ランニングやジャンプ動作が多いスポーツ(マラソン・サッカー・バスケなど)をされてる方の中には足底筋膜炎に悩まされてる方がいると思います。
足底筋膜炎の原因はふくらはぎの固さや扁平足、過度な運動など様々ありますが、実は内ももに固さがあると足底筋膜炎になりやすく、尚且つ治りにくい事を皆さんご存じでしょうか?
目次
足底筋膜炎とは?
足裏にはアーチを構成する足底腱膜があります。例えば歩行で言えば、荷重がかかると足底腱膜が伸ばされ、荷重がかからなくなると元に戻ります。
これを繰り返しながら歩いているわけですが、繰り返す回数や伸びる量が多かったり、伸びる時にかかる負荷が強かったりすると足底腱膜にかなりの負担がかかります。そうなると足底腱膜は劣化して、伸びにくく切れやすい古くなったゴムのような状態になり、その結果炎症や痛みを引き起こします。
足底筋膜炎と内ももの関係
内ももが固いと、ランニングやジャンプ時に足が接地した瞬間、膝が内側に入り足底腱膜を潰してしまいます。
これを繰り返しおこなっていると、足底腱膜は必要以上に伸ばされてしまい、かなりの負担がかかります。これが原因で足底筋膜炎を引き起こします。
足底筋膜炎になりやすい人が固まる筋肉
足底筋膜炎になりやすい人は、内ももの筋肉である内転筋群は固まりやすく、機能しづらい状況になっています。そしてその他にも股関節の動きを作る大腰筋や、足底アーチを形成する後脛骨筋や長腓骨筋も固まり機能低下している方がほとんどです。 これら全ての筋肉は連鎖して機能します。つまりどれか1つでも機能低下すると、それにつられてその他の筋肉も機能低下してしまいます。 これを改善するには全ての筋肉に刺激を入れて、機能を高めておく必要があります。
足底筋膜炎を改善する
体幹と下肢のクロスポイント
このクロスポイントを刺激することで、大腰筋・内転筋群・後脛骨筋・長腓骨筋が機能しやすい状況にすることができます。
詳細はLINE@登録者限定動画でご確認ください。内側ラインほぐし
- 椅子、もしくは床に座り足を組む。
- 肘を使い内ももの中でも痛いところや固いところを重点的にほぐす。
- 内ももをほぐし終わったら、スネの骨の際を親指で指圧しながら足首を動かす。これも痛いところや固いところを重点的にほぐす。
ワイドスクワット
- みぞおちを軽く丸めながら力を抜き、足を肩幅の2倍に広げ、つま先を斜め前に向ける。
- そのままの状態で股関節を曲げてお尻を下に落とす。落とした時に内ももが伸びているのを感じ取る。
- 股関節を伸ばし内ももを縮めながら立ち上がる。この時膝を伸ばしきらないように注意する。
内側ラインほぐしとワイドスクワットの詳細はLINE@登録者限定動画でご確認ください。
まとめ
- 足底筋膜炎とは、足裏にある足底腱膜に必要以上に負担がかかった結果起こる炎症や痛みのこと。
- 内ももが固くなると膝が内側に入り、足底腱膜を潰し、負担をかける。
- 改善するには内転筋群をはじめ、大腰筋や後脛骨筋・長腓骨筋などの筋肉の機能を高める必要がある。
最後に
3つのご紹介したワークで内ももを使う感じがわかってきたら、内ももの感覚を確かめながらスクワットやジャンプなどのトレーニングにも取り組んでみてください。 徐々に負荷をかけながらおこなうことで、より内転筋群が使えるようになり足底筋膜炎の予防・改善につなげることができます。ぜひ試してみてください。