運動神経が良い人と悪い人の違い【今からでも間に合う運動神経が良くなる5つの方法】

運動神経

運動神経の良い悪いがありますよね。

私の子どもの頃なんかはそうだったんですが、できるできないでレベル分けされたり、順位付けされたり。その差を明確に分けられてました。

そして大人になってからも趣味で運動をやっていると、レベル分けや順位付けはされなくても、何となく見た感じで運動ができる人とできない人はわかってきます。

ではその差は一体何なのか。

それは、「遺伝」や「育った環境」などの要素を省いた場合、考えられる要素として身体の使い方の違いがあげられます。

運動神経が良い人と悪い人だと、例えば同じ走る動きでも、使っている関節や筋肉がまるで違います。

そこで本記事では、あまり知られてない運動神経の詳細から、運動神経が良い人と悪い人の違い。運動神経が良くなるためのトレーニング方法についてお話します。

これを読んで、トレーニング法を実践して、今よりも動ける身体を手に入れてください。

運動神経とは?

神経は中枢神経と末梢神経に分かれます。そして末梢神経は体性神経と自律神経に分かれて、体性神経が感覚神経と運動神経に分かれます。

運動神経は歩いたり走ったり。投げたり跳んだりなど、筋肉を動かすために必要な神経の事です。

解剖学的な「運動神経」と一般的に言われている「運動神経」は違う

上述した解剖学的な運動神経は、実際に身体に存在している神経のことで、世間一般的に言われてる「運動神経が良い」「運動神経が高い」の運動神経とは全くの別物になります。

世間一般的に言われている「運動神経」とは言い換えれば「運動能力」のことです。

運動能力が高い人とは筋力・持久力・瞬発力・敏捷性・柔軟性・バランス能力などの筋肉の動き以外の要素(視覚や聴覚など)も関係してきます。

つまり運動神経が良い人・高い人=運動能力が良い人・高い人となるわけです。

運動神経が良い人と悪い人の違い

違い①

まず1つ目はリラックスできてるか。緊張してるかの違いです。

例えば、子どもの頃を思い出して欲しいのですが、クラスに必ず1人は運動神経が良い子がいたと思います。その子の走ってる姿と、クラスでも運動が苦手で走るのが遅い子の走ってる姿を思い出してみてください。

何となく遅い子の方が筋肉が緊張して力んでいる。力が入っている感じがしません?

運動神経が悪い人は、緊張しやすく筋肉がガチガチに固まっているため、動きが鈍く、持久力もありません。

それに対し、運動神経が良い人はリラックスしていて、程よく筋肉に力が抜けている状態になっています。

筋肉はゆるんでるから縮むことができます。リラックスできているから大きな力を発揮することができます。

そのため、最初から力んでいて筋肉が固まってる人は、そこからさらに大きな力を発揮することはできません。

違い②

2つ目は力を中枢から末端に伝えるのか。末端から中枢に伝えるのかの違いです。

ちょっと言葉が難しいので、これを簡単に説明すると、中枢(体幹)から末端(手足)に力を伝えるのか、末端(手足)から中枢(体幹)に力を伝えるのかの違いです。

体幹にある筋肉は大きく力が強いです。運動神経が良い人は、体幹の筋肉を使い大きな力を発揮して、それを手足に伝えてることができるため、効率よく身体を動かすことができます。

それに対して運動神経の悪い人は、力の弱い手足で身体を動かそうとします。

わかりやすい例だと、水泳で手かきになりなかなか前に進まない人や、ゴルフで手打ちになり、すぐに手が疲れる。場合によってはすぐに手首や肘などを痛めてしまう人です。

力の弱い手足の筋肉でできることは限られてきます。どう頑張っても体幹から大きな力を発揮している人には勝てません。

運動神経を良くする

違い①を改善するには?

インナーマッスルを使う感覚を養うことが必要です。

その理由は、緊張している人。力が入りやすい人は表面上にあるアウターマッスルに力を入れすぎているため、身体が固くなっているからです。

わかりやすいのは肩に力が入ってる人です。アウターマッスルの三角筋や僧帽筋に力が入り、肩がすくんでしまってます。

逆にリラックスできてる人。力が抜けている人はアウターマッスルはゆるんでいて、身体の奥深くにあるインナーマッスル優位で身体を動かしています。そのため、表面上に力みがなく、スムーズに身体に動かすことができます。

違い②を改善するには?

体幹から手足に力を伝えられるようにする必要があります。

そのためには、体幹を使う感覚が末端手足を使う感覚より強くなることが必要です。

運動神経を良くするための5つのワーク

クロスポイント

違い①②を両方とも改善するには、体幹にあるインナーマッスルの機能を高めることが必要です。

そのために必要なのはわきとみぞおち/背中、股関節/お尻のクロスポイントです。

わきのクロスポイントで1番活性化されると前鋸筋は、体幹の外腹斜筋・内腹斜筋の連鎖するため、体幹の機能を高めることができます。

みぞおち/背中、股関節/お尻のクロスポイントは、体幹のインナーマッスルと、それと深く関係する下肢の筋肉の機能を高めることができます。

クロスポイントの刺激方法はこちらから。

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

詳細なやり方に関してはLINE@登録者限定動画をご確認ください。

クロスポイントの詳細な刺激方法

腕と脚の振り子運動

手足の力を抜き体幹で身体を動かすには、腕や脚の振子運動を実践すると感覚を掴みやすいです。

ポイントは手足の力を抜き、重力に任せて腕や脚を落とし、惰性で振子運動をおこいます。筋肉に力が入っていると、途中で不自然に止まってしまうので、身体の動きをよく観察しながらおこなってみてください。

まとめ

  • 運動神経の良い悪いの違いは、「遺伝」や「育った環境」以外に身体の使い方の違いが考えられる。
  • 世間一般で言う運動神経とは、実際に存在する運動神経とは違い、運動能力のことを指す。
  • 運動神経が良い人は、リラックスしていて、体幹から手足に力を伝えている。
  • 運動神経を良くするにはインナーマッスルを優位にすることと、手足の力を抜き、体幹で身体を動かす感覚を身につけること。

最後に

今回ご紹介したワークは、運動神経を良くするための入りにはかなり有効ですが、これだけでは限界があります。

そのため、5つのワークに慣れてきたら、クロスポイントのその他のワークや、クロスポイントを繋いだ下記の限定動画にあるワークを実践することをお勧めします。こちらも是非試してみてくださいね。

立甲の練習方法

股関節と下肢の機能を高めるワーク

更なるレベルアップをはかりたい方へ

運動神経を更に良くしたいという方は股関節を柔らかく機能させるための方法を読むことをオススメします。

運動神経を良くするには股関節の機能(筋肉でいうと、みぞおち/背中、股関節/お尻のクロスポイントの大腰筋・ハムストリングス・内転筋群)を高めるのが効果的です。

そして、股関節の機能を高めると運動神経以外にも、

  • 腰痛や膝痛を予防・改善
  • 柔軟性の向上
  • スポーツのパフォーマンスアップ

にも繋がるので、ご興味のある方はぜひ読んでみて下さい。

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解剖学画像の引用元

ビジブル・ボディの提供による画像

VISIBLE BODY ヒューマン・アナトミー・アトラス
https://www.visiblebody.com/ja/anatomy-and-physiology-apps/human-anatomy-atlas