人間は元は四足歩行だったと仮定したら、手は足のように使い、足は手のように使っていた。
だから手と足は同じような働きがあるんじゃないかとも思うけど、二足になった現在では手足は似ているようで似ていない。
例えば、インナーマッスルの働きを高めるツボであるクロスポイントの位置。
※クロスポイントとは?
手は中指の付け根にあるのに対して、足裏は指を除いた足裏の真ん中にある。
場所が全然違う。
一体何でだ・・・?
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みたいな事を一昨年の夜考えてました。
まぁ考えようによってはどーでも良いと思うかもしれませんが、僕の場合は全然どーでも良くなくて、一度気になったらずーっと考えてしまいます。
そしてある1つの答えを見つけました。
まぁまずそもそも二足になった現在では、手と足の役割がそもそも違うので、クロスポイントの位置が違っても当然なのです。
手と足ではココが違う!
手と足をじーっと観察してみてください。
似てるようで似てませんよね。
何が違うんだろーって考えたら、思ったのが、指と腹の比率。
手は指が長いので、腹との比率は指5:腹5くらい?もしくは指4:腹6。
まぁそんな感じに見えます。
そしてそれに対して足は指が明らかに短いです。
例えばウチで飼ってる犬の手足はほぼ同じ。正直違いがよくわかりません。
※寝てるところ撮ったのでこんな絵面です。笑
ですが人間の足は指1:腹9。もしくは指2:腹8。そんな感じに見えます。
ではなんで手と足でこんなに比率が違うのか?
それは、手は日常の生活で様々な事をする時に必要なのに対して、足は体重を支えたり安定させたりするのに必要だからです。
手と足の役割の違い
手は生活する上でやるべき仕事をする時に必ず使いますよね。
この記事はスマホで書いてるので、そういう時も手を使いますし、
お皿洗ったり、字を書いたり、歯磨きしたり。
などなどこんな感じで使います。そしてその多くは腹ではなく指を使ってるんですよね。
それに対して足は、人間の全体重がかかる唯一の場所なので、日々体を支えて安定させています。
立つ時も、歩く時も、階段登る時も、走る時も。
そして体を支えつつ安定させるために、足では特に腹の方を使ってるんですよね。
このように手は腹ではなく指を。足は指ではなく腹をメインで使ってます。
これで具体的になりました。
では更にもう一段階。
手で指を使うのはわかると思いますが、足で腹を使うのはまだピンときてない人が多いと思うので、その事について話しますね。
まぁ一言で言うと、足裏のアーチの事です。
足は腹を使う
足裏には内・外・前の3つのアーチがあります。
そしてこのアーチの役割は、まず1つが重心位置が変わった時に、その変化をすぐに感じとる事です。
じーっと立ってるわかると思いますが、そのままピタッと止まって立ってられないですよね?
止まってると思いきや、少しだけユラユラします。それは内臓や血管が動いてるからです。だから少し揺れます。
そのため止まっていても重心位置が多少変わってくるのですが、その変化を感じ取ってくれてるのが足裏のアーチ。
足裏全体の皮膚感覚が敏感なのもそうですが、足裏にはアーチがあるため、重心位置が変わるとアーチを潰します。
するとその潰れた時に起こるアーチの伸びを感知して、重心位置が変わった事を脳に伝え、それに対してどう対処するか体に指令を送るのです。
まぁ立ったまま動かない。止まってるという設定ならば、転ばないように足のどこかに力を入れて対処しますよね。
もし歩くという設定ならば、足の力を抜いて股関節を使って足を上げて、足を一歩前に出します。
こんな感じでアーチが働くのです。
そしてアーチの働きはもう1つ。
地面からの衝撃を吸収してくれます。
体重60kgの人が歩いた場合、土の上では、1.5倍の90kgの衝撃が加わり、
コンクリートでは、土の上の2.5倍の225kgもの衝撃が加わると言われています。
とんでもない衝撃ですよね。
これをもろに受けてたら体がもちません。
そのため、この衝撃に耐えるために対処しなければならないのですが、その時に働くのが足裏のアーチ。
アーチがあるため、225kgもの衝撃が加わっても、アーチが衝撃を吸収してくれるので、その衝撃が緩和して体にかかる負担が軽くなるのです。
このように足は、指よりも腹の働きの方が大事なので範囲が広いのです。
だから手と足のクロスポイントの位置は違う
このように手は指。足は腹と重要な場所が違うのです。
だからこそクロスポイントの位置も違う。
手のクロスポイントは中指の付け根にあります。
ここを触り、ここから指を曲げ拳を作ると、5本指全体に満遍なく力が入るのがわかりますよね?
でもそれを一旦リセットして(手を振る)、再度何も考えずに拳を握ってください。
すると今度は親指側を強く握りませんか?
これだと指のバランスが悪いんですよね。
だからこそ、バランスよく指を使えるようにする中指の付け根にクロスポイントがある。
手指が強張る
痛い
手の動きが悪い
手首が痛いそんな手の不調でお困りの方は、指を握る時の意識で、握る感覚がまるで違うことを体感した後、
このワークを行ってみましょう!全然違いますよー! pic.twitter.com/pVEwA01SXk
— 柴 雅仁@10月に書籍を出版! (@PT_shiba) September 27, 2019
そして今度は足。
まず片足立ちをしてバランスをみてください。
今の状態が確認できたら、指を除いた足裏の真ん中を指圧してグーパーを10回繰り返しましょう。
足が疲れやすい
浮腫む
バランスが悪いそんな人は足裏のインナーマッスルの働きが落ちている可能性がある。
ここが働けば足首は安定しスムーズに動かす事ができるため、上記3つの症状にとても効果的。
指を除いた足裏の真ん中に指、もしくはボールをあててグーパーを10回繰り返していきましょう! pic.twitter.com/NqwemUxrXe
— 柴 雅仁@10月に書籍を出版! (@PT_shiba) April 27, 2019
それができたら再度片足立ちをやってみてください。
少し立ちやすくなったのがわかりますか?
指を除いた足裏の真ん中にはアーチを作る筋肉が集合しているため、ココを刺激するとアーチが形成されて片足立ちが安定するのです。
そのため、足は指を除いた足裏の真ん中にクロスポイントがある。
今回は完全に自己満の記事です
うーん、これでスッキリしました。笑
今回の記事はどちらかというと情報を伝える要素もありますが、ほとんどが自分の考えを整理して、文字として残しておく事が目的だったので、ほぼ自己満記事となってしまいました。
すみません。
まぁでもこういった人気の出なそうなマニアックな記事もたまにはありでしょ。笑
と言い聞かせてます。笑
また次回からはいつも通りの情報発信をしていくので、よろしくお願いしまーす!