先日、セルフケアサロン生の方からこんな相談を受けました。
座って膝の上に反対側の足首を乗せる、お尻のストレッチをする時、最近左足を乗せるとひきつるようになりました。
また、立って足を交差させて骨盤底筋のワークをする時、右足を左足の前に交差すると、左の足首から足の付け根までの胆経あたりに痛みがあります。そしてここ数日腰痛があります。
腰は全体的に重くにぶい痛みなのですが、あえていえば左の腎喩あたりです。もしよろしければおすすめのワークを教えていただけますでしょうか。よろしくお願いします。
まずお尻のストレッチはこれですよね。これをやると足がひきつるそうです。
そして胆経とは、足の外側を通る胆嚢の経絡ライン(経絡とはツボとツボを繋げたライン)。
足首から足の付け根までのこのライン上に痛みがあり、
画像引用元:タッチフォーヘルス 五行メタファー
腎喩は腰にあるツボで、ここにも痛みがあるということでした。
画像引用元:ツボ暗記カード
以上の内容から鑑定をして、外ももの固さが原因だと予測がついたので、そこをほぐすようにお伝えしました。
そしたらなんと!足と腰の痛みに効いたみたいです。
外ももの皮下脂肪はがしは、左足の痛みと腰痛にも効きました。
サロンのメンバーなので質問して教えていただいたのですが、まさか腰痛と外ももがからむとは思いませんでした!
いやー効いて本当に良かった(^^)
「外ももと腰が関係してるとは!」と驚かれてましたが、実はこのパターン。
結構多くある腰痛のパターンで、実際に同じようなパターンで腰痛になってる人を、僕は何人も診てきました。
では一体、外ももと腰がどのようにして繋がってるのか?
本日はその事についてお話ししていきますねー!
外ももと腰の繋がり
外ももには腸脛靭帯や外側広筋といった筋肉があります。
この筋肉はお尻と繋がりがあるのですが、お尻は脇腹から腰と繋がりがあるので、
外ももが固くなると、お尻から腰までも固くなるので、それにより腰痛になるのです。
※この繋がりについては、アナトミートレインや骨格筋の形と触察法という本を参考にしてるので、気になる方は読んでください。
こんな感じのパターンで腰痛になってる人は本当に多く、その理由としては、人それぞれ姿勢や歪み方は違うけど、大半は外ももが関与するからですね。
外ももはあらゆる姿勢に関与する
例えば猫背や反り腰といった、真逆とも思えるこの2つの姿勢。
見た目は真逆だけど、固くなってる筋肉はほぼほぼ同じだったりします。
猫背の場合は、骨盤が丸まってガキ股気味になりやすいですが、
ガニ股になるとお尻が縮まったまま固まるため、そこから繋がる外ももや腰も固まりますし、
反り腰の場合は、内股や膝を内に入れるような歪みになりやすいですが、
足を内に入れる筋肉の一部は外ももの腸脛靭帯なので、内股になっても外ももからお尻や腰が固まります。
このように、結局は外ももが関係しちゃうんですよね。
外もものほぐし方
なので外ももは普段から小まめにマッサージをしてほぐした方が良い場所なので、
腰痛でお困りの方は、以下のように外ももをほぐしてみてください。
太ももが太い
外張りが気になる
太ももパンパンそんな人は太ももの外側が張って膨張している
だからしっかりほぐそう拳でやれば手も疲れないでほぐせるので、このやり方オススメですよー! pic.twitter.com/nnSlNGEVvF
— 柴 雅仁|セルフケアサロン募集中 (@PT_shiba) August 14, 2020
詳細に関しては、YouTubeで解説してるので、そちらを参考にして下さいね!
まとめ
- 外ももはお尻、脇腹を介して腰と繋がっている。
- 姿勢や歪みは人それぞれ違うが、ほとんどの場合、外ももが関与する
- だから腰痛の人は小まめに外ももをほぐすと良い
P.S.このようなケア方法や身体の使い方をお伝えして、個別の相談も受け付けている、オンラインレッスン「セルフケアサロン」の募集は明日の23:59で受付を終了します。
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