柔らかい下腹部が股関節の動きをスムーズにする!

股関節

股関節の動き悪いなー
股関節固いなー
股関節が詰まるなー

と感じてる人は試しにヘソの指4本下の下腹部とその周辺を押してみてください。

痛くないですか?もし痛かったら、それが原因で股関節に不調が出てるのかもしれませんよ。

下腹部の固さと股関節

股関節の動きの悪さというと、よくお話してるのは、太ももの表側にある大腿四頭筋の過緊張によるもの。

股関節の詰まりを取り除くポイントはスネにある

なんですが、ここ数日はそれ以外の要素の下腹部の固さにより、股関節の動きが悪くなってる人を頻繁にお見かけします。

なぜ下腹部が固くなると股関節の動きが悪くなるのかというと、それには2つの要因が考えられます。

要因1:アウターマッスルが固い

下腹部の表面上には、割れる腹筋であるアウターマッスルの腹直筋があり、奥には股関節の動きをつくるインナーマッスルの大腰筋があります。

そしてインナーマッスルは、その近くにあるアウターマッスルが優位に働くと機能が落ちてしまうという特徴があります。

そのため、姿勢や動きの癖など何かしらが影響して下腹部の腹直筋が固まると、インナーマッスルの大腰筋の働きが落ちてしまい、股関節の動きが悪くなってしまうのです。

要因2:内臓が固い

下腹部にはがあります。

そして腸の後ろには先程お話した大腰筋があり、大腰筋は腸と繋がっています。

そのため、暴飲暴食などで腸に負担をかけて固めてしまうと、その影響で大腰筋も一緒に固まってしまうため、大腰筋の働きが落ちて股関節の動きが悪くなるのです。

このように2つ要因から股関節の動きが悪くなるので、どちらの要因を解決するにも、下腹部を柔らかくする必要があります。

下腹部を柔らかくするワーク

直接ほぐすやり方もありですが、それ以上に効果的なのが腹式呼吸です。

腹式呼吸は体幹のインナーマッスルを使うため、体幹のインナーマッスルの一部である大腰筋の働きを高めることができます。

更に腸や腹直筋を動かし、これらを緩めることもできるため、腹式呼吸をするだけで2つの要因をまとめて解決する事ができるのです。

腹式呼吸

  1. ヘソから指4本下の下腹部を触り固さチェック。
  2. 確認したら、下腹部を触りながらそこを膨らますように腹式呼吸10回。
  3. 再度下腹部を触り方さをチェック。
  4. 柔らかくなっていればOK。

ワーク前後に足の上げ下げなどして、股関節の動きに変化が出たか確認しながらやるとより良いですね。

こんな感じで、股関節の固さで悩んでる人は下腹部を緩めることもやってみてください!

まとめ

  • 股関節の動きの悪さは、大腿四頭筋の固さ意外にも下腹部の固さが関係している。
  • 下腹部が固くなる要因は2つあり、1つは腹直筋の過緊張による大腰筋の機能低下。もう1つが腸が固くなる事による大腰筋の機能低下。
  • 腹式呼吸をおこなうと、この2つの要因をまとめて解決する事ができる。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas