柴です。
まさかの2日連続走るネタです。
いつも、その場で思いついた事書くんですが、今回は多分箱根駅伝を見たから、2日連続で走るネタになっちゃったんだと思います。
でも懲りずに読んでくださいね。笑
では本題に、、、
去年と今年はテレビで。一昨年は実際に箱根駅伝を見に行きました。
まぁそこで毎回見てて思うのは、トップランナーほど、背骨が上手くしなってるなーという事です。
目次
トップランナーほど、背骨がしなってる
箱根駅伝に限らず、社会人でも日本代表でも、トップランナーは共通して背骨が上手くしなってます。
それは、背骨がしなると重心が前に移動しやすくなり、効率の良い走りができるからなんです。
以下の画像で表しましたが、重心が前に移動すると、それを上手く推進力に変えることができるんですねー。
そのため、より速く!より長く!走るには背骨のしなりがとても重要になるというわけです。
ですが、だからといって見かけを真似ようと、背骨を反りながら走ると完全に失敗します。
何故なら、ただ背骨を反るだけだと、腰や背中に力が入ってしまうからです。
見かけを真似すると逆に遅くなる
ただ普通に背骨を反ろうとすると、腰から首にかけて付着する脊柱起立筋が緊張して固まります。すると、腰や背中が痛くなってしまうんです。
そして更に脊柱起立筋は、肩の僧帽筋とも繋がっているため、脊柱起立筋が固まると僧帽筋も一緒に固まります。
すると肩も痛くなりますし、僧帽筋は肩をすくめる筋肉のため、走ってる最中に肩がすくんでしまうと、呼吸が苦しくなってしまうのです。
このように、見かけだけを真似しようとすると、ケガをしやすくなり、逆に走るのが遅くなってしまいます。
ではどのようにして、効率の良い走りができる、背骨のしなりを手に入れる事ができるのか?
そのポイントとなるのは、みぞおち・股関節・脇です。
効率の良い走りができる背骨
背骨のしなりを作るポイントを話す前に、インナーマッスルの特徴を確認しておいてください。
これを理解している前提で話を進めていきます。
〈インナーマッスルの特徴〉
- 身体の中にある筋肉
- 関節を安定させる
- 関節をスムーズに動かす
- 素早い動きが可能
- 持久力がある
- アウターマッスルの無駄な力みを取り除く
確認できましたか?
では、先程のポイントについて、、、
背骨をしならせるには、背骨の柔軟性と同時に、みぞおちの力を抜き、股関節と脇を使う。
これが必要になります。一体どういうことなのか、1つずつ説明していきますね。
まずみぞおちの力を抜くことができると、インナーマッスルを働きやすい状況にすることができます。
その働きやすくなるインナーマッスルは複数ありますが、その中でも特に大事なのが多裂筋。次に大事なのが大腰筋と腹横筋です。
多裂筋は背骨のインナーマッスルで、ここが働きながら走ることができれば、背骨をしならせることもできますし、
アウターマッスルの脊柱起立筋の無駄な力みを取ることもできるので、腰や背中、肩の負担が軽減し、効率の良い走りができるようになります。
そしてそこから更に股関節と脇を使えると、より多裂筋が働きやすくなるのです。
何故なら、まず股関節が使えると、大腰筋の働きが高まります。
そして、脇の前鋸筋が使えると、そこから脇腹の筋肉を介して腹横筋の働きが高まります。
この2つは多裂筋と繋がりがあるため、働きが高まると、多裂筋の働きを更に高めることができるのです。
効率の良い走りができる背骨を手に入れる
効率の良い走りができる背骨を手に入れるために、以下のワークをおこなっていきましょう!
みぞおちを手でほぐす
まずはみぞおちをほぐして、インナーマッスルが働きやすい状況を作っていきます。
- へそから指4本上のみぞおちを触る
- 息を吸って、吐きながら身体を前に倒して、みぞおちをほぐす。
ただし、このほぐしは人によっては痛みが生じることがあるので、あまりにも痛い場合は、次の呼吸でほぐす方法をおこなってください。
みぞおちを呼吸でほぐす
- 手の平と甲をゆっくりなでて、両手共温める。
- その手でみぞおちを触る。
- 舌を上顎のあてた舌路(ぜつろ)の状態を作ったら、そのまま鼻呼吸でみぞおちを膨らます。
- 鼻で息を吐き、みぞおちを元の状態に戻す。
- これを10回繰り返す。
詳細なやり方は【LINE@登録者限定動画】をご確認ください↓
クロスポイント
クロスポイントとは、インナーマッスルの働きを高めるツボみたいなもの。
みぞおち/背中、股関節/お尻、脇のクロスポイントワークで、大腰筋と前鋸筋からの腹横筋の働きを高めていきましょう。↓
詳細な刺激方法は【LINE@登録者限定動画】でご確認ください↓3種のブリッジ
クロスポイントで刺激した部位を意識しながらブリッジをして、多裂筋の機能を高めていきます。
レベルを3つに分けているので、柔軟性に合うやり方でおこなってください。
難易度:弱
- みぞおちの反対側の背骨にクッションや枕などを当てて、膝を立てて寝転がる。
- 両手を胸の前に伸ばし、息を吸ってバンザイ。吐いて元に戻す。
- これを10回繰り返す。
難易度:中
- 壁を背にして立つ。
- みぞおちの反対側を反って、両手を壁につける。
- そのまま深呼吸を10回おこなう。
難易度:強
- 膝を立てて足は肩幅、両手は頭の横につけて寝転がる。
- 足と腕を使い、背骨を反ってブリッジをする。
- その状態で深呼吸を10回おこなう。
詳細はLINE@登録者限定動画をご確認ください↓
まとめ
長距離以外でも、走る動作が入ってるスポーツをやってる人には、とても有効なワークなので、
少し量が多いですが、頑張ってやってみてください!
【本日の記事のまとめ】
- トップランナーほど、背骨をしならせて走っている。
- 見かけだけ真似して背骨を反ると、腰や背中、肩を痛める。
- 効率の良い走りができる背骨を手に入れるには、背骨の柔軟性と同時に、みぞおちの力を抜き、股関節と脇を使えるようになる必要がある。
- これらができると、背骨のインナーマッスルである多裂筋が優位に働く。
走りに特化した記事
2019月1月31日。ケガなく、より速く、より効率よく走れるようになりたい方のために、走りに関しての記事を一つにまとめました。
ここに書いてある内容で走り方が変わった人は多くいて、その中の一人が、以前SNSにあげたサッカー少年。
朝一は屋外でサッカー少年とのセッション。
股関節の痛みが悩みだったが、股関節・背骨・肋骨のワークをメインにおこなったら痛みは無くなり、
走り方もご覧の通り、わかりやすく変化。※1枚目動画、2枚目画像。
下がBefore、上がAfter。やっぱ重要なのは体幹部だよねー! pic.twitter.com/0oce8q4xwN
— 柴 雅仁@関節痛のセルフケア&スポーツマンの動きを変えるパーソナルトレーナー (@PT_shiba) January 12, 2019
こんな感じでフォームが変わるので、ご興味ある方は是非読んでみてください!
↓
ケガなく走り続けられる身体を作る方法