仕事の効率を上げる要素は心臓や肺にある!

おはようございます。柴です。

以前記事にも書いた、「周りがスローモーションに見えるようになる練習」

周りがスローモーションに見えるようになる練習

ここにあるワークをやり続けて、その他でも普段の仕事で頭を使っていたら、ある時頭痛がおき、頭がボーッとして思考が停止してしまいました。

多分脳疲労です。

この状態になると、全然仕事がはかどらなくなりますよね。

その時は治療とワークをしたので、すぐに元に戻ったのですが、酷い時は記事とかまるで書けない状態になります。笑

そしてそんなことがあった次の日、クライアントが、私とほぼ同じような状態で来館されました。

その方もやはり脳疲労です。

お話を聞いてみると、職場でのストレスにプラスして、仕事で頭を使ったことにより、頭痛がおき、頭がボーッとするとのことでした。

なんでしょう。こういうのって何故か続きますよね。

そして自分も含め、このような状態の人の特徴をみると、心臓や肺に負担がかかり、呼吸が浅くなっていることがわかります。

頭を使いすぎると心臓や肺に負担がかかる

身体と同じように、脳も使うとエネルギーを消費します。

そのため、脳をフルに使ってる時は、脳にエネルギー源や酸素を集めるために、血液が集中します。

すると、心臓や肺はいつも以上に働かなくてはなりません。

この状態が続くと、持久力のある心臓や肺もさすがに疲れてくるので、関係する筋肉がどんどん固まっていきます。

これが影響して呼吸が浅くなるのです。

心臓や肺に関係する筋肉が固まると呼吸が浅くなる

心臓の神経は胸椎の1番〜4番。肺の神経は胸椎1〜2番から5〜6番から出ています。

そのため、心臓や肺が使いすぎで疲労してくると、胸椎1番〜6番を介して、そこに付着する菱形筋、板状筋、僧帽筋などの筋肉が固まってしまいます。

これらの筋肉は肩を竦める筋肉のため、固まると肩が上がりますし、更には僧帽筋は肩の三角筋を介して、胸の大胸筋と繋がりがあるため、僧帽筋が固まると大胸筋も固まり、肩を内側に巻き込む巻き肩状態になってしまいます。

この状態になると、胸を圧迫しやすくなるため、呼吸が浅くなり、脳に血液が回りづらくなってしまうのです。

すると、頭がボーッとしてきたり、頭痛がおきたりします。

これを解決するには、実はみぞおちをほぐすのが効果的なんです。

みぞおちをほぐすと、深い呼吸ができるようになる

その理由は2つあります。

1つは、大胸筋とみぞおちにある腹直筋が繋がっているからです。

先程もお話したように、心臓や肺に負担がかかると、胸椎1番〜6から、僧帽筋、三角筋を介して大胸筋が固まります。

すると、そこから更に繋がりのある腹直筋も固まるので、ほぐすと大胸筋、三角筋、僧帽筋とゆるめることができます。

そして2つ目の理由は、みぞおちにあるもう1つの筋肉である外腹斜筋は、菱形筋や板状筋と繋がっているからです。

外腹斜筋は脇の前鋸筋と繋がりがあります。

そして前鋸筋は菱形筋と反対側の板状筋と繋がっているため、ほぐすと菱形筋と板状筋をゆるめることができるのです。

このように、みぞおちをほぐすと呼吸を浅くする筋肉をまとめてゆるめることができますし、更にとてもほぐしやすい位置にあるので、そういった意味でもみぞおちは効果的です。

では以下の手順でみぞおちをほぐしていきましょう。

みぞおちを呼吸でほぐす

  1. 手の平と甲をゆっくりなでて、両手共温める。
  2. その手でみぞおちを触る。
  3. 舌を上顎のあてた舌路(ぜつろ)の状態を作ったら、そのまま鼻呼吸でみぞおちを膨らます。
  4. 鼻で息を吐き、みぞおちを元の状態に戻す。
  5. これを10回繰り返す。

詳細なやり方はLINE@登録者限定動画でご確認ください。

みぞおちをほぐすワーク

このワークをやる前に、みぞおちの固さをチェックしておくと、変化がわかりやすいので、事前にチェックしておいてください。

そして、これだけでも効果はあるのですが、更に効果を高めるためには横隔膜を機能させます。

横隔膜を機能させると更に効果的

心臓や肺の機能が低下している時は、その下にある横隔膜の機能も低下しています。

その理由は、心臓や肺の周りにある心膜や胸膜が横隔膜と繋がっているからです。

そのため、横隔膜の機能を高めることにより、心臓や肺の機能も高めることができます。

横隔膜の機能を高める方法はいくつかありますが、その中でも舌路での腹式呼吸が効果的です。

「みぞおちを呼吸でほぐす」でもおこなった、舌を上顎にあてる舌路は、顎や首回りのインナーマッスルである、舌骨上筋群の機能を高めてくれます。

この筋肉は横隔膜と繋がりがあるため、舌路をすると横隔膜の機能をより高めることができるのです。

その状態で、横隔膜をメインで使う腹式呼吸をおこなうと、横隔膜の機能を最大限引き上げることができます。

では以下の手順で腹式呼吸をおこない、横隔膜の機能を高めていきましょう。

腹式呼吸

  1. 仰向けに寝て膝を立てる。
  2. 舌を上顎にあて、へそから指4本下の下腹部を触る。
  3. 鼻から息を吸い、触れてる部分を膨らます。
  4. 鼻から息を吐いてお腹をもとに戻す。
  5. これを10回続ける。

プラスαでこのワークもオススメ!

ご紹介した2つのワークを、仕事疲れで頭がボーッとしたり、頭痛がする時におこなうと、頭がスッキリするので、その後の仕事もはかどります。

私もたまにやってますが、全然違いますよ!

ただ、人によっては、2つのワークだけだと、物足りなさが出てくると思うので、そんな時は下記の記事に書いてあるワークもプラスしておこなうと、より頭がスッキリしてきます。

合わせて試してみてください!

頭痛と肩こりの関係【同時に解消するためのセルフケアワーク】

デスクワークによる目の疲れを解消する【眼精疲労に効く5つのツボ】

まとめ

  • 脳疲労を起こしてる時は、心臓や肺に負担をかけてる。
  • 心臓や肺の神経は胸椎から出ており、そこには呼吸を浅くする筋肉が付着しているため、心臓や肺に負担をかけるとその筋肉が固まり呼吸が浅くなる。
  • 呼吸が浅くなり、血流が悪くなると、脳にエネルギー源や酸素が不足するため、頭がボーッとしたり頭痛がおきたりする。
  • みぞおちをほぐし、横隔膜の機能を高めると、これらは解決する。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas