【反り腰】大腿筋膜張筋・広背筋との関係

姿勢

「反り腰を治すために運動してるけどなかなか良くならない…」

その原因はもしかしたら、大腿筋膜張筋・広背筋の硬さにあるかもしれません!

今回は反り腰と大腿筋膜張筋・広背筋の関係について解説していきますね。

大腿筋膜張筋・広背筋の解剖学

まず最初に大腿筋膜張筋と広背筋の解剖学について。

【大腿筋膜張筋】
〈起始〉
上前腸骨棘、腸骨稜の前面

〈停止〉
腸脛靭帯を介して脛骨外側突起

〈作用〉
股関節屈曲・外転・内旋

【広背筋】
〈起始〉
胸椎6-12棘突起・腰仙椎棘突起、腸骨稜、肋骨下部、肩甲骨下角

〈停止〉
上腕骨小結節稜

〈作用〉
肩関節の伸展・内転・内旋

これをもう少し簡単にいうと…

[大腿筋膜張筋]
場所:骨盤の外前側から脛の外についてる
働き:股関節を曲げたり、外に開いたり、内に捻ったり

[広背筋]
場所:背中や腰から腕にかけてついてる
働き:腕を後ろに伸ばしたり、内に閉じてり捻ったり

反り腰と大腿筋膜張筋

大腿筋膜張筋は股関節を内側に捻る働きがあるため、固まると内股を助長します。

内股になると、運動連鎖で骨盤が前に傾いてしまうため、それで反り腰になってしまうのです。

反り腰と広背筋

大腿筋膜張筋の影響で腰が反ってしまうと、腰にある広背筋が緊張します。

特に広背筋下部繊維は、肋骨を腕側に引っ張ったり、骨盤を上に引っ張るので、広背筋が緊張すると更に反り腰が強まってしまうのです。

まとめるとこんな感じ

まとめると以下のような感じです!

大腿筋膜張筋が固まる

股関節が内側に捻れる

運動連鎖で骨盤が前に傾き腰が反る

広背筋下部が固まる

更に骨盤が前に傾く

反り腰になる!

大腿筋膜張筋を固める原因

では何故大腿筋膜張筋が固まってしまうのでしょう?

その原因の一つが片足重心で立つこと。

この立ち方をすると外ももが突っ張った状態になるため、それを長時間・高頻度で続けると、外もも全体が緊張してしまい、大腿筋膜張筋が固まってしまうのです。

なので反り腰を予防・解消するために、片足重心で立つ事をやめて、大腿筋膜張筋や広背筋をストレッチでしっかりと緩めていきましょう!

具体的なやり方は、以下の動画を参考にしてください。

 

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas