先週の金曜にツイートした〝脇さすって肩を回す動画〟が4万リツイート、11万いいねを超えました。
どうやら肩の不調で悩む多くの方の手助けになったようなのです。
うーん。
脇の効果絶大‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎‼︎
目次
喜びのお声
これは一部ですが。
前鋸筋が硬くなると、三角筋や僧帽筋にも影響が出るから、これめっちゃ良いーーー!!柴さんの動画情報ほんとにたくさんの人を救っている😭 https://t.co/RnZaDL42TJ
— ふろぺ@ストレッチトレーナー (@furope_stretch) 2019年3月1日
これやってみたら肩が下がったせいなのか、首が長くなった!すごい!! https://t.co/FGafFgFilH
— kettle (@kettle71757894) 2019年3月1日
これはすごい
勝手に肩が上がりっぱなしになって張ってたのが解消された https://t.co/gZtPMckhEg— 中の人の9 (@Eizi_9) 2019年3月1日
わあ凄い!思ってた以上に楽になりました!
— メル (@mell0315) 2019年3月1日
つい最近までその辺り痛くて胸郭出口症候群でした!😖同じように肩周り動かしてたら肩こり少し緩和に痛みもほぼ無くなってきました☺️
— 雨宮 海斗 (@amamiyakaito01) 2019年3月1日
こんな感じで喜びのお声を沢山いただいております。
こうやって人の役に立てるのは嬉しいですねー(^ ^)
ではなぜ脇にはこんなにも効果があるのでしょうか?それを以下で解説していきますね!
何故こんなにも脇に効果があるのか?
脇には前鋸筋(ぜんきょきん)と呼ばれる筋肉があり、肩甲骨の裏側から肋骨に付着しています。この筋肉が肩の動きをスムーズにしているのです。
脇さすり、その後触りながら動かすとこの筋肉の働きが高まるのですが、なぜ前鋸筋の働きが高まると肩の動きがスムーズになるのかというと、それは前鋸筋は肩を下げる筋肉だからです。
肩の動きが悪い人ほど肩を上げる僧帽筋や三角筋が優位に働いているため、肩関節周りの筋バランスが悪くなっています。
そのため肩を下げるという逆の働きがある前鋸筋を使えると、僧帽筋や三角筋の働きを抑える事ができるため、肩周りの筋バランスが整い動きがスムーズになるのです。
では何故さすって肩を回すだけで前鋸筋の働きが高まるのか。
別に鍛えてるわけでもないのに。
それは人間のある機能を利用してるからなんです。
さすって肩を回すだけで動きが変わる理由
人間には体性感覚というものがあります。
体性感覚とは皮膚の感覚と筋肉・腱・関節の感覚の総称のことを言い、
皮膚の感覚は、触っている感覚や熱の感覚(熱いとか冷たいとか)、痛みの感覚などがあり、
筋肉・腱・関節の感覚は、手足や身体の位置・運動・抵抗・痛みや物の重量などの感覚があります。
前鋸筋をさするというのはこの体性感覚を利用するためで、摩擦で熱くなるまでさするとそこに感覚ができ、無意識に前鋸筋を使えるようになるのです。そしてその状態で肩を回すことで、「前鋸筋を使いながら肩を動かす」という事を身体に覚えさせることができます。
ただ残念なことに、変化が出るのはさすった直後くらいで、すぐに元に戻ってしまいます。
なのでこれを単発でやるだけではその場しのぎにしかなりません。
ですがこれを毎日毎日。しつこいくらいやり続けると前鋸筋を使う感覚が身体に染み付いてくるので、スムーズな肩の動きというのが当たり前のようになってきます。
首肩コリの予防緩和のためにも。
競技パフォーマンスと高めるためにも。
普段からコツコツ刺激することが必要ですね。
ちなみにこのワークの正式名称は脇のクロスポイントです。
クロスポイントとは?
私が今もなお、学び続けている体軸理論の中にあるクロスポイントシステムとは、(株)メタアクシス代表の高橋龍三氏が考案した、身体の使い方を上手くするポイントのことで、
このポイントを刺激することで、身体の使い方を上手くするために必要な筋肉を活性化することができます。
そしてこのクロスポイントシステムは、商標登録もされ、特許も取得しています。
そのため、国からも認められてる、根拠のあるものなのです。
体軸理論と特許についてはこちら↓
https://metaaxis.co.jp
私がブログや個別セッションでお伝えしているワークは全て、このクロスポイントシステムをベースに構築されています。
そしてこのクロスポイントや、それをベースに作られたワークをやり込んだ結果がお客様の声だったりします。
お客様の声はこちら↓
https://selfcare-lab.com/category/customers-voice
これだけ素晴らしい効果があるクロスポイントシステム!
では、このクロスポイントの更なる詳細を以下で解説していきます。
クロスポイントの詳細
クロスポイントは全身14ヶ所にあり、そこには複数の筋肉が交わるように存在します。
そしてそこにある筋肉を、私どもは体軸筋と呼んでおり、体軸筋は全て、身体の中にあるインナーマッスルで構築されています。
ちなみに、インナーマッスルの特徴は以下の通りです。
〈インナーマッスルの特徴〉
- 身体の中にある筋肉
- 関節を安定させる
- 関節をスムーズに動かす
- 素早い動きが可能
- 持久力がある
インナーマッスルにはこのような特徴があり、これらの特徴は、身体の使い方を上手くする上で必要不可欠な要素です。
そのため、クロスポイントを刺激することで、インナーマッスルを優位に使えるようになり、身体の使い方が上手くなることで、痛みのない動ける身体を作ることができるのです!
ここまで聞くと、、、
他のクロスポイント刺激したくなりますよね?笑
ではそんなあなたのために、脇以外にお勧めのクロスポイントを紹介します。
クロスポイントの効果を体感する
クロスポイントの刺激方法の説明を交えつつ、その効果を前屈のやりやすさの違いで体感していただきたいと思います。
Before
まずは前屈をしてみて、今のやりやすさや、手がどの辺りまで下にさがるか確認しましょう。
次に4ヶ所のクロスポイントを、2種類のワークで刺激していきます。
みぞおち/背中のクロスポイント
このクロスポイントで活性化する筋肉は、主に呼吸の時に使われる横隔膜と、股関節の動きを作る大腰筋です。
- へそから指4本上のみぞおちと、反対側の背骨を触る。
- その背骨を、丸めたり起こしたり・横に倒したり・捻ったりして、各3〜5回ずつ動かしていく。
股関節/お尻のクロスポイント
このクロスポイントで活性化する筋肉は、先ほどご紹介した股関節の動きを作る大腰筋と、裏もものハムストリングス・内ももの内転筋群です。
- 足を腰幅に開き、つま先を前に向ける。
- 股関節(恥骨の横)を触り、膝を軽く緩め、股関節を曲げていく。
- きちんと曲がっていると、裏もものお尻よりの部分が伸びるので、それを感じ取る。
- お尻のほっぺと裏ももの境目(坐骨)を触り、そこから身体を起こす。
- これを10回繰り返す。
After
では、再度前屈をしてみてください。
ポイントは、みぞおちを丸めながら身体を前に倒していくことです。
いかがでしょうか?先程よりも前屈がやりやすくなり、手が更に下にさがったと思います。
みぞおちを触る理由は、みぞおちを触って丸め込むと、大腰筋に更に意識が向くから。身体の使い方を変えるだけで、こんなにも違ってくるんですよねー。
このようにクロスポイントは、即時効果のある、とても再現性の高いものなのです。
その他のクロスポイント
まだ他にもクロスポイントは9ヶ所あります。
その中でも上肢のクロスポイントを刺激すると、肩周りの動きが良くなったり、
下肢のクロスポイントを刺激すると、片足バランスが安定したりと、色々変化が出るので、
お時間がある時に、以下の記事や動画でやり方を確認して、刺激してみてください。