デスクワーカーに多い肩コリ。
これを仕事の合間にパパッと解消できたら良いですよね。
そこで本日は、肩コリに悩むデスクワーカーであるあなたの為に、仕事の合間にできる簡単な4つのセルフケア方法をご紹介します。
デスクワーカーが肩コリになる理由
それはやはり丸まった姿勢が関係します。
デスクワークをすると、どうしても背中は丸まるため肩が上がり、猫背や巻き肩のようになってしまいます。すると、胸の大胸筋や肩の僧帽筋や三角筋、腕の上腕二頭筋がコリ固まって、肩コリを引き起こすのです。
これを解決するのは、まず固まった筋肉をほぐす必要があります。
ですが正直それだけでは不十分です。
なぜなら、固いところをほぐすだけだと「肩を上げる」という癖が変わらないからです。
肩コリを解消するには、使えてない筋肉に刺激を入れる
肩を上げる癖があり続ける限り、ほぐしてもまた直ぐに肩が上がり、肩コリを引き起こしてしまいます。
そのためこれを解決するには、固い筋肉をほぐすと同時に肩を下げる筋肉に刺激を入れて、癖そのものを変える必要があるのです。
その刺激を入れる筋肉とは脇の前鋸筋と腕裏の上腕三頭筋です。
この2つの筋肉は肩のインナーマッスルを介して繋がっているため、前鋸筋と上腕三頭筋に刺激を入れると、肩を下げたまま腕を動かす感覚を作ることができます。
すると肩を上げる筋肉の関与を抑えることができるため、デスクワークをしていても肩が下がり、肩がコリづらくなるのです。
肩コリを解消する4つのケア方法
肩を上げる筋肉を緩めつつ、肩を下げる筋肉に刺激を入れていきます。
首と脇のクロスポイント
クロスポイントとはアウターマッスルを緩めてインナーマッスルの働きを高めるツボみたいなもの。
詳細はこちらをご確認ください。
まずは首のクロスポイントワークで肩を上げる僧帽筋を緩めて、首のインナーマッスルが働きやすい状況にします。
- 耳たぶの下で首の付け根。肩をすくめた時にできる首の横のくぼみにある。
- ここを抑えて首を前後・横・捻りを各3回ずつ行う。
そして次に脇のクロスポイントを刺激して、前鋸筋の働きを高め、肩を下げられるようにします。
- 脇の下を摩擦で熱くなるまでさする。
- そこを触りながら腕を前後に各5回ずつ回す。
肩コリに悩むデスクワーカーへ①
耳たぶの下。首の付け根あたりを親指で指圧しながら首を回すと、肩首コリで固まる筋肉をまとめて緩めることができる。
そしてその後、脇の筋肉に刺激を入れると、肩が下がり肩がコリづらくなる。
こうやって予防策と改善策をセットでやると効果てき面ですよ! pic.twitter.com/vdlggg8wOf
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) March 15, 2019
力こぶほぐしと肘のクロスポイント
まずは肩を上げる筋肉と繋がっている上腕二頭筋を緩めていきます。
- 力こぶの真ん中あたりを反対側の指で摘む。
- そのまま揺らしてほぐす。
次に肩を下げる前鋸筋と繋がっている上腕三頭筋に刺激を入れます。
- 肘の骨の出っ張りの上あたりを摩擦で熱くなるまでさする。
- さすり終わったらそこを触りながら肘の曲げ伸ばしを10回繰り返す。
肩コリに悩むデスクワーカーへ②
力こぶは肩首と繋がりがあるため、ここをほぐすと肩首のコリが解消される。
そして更に肘の骨の出っ張りの上あたりをさすり、そこを触りながら肘の曲げ伸ばし10回やると、肩を下げる筋肉と繋がりのある腕裏の筋肉が使えるようになる。
すると肩首がコリづらくなる。 pic.twitter.com/HMlz9dGO4x
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) March 15, 2019
このように固まってるところをほぐし、使えてない筋肉に刺激を入れる。それができると肩を上げる癖を解消できるため、肩コリになりにくくなります。お悩みの方は、ぜひこの手順でワークをやってくださいねー!