50代女性のAさんはポッコリお腹に悩んでました。
若い頃はバリバリ仕事をしていて、とてもスリム。多少体型にコンプレックスはあったもののそこまで悩んでいませんでした。
そんなAさんは20代後半で結婚。これを機に退職。
そこから家事・育児に追われる毎日であっという間に月日が経ちました。
そして50歳を過ぎて、子どもが独立して時間に余裕が出てきた時にふと自分の体型に目をやると「お腹が出てる、、、」と気になりだしたのです。
そこでAさんはネットや本で色々と調べて、ポッコリお腹を解消する下腹部の筋力トレーニングを始めました。
努力家のAさんはコツコツやる事自体あまり苦にならないので、毎日ちょっとずつやっていったのですが、一向にお腹がへこみません。
何故なら、下腹部のトレーニングをやっているのにそこに全く効いておらず、辛くなるのはみぞおち付近のみだからです。
一体なぜ下腹部のトレーニングをやってるのに、下腹部に効かないのでしょうか?
それにはお腹の固さが関係しています。
お腹は固いと凹まない
この女性のような悩みを持ってる人は多くいます。
つい先日のセッションでもこれと同じような悩みを相談をされましたね。
春から夏は「お腹を凹ましたい!」という人が多くいるので、それに合わせて同じような悩みを持つ人が多く出てくるのだと思います。
何故下腹部に効かないのかというと、それにはお腹の固さが関係していて、お腹でも特に固まりやすいのがみぞおち付近です。
猫背や反り腰などの不良姿勢。
飲食物の過剰摂取やバランスの悪さからくる内臓の不調。
精神的・肉体的ストレスによる自律神経の乱れ。
などなど様々な原因があるのですが、みぞおちはとても固まりやすい場所です。
試しにヘソの指4本上のみぞおちやその周辺を押してみてください。
痛くないですか?僕も仕事で疲れたり、体調不良とかで体がグッタリしてる時はみぞおちが結構ガチガチに固まります。
それくらいみぞおちは不調や不具合に反応しやすい場所なのです。
そのためここはとても固まりやいのですが、ここが慢性的に固まってる人は、みぞおちにある腹直筋が常に緊張状態にあります。
そんな状態で下腹部を狙った腹筋運動をするとどうなるでしょうか。
なんとなく想像できると思いますが、腹筋トレーニングをやる前から腹筋、特にみぞおち付近が緊張状態なので、そこに腹筋を緊張させるトレーニングをしたら、みぞおち付近は即悲鳴をあげ、下腹部に効く前に疲れてしまいます。
これが下腹部に効かない原因です。
そのため、これを解決するには腹筋トレーニング前にみぞおちをほぐす必要があります。
腹筋トレーニング前にみぞおちほぐし
みぞおちのほぐし方は3つあります。
1つは直接ほぐし。
指をみぞおちに当ててグリグリとほぐしていきます。
2つ目は呼吸を使ったほぐし。
みぞおちに両手を当てて、そこを膨らますように呼吸をおこないます。
最後は道具を使ったほぐし。
100均にある健康棒なんかを使うとほぐしやすいですね。
但し、道具を使ったほぐしには1つだけ注意してほしい事があります。
それは痛いのを我慢してやらないでほしいという事です。ほぐしやすいため結構グイグイいけちゃうのですが、その分痛くて、その痛みを我慢すると力んで逆に固めてしまう恐れがあるのです。
なので痛気持ち良い〜気持ち良い範囲でほぐしていきましょう。
あと同じところを永遠とやるのはあまりオススメできないので、痛気持ち良い部位以外の部位にちょくちょく移動させながらほぐしていってください。
そして長くても2〜3分くらいですかね。それくらいを目安にほぐしていきましょう!
ほぐし終わった後に腹筋をやってみよう!
ほぐし終わった後に腹筋運動をやってみましょう。するといつもと違いやりやすくなり、下腹部にも効きやすくなってると思います。
しっかり効果を出すには、腹筋に効かすための条件を一個一個クリアしていかなければなりません。
みぞおちほぐしはその一部で、あとは腹筋運動のやり方によって下腹部に効くかどうかが変わってくるので、やり方がよくわからないという人はこの記事にある腹筋のやり方を参考にしてください。
更に500円の有料記事もあります。ここでは動画で腹筋のやり方を説明してるので、こちらも参考にしてくださいねー!