ダイエットや健康のためにウォーキングをすると思いますが、
この時、歩幅や腕振りも大事ですが、それ以外に「腰の意識」も非常に重要です。
特に腰の背骨の一番下。腰椎5番(以下、L5)の意識は特に大事ですね!
先週のセルフケアサロンのレッスンで「歩き姿勢」のレッスンをやり、そこでウォーキング時のL5の意識についてお話ししましたが、それを実践して下さったサロン生の方がこんなツイートを↓
セルフケアサロン「動ける姿勢作り『歩き姿勢』」
L5を意識するとスッと歩ける。踵から歩いてみると、意識してなかったけど今まで踵から歩いてたかも😓
L5意識して外で歩いてみたら足が軽い♪左脚は外側に乗ってしまいがちなのでもっとウナも意識して練習してみます。#シバトレ #セルフケアサロン— なないろ (@nanakailua) August 29, 2021
重心位置を意識しながら歩き始めるのが新鮮✨
最近はL5を意識して歩いてたけど
今回のワークで腑に落ちた⤴︎
なんか自然と意識してたのは
今までの #シバトレ の成果かも🚶♀️!どんどん日常生活に馴染んできてる😊
— なつ (@jampot_natsu) August 29, 2021
スッと歩けるようになったり、
僕がその話をする前からすでにやっていた方もいて驚きです。笑(L5については他のレッスンでも結構触れていたので、それでかな??)
こんな感じでL5の意識は大事なのですが、その理由は3つあります!
理由について特に話してなかったので、これを理解した上でL5意識で歩けると、ウォーキングの効果が更に高まりますよ!
L5意識のウォーキングが大事な理由
①重心はL5付近にあるから
重心を簡単に説明すると、物体に重力がかかった際に、その重力が集中する場所のことを言います。
成人では身長の55〜56%の位置に重心があると言われていて、場所でいうとおヘソの下あたりです。(下記画像のピンク丸のところ)

引用元:結果の出せる整形外科理学療法
色々説はありますが、仰向けに寝転がった時の重心位置がL5あたりになると言われているので、これらを総合的に考えると、重心はL5にあると僕は考えています。
歩く時は、重心を前方に移動させることになるので、自分の重心(L5)を前に移動させる意識で歩けば、スムーズに歩くことができますよね。
②L5の前は丹田
①でもお話ししたように、重心は下腹部にあります。
いわゆる丹田がある場所です。
丹田と言われるとちょっと難しく感じると思うので、もう少し具体的にいうと、下腹部の意識。つまり下腹部にあるインナーマッスルの意識になります。
下腹部には骨盤底筋や腸腰筋、腹横筋といった筋肉があり、
これらはみぞおちの奥にある横隔膜と連動します。

なので「丹田=骨盤底筋・腸腰筋・腹横筋・横隔膜」といった感じですね。
L5の前が丹田になるので、L5の意識が強くなると丹田の意識も強くなり、結果として下腹部のインナーマッスルの働きが高まります。
インナーマッスルには関節を安定させ、スムーズに動かす働きがあるので、
L5の意識が高まれば下腹部のインナーマッスルの働きも高まるので、L5意識で歩けるとウォーキングもスムーズにできます。
③L5はセンター軸が通る
新しい体幹の教科書にも書いてあるセンター軸は、背骨で言うと胸椎1番(T1)、胸椎12番(T12)、腰椎5番(L5)と重なります。

センター軸は、全身のインナーマッスルが連動して使えるようになるとできる軸上の意識なので、そのセンター軸と重なるL5の意識というのは非常に重要なものになります。
歩くという動作はこの軸を前方移動させてる事になるので、全身のインナーマッスルが優位になった状態でL5意識で歩けると、センター軸を意識した歩きになるため、ウォーキング時に全身のインナーマッスルを使った歩きになるのです。
スムーズに歩ければ痩せやすい
以上3つの理由により、歩く時のL5意識は非常に大事になります。
L5意識で歩ければ、インナーマッスル優位でスムーズに歩けるので、
そうなると体幹や脚が引き締まりますし、長時間歩いても疲れづらくなるので、ダイエット効果も高まります。
なのでウォーキングをやってる方は、以下の動画を参考に、まずはL5を動かす事から始めてみましょう!
※動画の一番最初に紹介してるのがL5を動かすワークです
P.S.今月のセルフケアサロンで歩き方についてレッスンをします。
受付終了が本日9/1金の23:59までなので、運動効果の高いスムーズな歩き方を身につけたい方は、早めに申し込んでくださいね!
↓
https://mosh.jp/classes/page/9021