猫背や巻き肩の解消法として有名なのが胸のストレッチ。
《 隙間時間にやる#肩こり改善 #ストレッチ 》
このストレッチは、胸を伸ばすストレッチの中では結構メジャーなやつなので、ご存知の方も多いはず。
ただ、メジャーなわりにはやり方を間違えてる人も多い。 pic.twitter.com/CdeonS8RB5— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) March 16, 2018
これをやる方が多いのではないかと思います。
もちろんこれも正解。猫背や巻き肩になると胸の大胸筋が固まるので、積極的にやっていただければと思うのですが、正直これだけだと不十分なんですよね。
なぜかと言うと、猫背になると固まる筋肉は胸以外にもあり、更に使えてない筋肉もあるからです。
そのため猫背や巻き肩を解消するには、胸を含めた4つ筋肉をほぐして、使えてない1つの筋肉の働きを高める必要があるのです。
一体その筋肉とは何なのか。解説していきますね。
目次
胸以外に固まる筋肉
その筋肉とは、お腹の腹直筋と首の胸鎖乳突筋です。
腹直筋が固まると、、、
腹直筋は肋骨から恥骨に付着している筋肉で、ここが固まると背骨が丸まってしまいます。
そのため、猫背や巻き肩の人がいくら胸のストレッチをやっても、ここが柔らかくならなければ、背骨がまた丸まってしまうため、いつまで経っても猫背や巻き肩は解消されないのです。
胸鎖乳突筋が固まると、、、
胸鎖乳突筋は頭の横から鎖骨の内側に付着していて、頭を前に引っ張る働きがあります。
頭が前に出ても猫背や巻き肩を助長するため、この筋肉も固いままだと猫背や巻き肩はなかなか解消されません。
そのため、腹直筋や胸鎖乳突筋もしっかりほぐしておく必要があるのです。
そして、この2つの筋肉プラス胸の大胸筋をまとめて緩めることができる部位があります。
それはバストの間です。
バストの間をほぐすと3つの筋肉をまとめて緩めることができる
バストの間に筋肉はありませんが、3つの筋肉と繋がる筋膜があります。
そのため、ここをほぐすと猫背が解消されやすくなるんですねー。
猫背や巻き肩の人は、胸の筋肉をほぐす事があると思いますが、どうせほぐすならバストの間をほぐすと良いですよ。
何故ならバスト間にある筋膜は、頭を前に引っ張る首の胸鎖乳突筋と繋がっているから。
ここをほぐせば胸も首もまとめて緩められるので一石二鳥です! pic.twitter.com/QIVGt5AZsD
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) January 19, 2019
※このツイートには腹直筋は書いてませんが、腹直筋も繋がっています。
もちろん更に緩めるなら個々の筋肉を直接やるのが良いので、まとめてやりつつ、個々の筋肉をほぐす事ができると良いですね。
そしてここから更に、股関節の筋肉の働きを高めると、より猫背や巻き肩が解消されます。
股関節の筋肉の働きを高める
股関節を動かすインナーマッスルの大腰筋は、体幹のインナーマッスルである横隔膜や腹横筋、多裂筋や骨盤底筋群と繋がりがあるため、大腰筋が活性化すると、体幹のインナーマッスルの働きが高まります。
インナーマッスルには姿勢を保持する役割があるため、体幹のインナーマッスルの働きが高まれば、猫背や巻き肩が解消され、良い姿勢を作りやすくなるのです。
猫背を解消するためのワーク
大胸筋・腹直筋・胸鎖乳突筋・バストの間をほぐして、大腰筋の働きを高めていきます。
大胸筋ほぐし
冒頭にあったツイートの胸のストレッチでも良いのですが、ここでは別のものをご紹介します。
- 胸と肩の間にあるくぼみの下を触る。
- ここを緩めるようにグリグリとほぐしていく。
腹直筋ほぐし
- へそから指4本上のみぞおちを触る。
- 息を吸って、吐きながら身体を前に倒して、みぞおちをほぐす。
胸鎖乳突筋ほぐし
- 首の横にあるコリコリした筋肉を指で摘む。
- 頭側から鎖骨側まで満遍なくほぐす。
バストの間ほぐし
大胸筋・腹直筋・胸鎖乳突筋をまとめて緩めていきます。
- バストの間に指をあてる。
- 指を上下に動かしてほぐす。
クロスポイント
クロスポイントとは、インナーマッスルを活性化させるツボみたいなもの。
クロスポイントの詳細はこちら↓
https://selfcare-lab.com/crosspoint-more-detail
体幹にあるみぞおち/背中・股関節/お尻のクロスポイントを刺激して、大腰筋の働きを高めていきます↓
詳細なやり方は【LINE@登録者限定動画】を確認してください↓まとめ
猫背や巻き肩を解消するにはこれらの筋肉がとても重要なので、お悩みの方は是非胸のストレッチ以外のワークもやってくださいねー!
【本日の記事のまとめ】
- 猫背や巻き肩を解消するには胸の大胸筋を含めた4つの筋肉と、使えていない1つの筋肉を使えるようにする事(5つのポイント)。
- 胸以外のほぐす筋肉はお腹の腹直筋・首の胸鎖乳突筋・バストの間の筋膜。
- 使えるようにする筋肉は股関節の大腰筋。
- 大腰筋が活性化すると体幹のインナーマッスルが使えるようになるため、猫背や巻き肩が解消され、良い姿勢を作りやすくなる。