どうして?腹筋トレーニング中に首が痛くなる理由

体幹

おはようございます。柴です。

一昨日の祝日金曜日に、今度は蒲田店で体幹トレーニングについてのセミナーをしました。

基本的な内容は、先月鶴見店でやった時と同じ。↓

体幹のインナーマッスルの機能と、その機能の高め方をしっかり理解しよう!

2018.10.12

なので、今回も
「ほんとだ!全然違う!」
「え!?楽ー!」

という驚きの声が飛び交い、普段おこなってる体幹トレーニングとの違いを体感していただけたのではないかなーと思います(^^)

そして、今回のセミナー参加していただいた方の中でも、特に多かったのは「いつも腹筋トレーニングをすると、首が痛くなってしまうのに、今回はそれがなかった」というお声。

やっぱり多いみたいですね。腹筋トレーニングで首が痛くなってしまう人が。

腹筋トレーニングで首が痛くなってしまう人の特徴

腹筋トレーニングで首が痛くなってしまう人と、痛くならない人がいます。

その違いは何なのかを一言でいうと、

「ある一部の筋肉に負荷を集中させてしまってる人」なのか、「複数の筋肉に負荷を分散できてる人」なのかの違いです。

これは一体どういうことなのか。以下で解説していきます。

お腹にはいくつもの筋肉が存在する

まず、お腹にある筋肉は2種類に分類されます。

アウターマッスル(表面にある筋肉)インナーマッスル(中にある筋肉)です。

お腹のアウターマッスルには腹直筋・外腹斜筋・内腹斜筋があり、
お腹のインナーマッスルには腹横筋・横隔膜・大腰筋・骨盤底筋群があります。

腹筋トレーニングで鍛えられるのは、大きく分けると、この7種類なんですが、首が痛くなる人は、このうちまともに使えているのは、何と1種類だけなのです。

1つの筋肉に負荷が集中している

その1種類とは、真ん中にある腹直筋です。

腹直筋は、鍛えられると割れるのでとても目立ちますし、触ってもボコボコしていてわかりやすく、そして表面上にあるということもあり、とても意識しやすく使いやすい筋肉です。

そしてこの腹直筋は首の筋肉と繋がっています。

腹直筋は、胸の大胸筋を介して肩の三角筋と繋がりがあり、三角筋はを首肩の僧帽筋と繋がりがあります。

更に腹直筋は、胸の真ん中にある筋膜とも繋がりがあり、この筋膜は首の胸鎖乳突筋と繋がりがあります。

このように腹直筋と首は密接な関係があるため、腹筋トレーニングで腹直筋に負荷が集中し固まってしまうと、
その固さが僧帽筋や胸鎖乳突筋にも伝わり、結果腹筋トレーニング中に首が痛くなってしまうのです。

これを解決するには、負荷を7つの筋肉に分散させることが必要です。

7つの筋肉に負荷を分散する

腹直筋は重要な筋肉です。良くないのは負荷を腹直筋に集中させてしまってるという事なので、それを解決するために負荷を分散する必要があります。
それができれば首の負担が減るので、首を痛める可能性は低くなるのです。

そして、負荷を分散させる理由はもう1つあります。

それは、分散させる先であるインナーマッスルが、首を安定させる筋肉と繋がっているからです。

まずお腹のインナーマッスルである腹横筋・横隔膜・大腰筋・骨盤底筋群が繋がっています。

そしてそのうちの横隔膜と大腰筋は、背骨の前にある靱帯や、心臓や肺の膜と繋がりがあり、これらは全て、首のインナーマッスルである頭長筋・頚長筋と繋がっているのです。

頭長筋・頚長筋が首を安定させるため、機能すれば、腹筋トレーニング中にかかる首の負担を軽くします。

そして実は、外腹斜筋と内腹斜筋もお腹のインナーマッスルと繋がりがあります。

まず外腹斜筋は同惻と対側、両方の内腹斜筋と繋がっています。

そして内腹斜筋はお腹のインナーマッスルの腹横筋と恥骨で繋がっているため、外・内腹斜筋が機能すればお腹のインナーマッスルが機能して、
そこから繋がりのある頭長筋・頚長筋も機能するため、外・内腹斜筋が機能すれば、更に首の安定感が増すのです。

以上の理由から、腹直筋以外の筋肉も機能させながら腹筋トレーニングをしたいのですが、これがなかなか上手くいきません。

頭で考えてもどうすることもできないのです。

では一体どうやって、7つの筋肉全てを使って腹筋トレーニングをできるようにするのか。
それは、腹筋トレーニング中に、脇と股関節を使えるようになることです。

脇と股関節を使う

脇には前鋸筋と呼ばれる筋肉があります。この筋肉は外腹斜筋と繋がりがあるため、
前鋸筋を使いながら腹筋トレーニングができると、外・内腹斜筋から、体幹のインナーマッスルに繋がり、
7つに筋肉全てを使うことができるようになるのです。

そして、股関節を動かす筋肉が大腰筋です。
大腰筋はその他のインナーマッスルと繋がりがあり、更には背骨と腰の筋膜を介して外腹斜筋とも繋がりがあります。

そのため、股関節が使えても7つの筋肉全てが使えるのです。

脇と股関節を使えるようにする

脇と股関節、つまり、前鋸筋と大腰筋を使えるようにして、腹筋トレーニング中に首が痛くならないようにします。

そのために、以下のワークをおこなっていきましょう。

脇・みぞおち/背中・股関節/お尻のクロスポイントワーク

脇で前鋸筋、みぞおち/背中・股関節/お尻で大腰筋を刺激して、機能しやすい状態にします。

ワークのやり方は、この記事を参考にしてください。↓

クロスポイント〝セルフケアの基礎〟

2018.02.24
詳細な刺激方法は、LINE@限定動画でご確認ください。↓

クロスポイントの詳細な刺激方法

2018.05.11

脇から腕を伸ばす

前鋸筋を使って、腕を前に伸ばす練習をします。

  1. 仰向けに寝転がり、腕を天井に向けて、反対側の手で脇を触る。
  2. 肩を下げて、脇を締めたまま、脇から天井に腕を伸ばしていく。
  3. 脇で腕を支えたまま、元の位置に戻す。
  4. これを10〜20回繰り返す。

脇と股関節を意識して腹筋トレーニング

ツイストの腹筋トレーニングをおこなっていきます。

この時多いのが、肘と膝を近づける意識。
ですが、これだと首を痛めてしまうので、この意識ではなく脇と股関節を近づける意識でおこなっていきましょう。

最後に

脇と股関節の意識さえしっかりすれば、首は痛くならないので、
お悩みの方は、ワークをおこなった後、脇と股関節を意識したツイストの腹筋トレーニングをおこない、
使う感覚を覚えてください。

まとめ

  • 腹筋トレーニングで首が痛くなる人は、腹直筋に負荷が集中している。
  • 他の腹筋に負荷を分散することで、腹直筋の負担が軽減する。
  • お腹のインナーマッスルは、首のインナーマッスルと繋がりがあるため、お腹のインナーマッスルが機能すれば、首が安定する。
  • 脇と股関節を使いながら腹筋トレーニングができれば、7つの筋肉全てを使うことができるため、首を痛めない腹筋トレーニングができるようになる。

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