柴です。
ツボの中でも特に有名な足三里(あしさんり)。
このツボは、スネとスネの外側にある骨の出っ張りの間にあり、
- 免疫力アップによる病気予防
- 体力増強
- 足の疲れ、浮腫みの解消
- 胃腸の症状の緩和
など様々な効果があるツボです。
そんな足三里は、実は身体の動きを軽くするツボでもあります!
一体どういうことなのか。以下で解説していきますね。
足三里にある筋肉は様々な関節と繋がっている
足三里には前脛骨筋と呼ばれる筋肉があり、この筋肉は様々な関節と繋がりがあります。
まず1つは足首ですよね。前脛骨筋自体が足首をまたいで足に付着しているため、足首の動きに関係します。
そして2つ目は膝と股関節。前脛骨筋は太ももの大腿四頭筋と繋がりがあり、この筋肉は膝と股関節を動かす筋肉のため、この2つの関節と関係します。
3つ目は首。前脛骨筋は先ほどの大腿四頭筋、腹筋を介して首の胸鎖乳突筋と繋がっているため、首の動きにも関係します。
最後4つ目は肩。前脛骨筋は太ももの外側、脇腹を介して肩甲骨の前鋸筋や菱形筋と繋がりがあるため、肩の動きとも関係します。
このような繋がりがあるため、立ち姿勢や歩き方の癖など何かしらが影響して前脛骨筋が固まると、
足首・膝・股関節・首・肩と複数の関節の動きが悪くなってしまうのです。
ですが、逆を言えば前脛骨筋を緩めれば、これらの関節の動きはスムーズになります。
そのため、足三里をほぐして前脛骨筋を柔らかくすると、複数の関節の動きがスムーズになるため、身体が軽くなり楽に動けるようになるのです。
ただし、そのまま普通にほぐすだけだと不十分です。
何故なら、それだとまたすぐに固まってしまうから。そのため、ほぐした後、またすぐに固まらないように、前脛骨筋の近くにある筋肉の働きを高めていきます。
その筋肉とは、足裏のアーチを形成する後脛骨筋と長腓骨筋です。
前脛骨筋を固まりづらくする
前脛骨筋は身体の表面上にあるアウターマッスルで、アウターマッスルは近くにあるインナーマッスルの働きが落ちると、その分の仕事を補うため必要異常に働き、その影響ですぐに固まってしまいます。
前脛骨筋が固まる時は、大概近くにあるインナーマッスルの後脛骨筋と長腓骨筋の働きが落ちているため、前脛骨筋をほぐした後にこの2つに筋肉の働きを高めてあげると、前脛骨筋は必要異常に働かなくてすむため、固まりづらくなるのです。
身体の動きを軽くする2つのワーク
身体の動きを軽くする3つのワークをご紹介します。
足三里ほぐし
スネとスネの外側にある骨の出っ張りの間を指圧しながら、足首を動かしてほぐしていきます。
足関節の上ほぐし
足首に力を入れると出っ張る筋があり、これも前脛骨筋です。
この筋に親指を当てて、コリコリとほぐしていきます。
上記2つのほぐしの詳細は【LINE@登録者限定動画】でご確認ください↓
足裏のクロスポイント
クロスポイントとは、インナーマッスルを活性化させるツボみたいなもの。
クロスポイントの詳細はこちら↓
https://selfcare-lab.com/crosspoint-more-detail
足裏にあるクロスポイントを刺激することで、後脛骨筋と長腓骨筋の働きを高めることができます。
- 指を除いた足裏の真ん中に足裏のクロスポイントがある。
- そこを指圧し、指圧しているところから指を動かすようなイメージで、グーパーを10回おこなう。
- 指圧がやりづらければ、テニスボールなどの少し硬めのボールを当てて、同じようにグーパーをおこなう。
このワークも、詳細なやり方は【LINE@登録者限定動画】でご確認ください↓
まとめ
このように足三里は様々な関節の動きを良くするので、身体のケアをする時間があまり取れない時は、この3つのワークを試してみてくださいねー!
【本日の記事のまとめ】
- 足三里にある前脛骨筋は、足首・膝・股関節・首・肩と複数の関節と繋がっている。
- そのため足三里をほぐすと、複数の関節の動きがスムーズになるため、身体が軽くなり楽に動けるようになる。
- 足三里をほぐすだけでは不十分なので、近くにあるインナーマッスルの後脛骨筋と長腓骨筋の働きを高める。