デスクワークをしていると、だんだん目が疲れてきて、霞んだりしまよね。
私も毎日PCやスマホで記事を書いているので、目がシパシパする時が多々あります。
でも、一息ついた時に、必ずあるワークをやるようにしてるんです。
それをやると、目がだいぶ楽になるので、本日は私も実践している、疲れ目に効くワークをご紹介したいと思います。
目次
目の疲れは筋肉のコリ
疲れ目(眼精疲労)とは、目の周りにある筋肉が疲労し、血流が悪くなっている状態を言います。
まず、眼球の周りには上直筋・上斜筋・内直筋・下直筋・下斜筋・外直筋の6つの筋肉(総称して外眼筋)があり、これらの筋肉により眼球は動かされ、支えられています。
目は常日頃から使っているため、外眼筋はそれなりに持久力がありますが、長時間のデスクワークなどで目を使い続けると、外眼筋は筋疲労を起こします。
また、目のレンズである「水晶体」の厚さを調節してピントを合わせるための筋肉である毛様体筋も、近くを見続けたりして負担がかかると、筋疲労を起こします。
そして、まぶたを動かす眼輪筋も、目を使った分だけ瞬きをするので、ここも筋疲労を起こします。
これらの筋肉が疲労することにより、
- 目が重くなる。
- ショボショボする。
- 目が痛む。
- 目がかすむ。
- 充血する。
などの症状を引き起こし、ひどい場合には頭痛や肩こり、吐き気などがおこる場合もあります。
疲れ目を解消する
Before
ツボを刺激する前に今の状態を確認します。
目を上下左右に動かしてみた時の感じや、疲れ方などを覚えておいてください。
次に、疲れ目に効く5つのツボ、
- 太陽(たいよう)
- 睛明(せいめい)
- 攅竹(さんちく)
- 魚腰(ぎょよう)
- 承泣(しょうきゅう)
を刺激します。
この5つのツボを指で5〜10秒押していきましょう。
太陽(たいよう)
眉毛の一番外側と、目の一番外側を結んだ線の真ん中から少し外側に寄った、こめかみのくぼみにあります。
ここを真横から押していきましょう。
睛明(せいめい)
目の一番内側と、鼻の付け根の間にあるくぼみにあります。
ここを中心に向かって押していきましょう。
攅竹(さんちく)
眉毛の一番内側の、すぐ下にある深いくぼみにあります。
ここを斜め上に押していきましょう。
魚腰(ぎょよう)
眉毛の真ん中から少しだけ下におりたところにあるくぼみにあります。
ここを斜め上に向かって押していきましょう。
承泣(しょうきゅう)
目の中心のすぐ下側に当たる骨のふちにあります。
そのまま真っ直ぐ押していきましょう。
刺激し終わったら、更に、目を手で温めると、とても効果的なので、その方法についてもご説明します。
目を手で温める
簡単に説明すると、手を目の上に乗せて、温めるのですが、ただ目の上に手をあてて温めるだけだと効果が薄いので、一手間加えて、筋肉がゆるみやすい状態にします。
その一手間とは、目に手をあてる前に、温かくて柔らかい、ゆるんだ手を作ることです。
手の平も筋肉でできているため、疲れていると、手のひらも強張り、固まっている恐れがあります。
特にデスクワークをしていると、目と一緒に手も使っているので、固まっている可能性はかなり高いです。
多くの人の身体を触り、治療してきた経験から、固まった手で患者さんの身体を触ると、触った部位の緊張はほぐれません。
逆に温かくて柔らかい、ゆるんだ手で患者さんの身体を触ると、触った部位の緊張がほぐれます。
これは自分の身体でやっても同じです。ゆるんだ手で目を抑えれば、目の周りや眼球周りの筋肉もほぐれるのです。
では、実際にゆるんだ手を作って、目を温めましょう。
- 手の平を合わせて、ゆっくりなでる。
- すこし温かくなってきたら、片方の手の甲をなでる。
- もう反対の手の甲をなでる。
- 両手共温かくなっているのを確認する。
- その手を、目の上に優しく乗せて、30秒間温める。
After
いかがでしょうか?先程より目の動きが良くなり、疲れが和らいだと思います。
このように、5つのツボと目を温めるのは、疲れ目に大変効果があるので、仕事がひと段落した時なんかに是非試してみてください。
まとめ
- 疲れ目は、眼球や目の周りにある筋肉が疲労により固まることで起きる。
- 疲れ目になると、目が霞み、酷い時は頭痛や吐き気を引き起こす。
- 疲れ目を解消するには、5つのツボを刺激することと、目を温めること。