今までブログやSNS等で散々「太ももの表側にある大腿四頭筋を使うな!」的な発言をしてきました。
でも本当は、、、大腿四頭筋使って良いんです!
むしろ使わなくなったら、体の働きがガタ落ちなので、使った方が良い。
今までディスってごめんなさい!
大腿四頭筋を使っても良い
なぜ大腿四頭筋を使うな的な発言をしていたのかというと、それは使い過ぎてる人が圧倒的に多いからです。
例えば立ってる時や、歩いてる時に大腿四頭筋と裏もものハムストリングスを使う割合が5:5で、
これが一番スムーズな動きができるという事だとします。(厳密に言えば違うと思いますが)
5:5であれば長時間立っていても大丈夫だし、長い距離歩いても然程疲れないのに、ほとんどの人が大腿四頭筋とハムストリングスを使う割合が7:3。
酷い人だと8:2くらいで大腿四頭筋が優位になっているため、大腿四頭筋を過度に使い過ぎているのです。
大腿四頭筋は元々力は強いけど持久力がないため、このような使い方をしているとすぐにバテて疲れてしまいガチガチに固まってしまいます。
すると大腿四頭筋と関係する膝や股関節。繋がりのある筋肉を介して、足首や腰・肩・首と広範囲にわたり影響を及ぼし、
その関節の動きを悪くし、場合によっては関節痛を引き起こしてしまいます。
だから使うな的な発言をしていたのです。
でも本当はね。使い過ぎない程度であれば使った方が良いのです。そうでないと立つ事も歩く事も何もできません。
そしてそんな大腿四頭筋の中でも、内側の内側広筋。特にここが使えた方が良いですね。
特に使えた方が良いのは内側広筋
先ほども書いたように、大腿四頭筋を使い過ぎて、ハムストリングスを使えてない人が圧倒的に多いのですが、
そんな大腿四頭筋の中でも特に内側広筋を使えると、ハムストリングスが使いやすくなります。
何故かと言うと、内側広筋は内ももの大内転筋→長内転筋→薄筋を介して、ハムストリングスの一部である半腱様筋と繋がっているからです。
参考書籍:骨格筋の形と触察法
そしてこれらの内ももの内転筋群とハムストリングスは、スネや足、体幹のインナーマッスルと繋がりがあります。
インナーマッスルは姿勢保持・関節の安定とスムーズな動きを作る。
そんな働きがあるため、普段からなるべくインナーマッスルをメインに使うためにも内側広筋は使えた方が良いですね。
例えば歩行の蹴り出しの時。
大腿四頭筋は膝を伸ばす働きがあるので、この蹴り出す時に大腿四頭筋が働きますが、その中でも特に内側広筋を使えると、内転筋群やハムストリングスも一緒に使って蹴り出す事ができます。
するとインナーマッスルが働くため歩行動作や姿勢が安定して、滑らかな歩きが出来るようになるのです。
内側広筋のエクササイズ
というわけで、内側広筋はしっかり使えた方が良いので、自宅でもできる内側広筋のエクササイズを紹介します。
フロッグ
まず仰向けに寝転がってください。それができたら膝を曲げて、左右のカカトを合わせて、画像のような体勢になりましょう!
それができたら、膝を斜め上に伸ばしていきます。伸ばし切るところで、内側広筋に力を入れていきましょう。
これを10回繰り返していきます。
大腿四頭筋は悪くない
大腿四頭筋は別に悪くないんですね。
本当は使った方が良いのに、使い過ぎてる人があまりにも多いため、大腿四頭筋を軽くディスってましたが、バランスよく使えてさえいれば大腿四頭筋も使って良いのです。
その中でも内側広筋は特に大事なので、紹介したエクササイズでしっかり刺激を入れて、使えるようにしてくださいね!