私「走る時は股関節が重要だよー。」
友達「だよねー。だから意識して走ってるんだけど、使えてる気がしないんだよねー。。。」
私「あー。それは多分ね、、、」
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とまぁこんな感じで、ある友達から最近相談を受けまして。
頻繁に会うことができないので、直接指導はしてませんが、私のブログを読んでワークは実践してくれてるみたいなんです。
でも変化を感じられない。
こういったケースはよくあって、その理由の1つは、そもそもワークのやり方を間違えてる場合。
これはもーブログ読んで、動画見て、それでもわからなければ質問してもらうか、直接私の所に来てもらうしかありません。
でもその友達の場合は、これが当てはまらなそうな感じ。
では何故効果を実感できないのか?
目次
効果を実感できないもう1つの理由
その理由は、まだ走る時に股関節を使えるレベルになってないということ。
人間の動きの中で「走る」という動きは、実はそこそこ難しい動きなんです。
どれくらい難しいのかというと、レベル分けすると以下のような感じ。
寝る
↓
座る
↓
立つ
↓
姿勢を崩す(片足重心とか)
↓
歩く
↓
早歩き
↓
走る
と走るより簡単な動きが、結構沢山あります。
もっももっと刻んでいけば、屈伸運動や、歩きながら坂や階段の上り下り、早歩きで坂や階段の上り下りなども入ってきますよね。
そのため、それからしたら、走る動きはなかなか難しい動きなのです。
そんな難しい動きで、意識しても、今まで股関節が使えてなかった人が、いきなり使えるようになるわけがありません。
そして、ブログを読んでいただいてる方の中にも、これと同じような悩みをお持ちの方がいるかもしれません。
例えば、股関節をマラソンやサッカー、ゴルフ、野球、バスケなどのスポーツで使おうとしたら、さらに難しくなります。
そのため、もしこのような競技動作で使えるようにしたいと考えた場合は、段階を踏んで股関節の機能を高めていく必要があります。
股関節の機能を段階的に高めていく
まず基本となるワークをおこなうことが大前提なので、体幹のクロスポイントは、毎日おこなっていきましょう。
これをおこなうことで、股関節の動きを作る大腰筋・ハムストリングス・内転筋群の機能を高めることができます。
体幹のクロスポイント
みぞおち/背中のクロスポイント
- 床か、もしくは椅子に座る。
- みぞおちと反対側の背骨を触り、その背骨を前後・左右・回旋と動かしていく。
- 各3〜5回繰り返す。
股関節/お尻のクロスポイント
- 足を腰幅に開き、つま先を前に向ける。
- 鼠径部(恥骨の横)を触りながら股関節を曲げてお尻を後ろに引く。この時、裏ももが伸びているのを感じる。
- お尻のほっぺと裏ももの境目にある坐骨を触りながら、身体を起こす。
- これを10回繰り返す。
詳細な刺激方法はLINE@登録者限定動画でご確認ください。
股関節を触りながら立つ
みぞおちを丸め、股関節のクロスポイントを意識しながら立ちます。
もしできそうな時は、股関節のクロスポイントを触りながら立ってみましょう。
股関節/お尻を触りながらスクワット
しゃがむ時に股関節のクロスポイント、立ち上がる時にお尻のクロスポイントを触ってスクワットをおこなっていきます。
股関節を触りながら歩く
股関節のクロスポイントを意識しながら歩きます。
もしできそうな時は、股関節を触りながら歩いてみましょう。
さらに慣れてきたら、それで早歩きをおこなっていきます。
股関節を触りながら走る
ここまで段階を踏んで股関節を機能させていき、歩きや早歩きで股関節を使っている感覚がわかってきたら、ここで始めて股関節を意識しながら走っていきます。
この時も、もしできそうであれば股関節のクロスポイントを触りながら走ってみましょう。
すると、走ってる時に股関節を使っている感じがわからなかったのが、わかるようになっていると思います。
走る時に股関節を使えるようになりたい方は、こんな感じで段階を踏んで訓練を積んでいきましょう。
ちなみにスポーツで使えるようにするには、
例えば、野球やゴルフなどのスイング動作があるスポーツは、ウォーミングアップ等で、股関節のクロスポイントを触りながらその動作をおこないます。
その他、サッカーの場合は股関節のクロスポイントを触りながら、脚を振り子のように動かしたり、
バスケットのようなジャンプ動作があるスポーツは、股関節のクロスポイントを触りながらジャンプをしたり。
このように、股関節のクロスポイントを触りながら、その競技特有の動作をおこなえば、股関節を動かす感覚が身につき、実際の競技の時にも、その動きで股関節がきちんと機能するようになります。
最後に
多分友達も、このような手順で訓練していけば、走る時に股関節が使えるようになるのではないかと。
良い報告を期待して待ちたいと思います(^ ^)
まとめ
- 走りや、その競技特有の動きで股関節が使えないのは、その動きで股関節を使えるレベルになっていないということ。
- 股関節を走りや、競技特有の動きで使えるようにするには、まず日常から使えるように訓練することが必要。
- 股関節を触りながら、立つ→スクワット→歩き・早歩き→走り・競技特有の動きと段階を踏んでおこなっていき、股関節の機能を徐々に高めていく。