一昨日、SNSでも簡単に触れた小指薬指・手首足首。
本日も治療家仲間と勉強会。
ポイントは
・小指薬指
・手首足首これが超重要! pic.twitter.com/MTMnkKzn8A
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) 2019年3月17日
よくスポーツの現場で「体幹を使え!」とか、「全身で動け!」みたいなこと言われますが、正直意味わからないですよね。
でもこの小指薬指・手首足首はその答えに近いのではないかなーと。
ここをうまく使えると体幹を、そして全身を繋げて使うことができるので。
なぜ小指薬指・手首足首?
まずこれは、人間は昔、四足歩行だったという前提でお話します。
四足歩行だった人間は手は足のように、足は手のように使っていました。
足を見てみると土踏まずがあり、内側が浮いてます。足型なんかとるとこんな感じになりますよね。
このように足の内側は浮いてるため、身体の安定感を出しスムーズに動けるようになるには、常に乗ってる足の外側が重要になるわけです。
そして足のように使ってた手も同じ。四足歩行の名残で手も外側が安定感を出します。
そしてその安定感を体幹から全身に伝えるには、手首や足首をまとめる事が必要です。
手首・足首にある骨は内と外と2本あり、動きが悪い人ほどこの2つが離れてたりズレてたりしています。それをまとめて1本のようにすると、安定感が増して動きやすくなった手足から生み出された力を、そのまま体幹、そして全身に伝えやすくなるのです。
もちろんこれができると手足→体幹だけでなく、逆も伝えやすくなるので「手足←→体幹・全身」とできます。
これが冒頭で話した体幹を使う、全身を使うになるのです!
一昨日の勉強会ではその感覚を養うために、小指薬指・手首足首にテーピングを巻き
その状態でワークをやりました。
こうやって日々鍛錬を積む事で動ける身体を作って行くんですねー。
では本日は複数おこなったワークの中の1つをご紹介します。
ワークを1つ紹介
それは手・肘・肩・体幹を繋ぐ最も手軽にできるワークです。手首・肘・肩を痛めてたり、動きの悪い人。あとは野球やテニスなど上肢を使うスポーツをやってる人なんかにオススメですね!以下の手順でワークをおこなっていきましょう!
❶まずは脇をさすります。何故さするのかと言うと腕と体幹を繋ぐのが脇の前鋸筋だからです。
前鋸筋は腕裏の上腕三頭筋。
そして脇腹(外・内腹斜筋)を介して、体幹のインナーマッスル(大腰筋・横隔膜・腹横筋・骨盤底筋群)と繋がっています。
そのためまずは前鋸筋の働きを高めるために脇の下を摩擦で熱くなるまでさすっていきます。
❷次に小指と薬指を重ねて、前腕から手首を内に捻ります。こうする事で小指薬指・手首の骨をまとめることができます。
❸最後に腕はこの状態で、反対の手で肘を支え、肩を下げて脇を締めたまま腕全体グルグル回していきます。
と画像と文字で説明されてもイマイチピンとこないと思うので、詳しいやり方は動画でご確認ください。
感覚の鋭い人だとすぐに感じ取れると思いますが、これをやると脇、そして体幹部から動いてるのがわかります。
こういったワークをやることで、手だけとか、肘だけとか単体で動かさず、全身を使って身体を動かす感覚を身につけることができるのです。
最後に
今回のワークは、今までブログやTwitterでご紹介してきたワークより少し抽象的なので、わかりづらい部分があると思いますが、とても大切なことなので、できそうな人は続けて実践してくださいね!