先週のピラティスの記事が結構反響が大きかったですね。
それだけ背骨一本一本の意味がよくわからない人が多かったのかなーと思います。
そしてここで紹介した3つのポイント。これは別に使えるのはピラティスに限ったことではありません。
背骨の動き全てに使える意識なんですよ。この3つのポイントを意識するだけで、動かなかった背骨が動くようになります。
そしてそれができれば多くの身体の不調が整う可能性があるのです。
ほとんどの人が背骨が動かない!
この業界に入って10年以上経つので、合計で言ったら何百という人達の身体を診てきました。
そんな経験上の話ですが、診てきたほとんどの方が背骨が動いてないんですよね。
頚椎7、胸椎12、腰椎5の全24椎背骨はあるのに、その全てがまとまってしまって、まるで棒のようになっているのです。
背骨は身体の中心で体幹の動きを作り、その動きを手足などの末端に伝えてるので、ここが使えないだけで全ての動きが手先や足先だけの動きになってしまいます。
例えば歩く走るときは足だけ動いてる感じになったり。
サッカーで言えば膝だけでボールを蹴ってたり。
テニスやゴルフで言えば手打ちになったり。
全て末端で処理しようとします。すると末端部である足首や膝や股関節、手首や肘や肩などを痛めてしまうのです。そして動かない背骨にあたる腰や背中や首は、固まってるためそれはそれで負担をかけ痛める事になります。
更に背骨には自律神経が通ってるため内臓の働きにも関係してきます。なので背骨が動かないだけで内蔵に不調が出たりするのです。
例えば便秘の人は腰椎が固かったり、胃に不調がある人はみぞおちの反対側の背骨が固かったり。そんな風になってる人が多くいます。
なので僕が見る限りですが、身体に何かしらの不調がある人のほとんどは背骨が固いのです。
だからと言って背骨が動けば全ての不調が解消されるとかそういった事はありません。症状により原因は様々なので解消されるものもあれば、あまり変わらないものもあるのです。
でも背骨の影響は大きいので、動くだけで解消するための第一歩を踏み出すことができる可能性は高いです。
なので身体に何かしらの不調がある人は試しに背骨を動かして欲しいですね!
背骨をどうやって動かす?
じゃあ一体背骨をどうやって動かすのか。
ほとんどの人がその感覚がないので、正直ピンとこないですよね。
なのでこの3つのポイントだけをまずは意識して動かしてもらいたいです!
背骨を動かす3つのポイント
そのポイントとは
- 股関節
- みぞおち
- 鎖骨の間の凹み
です。
股関節とみぞおちの奥には体幹のインナーマッスルで背骨の動きを作る大腰筋や横隔膜、鎖骨の間の凹みの奥には頭長筋・頚長筋があります。
そしてこれらの筋肉は全て繋がってるため、この3つのポイントを意識できるだけで背骨を動かすことができるようになるのです。
この3つのポイントを意識した動かし方のバリエーションは色々あるのですが、まずはこの2つからやると良いですかね。
股関節とみぞおち
- 股関節をさする
- みぞおちを股関節の間に近づける
- みぞおちを左右の股関節に近づける
- みぞおちを左右の股関節方向に向ける
- 全て3〜5回おこなう
詳細なやり方は動画を確認してください。
みぞおちと鎖骨の間
- みぞおちと鎖骨の間をさする
- 鎖骨の間をみぞおちに近づける
- みぞおちを支点に鎖骨の間を横に倒す
- みぞおちを支点に鎖骨の間を外に向ける
- 全て3〜5回おこなう
詳細なやり方は動画を確認してください。
地道にやっていきましょう!
多分これだけやってもピンとこない人が多いと思うので、Before & Afterで前屈や後屈などをして変化を確認しながらおこなってください!
そうすれば違いがわかるので、続けられるのではないかと思います。
コツコツやらないと変わらないので。是非続けてくださいね!