポーツパフォーマンスアップ
- リハビリ
- 転倒予防
など様々な目的で行われるのですが、そのフォームを見てみると、その効果を最大限引き出せていないフォームをしている方が多くいます。
スクワットはね。
膝ではなく股関節でやるとちょーーー効果高いんですよ!
なぜ股関節?
その理由は股関節の動きを作るインナーマッスルの大腰筋が関係しています。
大腰筋は腰の背骨から股関節をまたいで大腿骨の付け根の内側あたりに付着しています。
そのため下肢とも体幹とも関係の深い筋肉なのです。
まず下肢では内ももの内転筋群や裏もものハムストリングス、スネの後脛骨筋と繋がりがあります。
そして体幹とは横隔膜や骨盤底筋群、腹横筋と繋がっています。
これらの筋肉は全てインナーマッスルやインナーマッスルと関係の深いアウターマッスルです。
インナーマッスルには
- 良い姿勢を作る
- 代謝が上がる
- 関節を安定させる
- 関節をスムーズに動かす
- 素早い動きができるようになる
などの特徴があるため、股関節を使ってスクワットができると、ほぼ全身のインナーマッスルを使うことができるため、冒頭にあげた、
- ダイエット
- シェイプアップ
- 筋力アップ
- スポーツパフォーマンスアップ
- リハビリ
- 転倒予防
にしっかりと効果を発揮してくれるのです!
これはもう一石二鳥どころではありません。一石六鳥です!
とまあ股関節を使ったスクワットができると効果を最大限引き出すことができるので、そんなスクワットができるようになるために以下のワークを行っていきましょう。
股関節を使ってスクワットができるようになるためのワーク
股関節のクロスポイント
クロスポイントとはインナーマッスルの働きを高めるツボみたいなもの。
詳細はこちらをご確認ください。
- 恥骨の横の股関節をさする。
- 膝を軽く曲げ、外くるぶしに乗り、股関節を曲げる。
- 裏ももが伸びるのでそれを感じる。
- 股関節を起こして元に戻す。
- これを10回繰り返す。
スクワット前にやると良いと書きましたが、デッドリフト前にやるのも良いですよ!
他にも
・ウォーキングやランニング前
・ダッシュやジャンプ動作、切り返し動作の前てゆーかスポーツやる前には必ずやった方が良いですね。
どんなスポーツも股関節は基本ですから。 pic.twitter.com/Eu1fiklS32— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) March 9, 2019
これで股関節の動きを身体に覚えさせていきます。
では次にこの股関節を意識したスクワットを練習していきましょう!
股関節を意識したスクワット
- 足を肩幅くらいに開きつま先を前に向ける。
- 膝の力を抜き、外くるぶしに体重を乗せたまま股関節を曲げてお尻を下に落とす。
- 曲げた股関節を伸ばすように身体を起こす。
こんな感じでやってくのですが、画像だとよくわからないですよね。
なのでよくやりやすい膝でやるスクワットと、股関節でやるスクワットの動画で動きの違いを確認してください。
スクワットの効果を高めるなら、膝ではなく股関節でできるようになること。
股関節の筋肉は下肢と体幹に繋がるから、股関節を意識したスクワットができると、下肢と体幹をまとめて鍛えることができる。股関節から曲げて、股関節を伸ばすように立ち上がる。
まずはその意識でやってみましょう! pic.twitter.com/CVaKoNKpPO
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) March 9, 2019
何度か見ていくと違いがわかると思います。
膝でやるスクワットは股関節があまり動かないのに対し、股関節でやるスクワットは股関節の動きに合わせて膝も勝手に伸びるので、立ち上がった時に身体がきちんと真っ直ぐになります。
こんな感じでスクワットができると良いので、トレーニングとしてやってる方は是非今日から意識してみてください!