【呼吸・体幹と深い関係!】前鋸筋を上下で分割して使う

体幹

昨日ツイートした、脇の前鋸筋を上下に分割して使う方法。

上を刺激すると呼吸が深くなり、
下を刺激すると体幹が使いやすくなりました。(ロールアップやプランクがやりやすくなった)

これは一体何故なのか?

色々調べてたら、どうやら前鋸筋と繋がる、脇腹の外腹斜筋と、肋骨の間にある外肋間筋が関係してるみたいですね!

前鋸筋と外腹斜筋

前鋸筋の下部は外腹斜筋と繋がっていて、外腹斜筋は内腹斜筋やインナーマッスルの腹横筋とつながりがあります。

そのため、前鋸筋の下部を刺激すると、体幹が使いやすくなり、ロールアップやプランクといったトレーニングがやりやすくなったんですね。

前鋸筋と外肋間筋

次に前鋸筋と外肋間筋の関係。

前鋸筋は外肋間筋と繋がりがあり、外肋間筋は呼吸の時、肋骨を広げる働きがあります。

そのため、前鋸筋を刺激すると外肋間筋の働きも高まり、呼吸が深くなるのですが、なぜ前鋸筋の上部なのか?
外肋間筋は前鋸筋の下部の方まであるので、下部を刺激しても呼吸が深くなりそうですよね。

でもそうならない。

なのでその理由を考えてみたのですが、多分下部だと外腹斜筋の働きが高まるのが原因かなと思われます。

外腹斜筋と外肋間筋。
この2つの筋肉を比べると、どう考えても外腹斜筋の方が力は強いし、意識しやすいんですよね。
そして外腹斜筋が働くと肋骨を下げる働きがあり、そうなると呼吸の時、肋骨がうまく広がらなくなります。

前鋸筋下部を刺激すると、外腹斜筋も外肋間筋も使いやすくなるのですが、外腹斜筋の方が意識がしやすいため、結果前鋸筋と外腹斜筋との繋がりが勝って、肋骨を下げる方向になり、呼吸がしづらくなるのです。

なので、前鋸筋下部の刺激では呼吸は深くならず、上部で深くなる。
こんな感じじゃないかなと思います!

前鋸筋の上下を刺激する

では実際に前鋸筋を上下に分けて刺激して、その違いを体感してみましょう!

バストトップのラインから上下に分けていきますので覚えておいてくださいね。

前鋸筋上部の刺激

  1. 深呼吸をして今の呼吸のしやすさを確認
  2. 左右の前鋸筋上部(脇の凹みの下)を指先でグリグリする
  3. 再度深呼吸をして、呼吸の深さが変わったかチェック

前鋸筋下部の刺激

  1. ロールアップやプランクをして、今のやりやすさを確認
  2. 左右の前鋸筋下部を摩擦で熱くなるまでさする
  3. 再度ロールアップやプランクをして、やりやすさが変わったかチェック

いかがでしょうか?
やりやすさが変わってると思います。

このように、前鋸筋を使い分けると、日々のワークやトレーニングの質が更に上がりますよね!

日々のワークの中に取り入れよう!

前鋸筋上部は、呼吸が浅い人はもちろんの事、
腹式呼吸や胸式呼吸といった呼吸ワークをやる前にやると良いですし、

前鋸筋下部は体幹や上半身トレーニングの前にやると、トレーニング効果が高まります。

なので日々のワークやトレーニング前に、この一手間をぜひ加えてくださいねー!

 

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas